美女組No.141 カキノキのブログ
美女組:No.141 カキノキ

No.141 カキノキ

弁護士、顔タイプアドバイザー

地方都市で十数年間弁護士をしている3児の母です。

趣味は読書とラジオを聴くこと。
アラフォーになり、これまで好きだったファッションが似合わなくなるおしゃれ迷子を経験した結果、「似合う」とは何かを突き詰めて、顔タイプアドバイザーの資格を取りました。
日々おしゃれ精進中です。

Instagram:kakinoki141

今、韓国文学がアツい!エンタメもフェミニズムも、韓国の今がここにある。

韓流ドラマもK-POPも全くハマらなかった私ですが、最近、韓国文学に夢中です!
 韓国に行ったこともなければ、韓国文化として知っているのは食文化ぐらい・・・、だったのですが、最近、韓国文学の大ファンになりました。

 もともと活字中毒気味で、常に本が手放せないくらい本好きなんですが、読むのは日本文学が中心でした。翻訳は年に十数冊読むかどうかくらいの私が、韓国文学に手を出したのは、この本がきっかけでした。
 「82年生まれ、キム・ジヨン」
 (チョ・ナムジュ著、斎藤真理子訳)
今、韓国文学がアツい!エンタメもフェミニズムも、韓国の今がここにある。_1_1
 昨年から日本でも爆発的なブームになっているので、既に手に取られた方もいらっしゃると思います。
 韓国では100万部突破、日本でも、昨年末の発売から既に8万部を突破しているベストセラーです。
 82年生まれと言えば、まさにマリソル世代。そして、「キム・ジヨン」とは、韓国のこの世代で一番多い名前だそうです。
 同年代を生きる韓国人女性が、ごく普通に生きてきただけなのに、様々な場面で直面せざるを得なかった女性差別に疲弊し、精神のバランスを崩してしまう・・・。
 決して韓国特有の問題が扱われているわけではなく、舞台を日本に移し替えても、何ら違和感のない作品です。
 私たちが無意識に、仕方のないこと、と受け止めてしまっている女性差別を鮮烈に意識させてくれます。
 そして、ラストの一文が、背筋を凍り付かせるほど怖い・・・!こんなに恐ろしいラストは、どんなホラー小説でも味わったことがありませんでした。人が無自覚に行っている差別の非情さが、簡素な一文から浮き彫りになる、この手腕の鮮やかさ、ぜひ読んで味わっていただきたい!
 まさに、今の時代のフェミニズム小説最前線といえるでしょう!
 次に紹介するのは、「フィフティ・ピープル」(チョン・セラン著、斎藤真理子訳)
 こちらは、人間ドラマに満ちた、切なくも楽しく読める連作短編集です。
今、韓国文学がアツい!エンタメもフェミニズムも、韓国の今がここにある。_1_2
 50人の人々がそれぞれ主人公となる短編が、お互いに絡まり交わり合い、読んでいくうちに、現代社会というものがどのような人々から成り立っているか、見えてくるような作品です。
 エンターテイメント要素も強く、文章もとても読みやすいので、翻訳小説の独特な言い回しが苦手な人も気軽に読めます。
 一つ一つの短編は非常に短いので、毎日少しずつ読み進めるのもおすすめ。
 今の韓国社会の日常を知りたい方にもぴったりだと思います。
 最後にご紹介するのは、「ヒョンナムオッパへ」(チョ・ナムジュほか著、斎藤真理子訳)
今、韓国文学がアツい!エンタメもフェミニズムも、韓国の今がここにある。_1_3
 「82年生まれ キム・ジヨン」の著者チョ・ナムジュほか6名の若手女性作家による短編集です。
 副題に、「韓国フェミニズム小説集」とあるように、テーマはフェミニズム。
 といっても、堅い話ではなく、恋愛小説風、ノワール風など、作風は違えど読みやすい7作。通底しているのは、女性であることによる生きづらさだと感じました。
 
 今回3冊をご紹介しましたが、今、書店でも韓国文学コーナーが目立つ場所に設置されるなど、空前の韓国文学ブームが来ています。
 私も、まだまだ読みたい本がたくさんあります!
 世界的な潮流となってるフェミニズム文学についても、日本と同じかそれ以上に盛り上がっていますし、楽しく読めるエンタメ小説も次々と翻訳されて、手に取りやすくなっています。
 ぜひ皆さんも、韓国文学の世界を味わってみてください!

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