ランコム
アプソリュ ジェル ウォッシュ(右) アプソリュ オイル イン ジェル クレンジング(左)
なので、上記のような症状を感知するたびに、小学校時代からすでに"発症"していた、という筋金入りの花粉症患者の友人に「もうこれ、確実に花粉症ってことでいいよね?」と同意を求めてみたことも1度や2度ではありません。だけど、そのたびにマスクとゴーグルで完全武装した彼女から「ううん、それ、違うと思うわ。いい? 花粉とはすなわち、お化けのようなもので、そこにいる、と気づかない人にはそれ以上近づいて、悪さをしようとは思わないの。だから、ちょっとぐらい目がかゆくても、鼻がつまっても、それは勘違いだと思うといいわ。とにかく、絶対にヤツらの存在を認めてはダメ! 認めた瞬間にとりつかれ、そうなったら最後、長い闘いが始まるのよ」とか、根拠不明ながらも妙に説得力のあるおどろおどろしい論をすっぱく説かれ……。結果、多少お目々がショボろうが、お鼻がブビブビと音を立てようが、気のせい、気のせい、と見ないフリを決め込みこれまで生きてきたのです。
が、花粉の飛散量、半端ナシ! とあちこちでささやかれた今年の春。お目々やお鼻のプチ不調に加え、お顔に突然の耐えがたいかゆみとナゾのブツブツ症状が出て、2週間ほど何をやっても治らない、という異常事態が発生しました。これが以前、夏に太陽アレルギーにやられた時と酷似した状況であることに思い至り、これはもう、いよいよ来たね……、と大至急友人にLINEにて「発症宣言」を送信。花粉症のベテランにこれからの"長い闘い"への心構えなどをうかがうべく、3日後に会う約束をしたのでした。
ところが当日、待ち合わせの店に着き、慣れないマスクをはずした私の顔を見て、ベテランは言ったのです。「ちょっと! ブツブツはどこにあるのよ? つか、むしろなんだかいつもより肌がつるっとしてるじゃない。お目々もぱっちりしてるし、花粉症を名乗るとか100年早いわね。まだまだ仲間には入れられないわ」と……。
お説ごもっとも! 実は彼女にLINEを送ったその夜、ピリピリと不快なかゆみを少しでも忘れたくて、こちらのバラの香りのひんやりクレンジングコンビを使ってみたところ、翌朝から肌の調子がV字回復を見せ、それまで毎日、花粉飛び散る通勤路を通って、会社に着いたあたりから出現していたかゆみ&ブツブツもウソのように影を潜めていたのでした。その後も毎日使い続けているせいか、かゆみもブツブツも再発することはなく、肌調子はすこぶる上々。やだ! すごい! スキンケアの基本中の基本である"洗顔"さえきちんとできていれば、肌はキレイに保てる、とはよく言うことですが、これほどまでにその偉力を感じたのは久しぶりでした。
"落としもの"としては少々ゴージャスなプライスですが、花粉だけでなく、毎日毎日、目に見えないいろいろな粉塵状の"お化け"に囲まれて過ごす肌を癒す強力な"お守り"と考えれば安いもの。これくらいの贅沢を自分に許してあげるのが大人の女としての正解か、と思いました。
ビューティエディター ハラチノ
キレイを育むうぬ惚れの一番の糧は断然、人からのアプローズ=ほめ言葉。マリソルのビューティエディターハラチノが、そんな言葉を採取解説!