「よーじや」といえば、あぶらとり紙ですよね。学生の頃、京都に行くという友人にまとめ買いして来てもらったことを思い出します。きっと皆さんも、このパッケージを手にとったことがあるのではないでしょうか。
でも「よーじや」はあぶらとり紙だけではないんです。オリジナル化粧雑貨、そして化粧品こと<美粧品>を数多く展開する女磨きブランドへと発展。今回の期間限定ショップでは、関東方面でなかなかお目にかかれない多彩なラインナップを実際に手に取り購入できます。というわけで偵察へ!
こちらの「まゆごもり」はボディケアライン。ヘアケア(シャンプー・コンディショナー 各¥1480)にボディソープ(¥1080)に入浴液(ボトルタイプ¥1800)……、とフルラインナップ。キー成分は繭からとれるシルクセリシン。たんぱく質の一種で肌なじみがよく、うるおいキープに長けているそう。髪からつま先までシルクでケアしたら、しっとりいい女になれるかしら。
こんな自然のままの軽石(¥320)も。コロンとしていて、なんだか癒される佇まい。角質ケアクリーム(¥1150)とセットで使えば、ゴチゴチかかとも怖くない。ボディタオルも絹、和紙(!)と2種類(絹 ¥2980、和紙 ¥930)。
そして後ろを振り返ったら……なんと鮮やかなフェイスカラー(全16色 各¥2300)がずらり! 紅梅色(こうばいいろ)に浅葱色(あさぎいろ)、菜の花色(なのはないろ)、雀色(すずめいろ→ブラウン、笑)と、色の名前を見ているだけでも楽しい! かなり鮮やかに見えますが粒子が細かいので、ぼかし込めば濃淡は自由自在。きれい色メイクも楽しめます。
ベースメイクもあるんです。超微粒子の「フェイスパウダーUV」(SPF17/PA++・レフィルは各¥3000)も、真珠(しんじゅ)の色、伽羅(きゃら)の色、雲母(きらら)の色、と素敵なネーミング。
ここでちょっとお勉強。「よーじや」は“國枝商店”の名で明治37年に京都で創業。花街があり、また芸能も盛んな街らしく当初は舞台化粧の紅や白粉、お歯黒などを中心に扱っていたそうです。美容アイテムがあふれるこの店頭! きっと美の最先端を届けてくれる、女性たちの憧れショップだったんだろうなぁ。
というわけで、ショップの一番奥には伝統に裏打ちされたハイクオリティな化粧筆がずらり。
美意識の高い舞台関係者さんや芸舞妓さんたちに愛され・ご贔屓にされるなかで、化粧に使うツールもブラッシュアップされたんでしょうね。用途によって筆に使われている天然毛も様々。こだわり・バリエーション・クオリティ、すべて一級品!
しかも驚いたことに、どんなに大きく立派でも4桁プライス。リス毛のフィニッシングブラシや毛量たっぷりのパウダーブラシ、正直2、3万円ぐらいすると思ったんですがなんと8千円台! これ、買いですよ。
さらにこちらでは、人気の「よーじやカフェ」のメニューから特製カプチーノやパフェも楽しめちゃうんです。欲張りな私は「わらびもちパフェ」の抹茶をセレクト(¥750・テイクアウト限定)。八つ橋のトッピングがいいですね。程よい甘さの抹茶アイスの中にはわらび餅&八つ橋のクラッシュがたっぷり! 満たされました~。
で、私が自分へのお土産に持ち帰ったのはこちらの「うるおいトライアルセット」<せっけんタイプ>(¥2770)。無香料・無着色・アルコールフリーで肌質を選ばず使えて、クレンジングミルクから保湿ジェルまでフルラインナップ。旅行にもぴったりでは。
期間中はこちら、日本の国花である「さくら」のあぶらとり紙も販売。1日300冊限定です!
新元号となり、皇居に近いこの丸の内界隈もきっと賑わうこの連休。お休みは都内でのんびり、という方は京都の伝統美の秘密を探りに、足を運んでみてはいかが?
●「よーじや 美粧品コレクション&カフェ in Marunouchi Happ.」
会場:東京・丸の内仲通り「Marunouchi Happ. Stand & Gallery」(東京駅丸の内南口そば)
千代田区丸の内2丁目5番地1 丸の内2丁目ビル 1F
期間:5月7日(火)まで
- WEB美容エディター 原田千裕
- ちょっとやそっとじゃ揺るがないのが自慢だった鋼鉄の肌に明らかな陰りが……ということで、アンチエイジングにフルスロットル中! そんな日々の中でキャッチした、アラフォー向けの“マーヴェラス”な美容トピックスをシェア。コスメも男性もお酒も“ディープで濃いめ”が好み。