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ひとり遊びが得意な会社員。韓国料理を求めて新大久保に出没しています。

My favorites:趣味 = バレエ、旅行、食べ歩き、ダイエット 好き = 猫、タイ料理、マカオ 得意 = 韓国語

身長:167cm


一皿で三度美味しい、ウィーン名物・幸せのスープ。

オーストリアに通い始めて3年。今のところわたしのNo.1!なウィーンのごちそう料理をご紹介します。皇帝も愛した味だとか。
オーストリア料理ってそれなりに美味しいんですけど
ドイツ料理に似て、
肉!小麦粉!クリーム!どーんっ!
っていう感じで、日本人の胃には正直ちょっと重いのですよ……。
ドイツ料理 オーストリア料理
こういう感じよね。これはこれで美味しいんだけどね。
やっぱり食はラテンの国かアジアだわよね〜、と
オーストリアに対する食の期待はほぼ皆無だったのですが、
出会ってしまいました……。

◼︎ターフェルシュピッツの名店『プラフッタ(Plachutta)』

「ターフェルシュピッツ」とは正統派ウィーン料理で、
牛肉と根菜をコトコトと煮込んだスープ兼、肉料理。
ハプスブルク朝実質最後の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の好物だったことから
なんとなく高貴なイメージがありますが、
実際はわりとどこのレストランにも置いてある
オーストリアの定番メニューです。
でも、だからといってどの店で食べてもOKというわけにはいきません!
材料と調理法がシンプルなだけに、
厨房の実力が、味に直結してしまうから!
そんななか、“ターフェルシュピッツの最高峰”との名声高いのが、
ウィーン市内に4店ある『プラフッタ』。
ウィーン オーストリア プラフッタ
やや高級レストランに分類されます。
ここのターフェルシュピッツは、
まず見た目からして迫力満点!
注文すると、巨大な真鍮の鍋が
テーブルの真ん中にドーン!とサーブされます。
おもしろいのが、その食べ方。
まるで名古屋のひつまぶしみたいに、
一品で三段階の食べ方を楽しめるんです。
ウィーン オーストリア プラフッタ
鍋の中になぜかおたまが突っ込まれたまま。外国ならではの豪快さにテンションUP⬆︎
◼︎其の一、スープを味わう
まずは、具材が入ったカップの中に
お鍋からスープをなみなみと注いで
牛肉の旨味をじっくりと味わいます。
具材は数種類から選べますが、
この日はクレープを細切りにしたような「フリッターテン」を。
ウィーン オーストリア プラフッタ
野菜もたっぷり。食事の初めに温かいスープを食べて胃の準備運動をします。
湯気でさえいい香りがするスープには
脂がキラキラ光っていて、
普通のコンソメ以上にこってりした味わいなのに、
後味はしつこくなく、むしろ香ばしくて
いつまでも口中で楽しんでいたい感じ。
これ以上美味しいスープに、この先の人生で出会えるのだろうか?
と心配になるほどの、素晴らしい味わいです。
◼︎其の二、骨髄をトーストに塗る
スープを食べ終わったら、ウエイターさんが
お皿にお肉や付け合わせのソースを手際良く盛ってくれます。
ウィーン オーストリア プラフッタ
綺麗に盛られたお皿。ウエイターさんが全部やってくれるのでお任せして。
次に食べるのは骨髄。
コロンと置かれた骨の中にナイフを入れて、
バターをすくう要領で骨髄をすくい、
薄いトーストに塗っていただきます。
日本では食べることのない部位なので
どんな味なのかしら……と恐る恐るでしたが、
サラッとしたパテのような味わいで、
口の中でスッと溶けて、なくなってしまいました!
◼︎其の三、牛肉を変わりソースと一緒に噛みしめる
骨髄は冷めると白く固まってしまうので
なるべく早く食べてしまい、
最後は大きな牛肉の塊を、お好みのソースと一緒に楽しみます。

ソースはリンゴ×ホースラディッシュ、ほうれん草、
パンの3種類。

珍しいのはパンで、「センメル」という、
ちょっとバゲットのような味わいの白パンを
何かで(何かは謎)ふやかしてソースにしています。

塩味が強めで、わたしはこのソースが一番お肉に合うと思います。
ウィーン オーストリア プラフッタ
この豪快さ見て!食べても食べても減りません。
あんなに強い出汁がスープに出てしまっているにも関わらず
まだまだしっかりとした旨味が残る牛肉。
とろけるような柔らかさと調味の絶妙さに
さすが肉食民族の技……と感心してしまいました。
ウィーンに美味しいお店はたくさんありますが、
これまでの経験上、たぶん『プラフッタ』を超える店はそう無いはず!
ウィーン旅行の際は、騙されたと思って
ぜひ食べに行ってみてください。
(パッケージツアーでご飯は全部付いてるのよー、
という人は、食後に2軒目として行っても決して後悔しません!)
人気店なので予約がベターです。
ウィーン オーストリア プラフッタ
ウィーン国立歌劇場近くの支店には音楽関係者もよく来るのだそう。この日は歌劇場の芸術監督が来店していたそうです。さすが音楽の都。

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