湿気が多くなるシーズン。うねりがひどくなり、もはや髪のまとまりはお手上げ状態? そんなアラフォーの「うねりグセ」を少しでも扱いやすくするための、プロのテクを集めました!
■あなたはどっちの髪質? まずは診断してみよう!
ぺたんとうねる
雨の日や、汗をかいた後、髪のトップはつぶれるのに全体の毛はうねる。
広がってうねる
湿気を感じると髪全体を膨張し、うねりが一層ひどくなるタイプ。
☆お話を聞いたのは…
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美容師・ヘアアーティスト masatoさん
中目黒と自由が丘でサロン『marr』を主宰するほか、雑誌や広告でも活躍中 -
美容師 CHIEさん
マリソル世代から人気のサロン・代官山『PearL』主宰。ヘアケアにも精通
うねり髪の〝タイプ〞を知り髪質に合うケアを!
マリソル世代の顧客を多く抱える2人の美容師に、大人のうねり髪の対処法について聞いてみた。
「大人の女性になるほど、髪はうねってしまうものです。その原因は様々。もともとのくせ毛もあれば、髪が乾燥して水分の影響を受けやすくなっていたり、頭皮のたるみにより毛穴の形が変わり、伸びてくる毛の形状が変形してしまう……いろいろなケースがありえますが、主な原因は髪と頭皮のエイジングです」(masatoさん)
「アラフォー女性は、確かに以前よりもうねりが強くなってる現状に気づいてます。気づきながらもどんなケアが必要かわからず、今までのお手入れを続けている女性が多いんです。お客さまからも『今までと同じシャンプーやスタイリング剤じゃダメなの?』とよく質問されますが、声を大にして〝ダメなんです!”とお伝えしたい」(CHIEさん)
では、具体的にはどんな対策が必要なのだろうか?
「むずかしいことはありません。日々のシャンプーから見直すことです。今の髪に足りないもの、うねりを発生させる要因となるファクターを入れないように補強することが最優先!」(CHIEさん)
「後はうねりの大敵、湿気が入りにくいようキューティクルを整えるドライ法やスタイリングをすること。うねりの根本解決はむずかしいけれど、ヘアケアとスタイリングの2方向で対処すれば、扱いやすさは段違いに変わってくると思います!」(masatoさん)
■うねり髪のメカニズム
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湿気に弱い髪の内部結合がはずれ、ずれた状態で結びついてしまっているため髪がうねる
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髪の内部結合がまっすぐにつながり、ストレートな髪をキープできている状態
エイジングでうねる
髪の断面図断面がゆがんだ楕円状になり、キューティクルも弱くなり湿気に負けやすい
頭皮のたるみによるうねり髪は…
毛穴がゆがむことで、生えてくる毛自体が曲がってしまう。顔まわりなどに多い