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ライジングスター、チャン・ギヨンさんの初主演ドラマ「ここに来て抱きしめて」

「ゴーバック夫婦」、「私のおじさん」と心に響くドラマで脚光を浴びたチャン・ギヨンさん。彼の初主演ドラマが「ここに来て抱きしめて」です。サイコパスの息子という難しい役を熱演、今月1日には韓国のゴールデングローブ賞とも言われる百想芸術大賞で、新人賞を受賞!相手役のチン・ギジュさんも、名作「ミスティ」での助演が光っていた女優さんです。「ちょっと暗いんだけど面白いから観て」と友人に勧められたのですが、グッと引き込まれるストーリーで一気観してしまいました!カリスマ俳優、ホ・ジュノさんの存在感もものすごいです。次回作の「検索ワードを入力してください:WWW(原題)」(制作が「トッケビ」や「ミスターサンシャイン」と同じ!)も期待されている彼は、身長187センチのモデル出身で、制服姿がとにかく凛々しい!「大丈夫、愛だ」や「最高の結婚」でも目を引きました。ファッションブランドの広告モデルにも抜擢される26歳のライジングスターで、8月にはファーストファンミーティングも開催予定です!
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●「ここに来て抱きしめて」への出演が決まった時にどう思ったか教えてください。

ー僕にとってはとても大きなチャンスだったので、うまく演じたいという思いが一番大きかったです。

●台本を初めて読んだ時、これまでのドラマとはジャンル的にも
いろいろと違ったと思いますが、どういう印象を受けましたか?

ーとても惹きつけられました。「これは僕が演じなくちゃ」と欲が出て、急いでアクションを練習したりしました。

●演じられたチェ・ドジンというキャラクターは、どんな人物でしょうか。

ー警察官であり、殺人を繰り返すサイコパスの息子で、初恋の思い出を胸に秘めているというキャラクターです。

●演じたられた役にどう近づいていったか、人物設定や撮影前に準備したことなどがあれば教えてください。

ー僕が重点を置いたのは2つの雰囲気です。ナグォンといる時は初恋の初々しさや純粋さが感じられるまなざしやしぐさ、父親といる時はカリスマや強さがある。正反対のイメージなんです。そこに注目して見ていただくと面白いと思います。

●チャン・ギヨンさんは、まなざし、演技、ビジュアルの3拍子がそろった次世代スターとして名をとどろかせていますが、前作「ゴー・バック夫婦」や「私のおじさん(原題)」などへの出演で、ご自身は人気を実感していますか。

ーいちばん実感したのは、以前は中高生や若い女性たちが僕に気づいてくれたんですが、「ゴー・バック夫婦」のあと、年齢のいったおばあさんたちが「あら、もしかして…」「「ゴー・バック夫婦」見たわよ」と声をかけてくださった時です。泣きそうになりました。「これからは行動に気をつけなくちゃ」と思いましたし、おばあさんたちにも気づいてもらえて気分がいい一方で、高齢の方たちまで僕を知って、応援してくれるのだから、もっと一生懸命やらなくてはと思いました。人気を実感しているかと聞かれると、そのことがまず浮かびます。80代ぐらいのおばあさんが僕に気づいてくれた時のことです。

●本作で心に残るシーンやセリフがあったら教えてください。

ーそうですね…。子役を演じたナム・ダルムさんのセリフで「ごめん、好きになって」というセリフがあります。ナグォンの悲劇は僕のせいで…。とにかく好きになることは謝るようなことではないのに、謝ることしかできないという現実。初恋だとか人を好きになることは誰もが経験することなのに、なぜ僕たちだけがこんなに傷つかなくてはいけないのか。いちばん心に残るセリフは「ごめん、好きになって」です。

●最近では映画『人狼』やドラマ「仮面の王 イ・ソン」に出演のカリスマ俳優ホ・ジュノさん、それからヒョンムとナムを本当の家族のように守ってくれる、お母さん役のソ・ジョンヨンさんとの共演はいかがでしたか?

ー僕の母親役だったジョンヨンさんは…。すごいなと思ったんですが、カメラが回ると本当のお母さんのようになるんです。力を感じました。目を見ると涙が出るほどでした。僕が分からなかったり難しかったりすることを相談すると母親のように丁寧に教えてくれたので、後輩としてとてもありがたかったです。父親役のジュノさんも。最初はすごく心配していたんです。監督に「ドラマが進むにつれて父親との対立が激しくなるから準備しておけ」と言われてプレッシャーを感じていました。僕は「分かりました。頑張って演じます、監督」と答えましたが、すごく緊張していました。後輩に温かく接してくれる先輩はいても、実の息子のように声をかけてくれる方はなかなかいないと思うんですが、ジュノさんは僕が心配しているとそばに来て何でも教えてくれました。ジュノさんも忙しいはずなのに、自分のことは後回しにして後輩に優しく声をかけてくれる姿を見て、僕もいつかジュノさんやジョンヨンさんのようにならなくてはと強く思いました。

●チェ・ドジンとハン・ジェイはお互いをどう思っていたと思いますか。

ー2人の名前のとおり、ナム(木)とナグォン(楽園)※。ナグォンは僕にとって楽園のようなぬくもりを感じられる存在で、僕はどっしりした木のように守ってあげるというように、お互いに名前だけでも存在を感じられる。そんな気持ちだと思います。
※チェ・ドジンはユン・ナム、ハン・ジェイはキル・ナグォンとそれぞれ隠している本名がある。

●ドラマ「ミスティ」でも注目されたチン・ギジュさんとの共演はいかがでしたか。

ーチン・ギジュさんの存在がとても支えになりました。二人とも初めての主演でしたから、放送が始まる前からとても緊張して、「初回の放送を見られるかな」という話をよくしましたし、「見られそうにない」「ドキドキする」というようなメールもやり取りしました。だから相手がどんな気持ちなのかよく分かっていましたし、共感もしました。次の話の台本が出る度に「また泣くシーンだ」「うまくできるかな」など、いろいろと話しました。大変だというのは口に出さなくてもお互いに分かっているので、支えになりました。

●チン・ギジュさんとは台本読み合わせで初めて顔を合わせたんですよね。第一印象はどうでしたか。

ー前作を見てカリスマあふれる俳優さんかと思いましたが、会ってみるとすごく明るいエネルギーを持っている方でした。よく笑うので、つらくて疲れた時にギジュさんの明るさから力をもらえそうだと思いましたね。1話から16話まで頼もしい仲間が一緒だから、最後まで頑張れそうだと力をもらいました。

●では最後に、DVDを見る日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

ーこの作品は心が温まり、ロマンスや激しいアクションシーンもあるので、いろいろと楽しんでいただけると思います。応援よろしくお願いします。周りの人にも是非薦めてください!それから、サントラの曲を歌いました。そちらもご堪能ください。ありがとうございます。

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桂まり●かつらまり 韓流予報士(?)。温泉保養士。「SPUR」や「eclat」などで、トラベル、フード記事など担当するライター。趣味は各国で料理教室に行くこと。「専門外ではありますが、泣いて笑って癒される韓流ドラマのお勧めを不定期で紹介します」

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