宙組・真風涼帆さん「役から離れて、一度自分をリセット。自宅で過ごす時間が大切です」【宝塚スターの幸福時間】

2017年1月11日
観客に夢と高揚感をくれるスターたち。その彼女たちにとっての、幸せな時間とは?舞台では見られない、素顔を少し拝見!

短い時間でオンとオフを切り替える、自分なりの方法があると安心です

 スラリとした男役がそろう宙組の中でもひときわ手足が長く、肩・背中に表れる骨格の美しさはたぐいまれ。華のある立ち姿と繊細かつ深い表現力で物語に引き込む、観る人を釘づけにする男役スターだ。

 そんな真風涼帆さんの“幸福時間”は自宅で過ごす時間。
「公演前は夜遅くまで稽古をする日が続き、自宅に帰ったら寝るだけという生活になるのですが、寝る前のわずかな時間の過ごし方が大切です。散らかった部屋ではくつろげないので、忙しい時期こそ、朝、片づけを簡単にすませて出かけるようにしています。最近、サンスベリアという観葉植物と、多肉植物の鉢植えも置いています。手間いらずで丈夫に育ち(笑)、緑の癒し効果をしっかり発揮してくれています」

 帰宅後即、くつろぎつつ、その日の自分をいったんリセットする。
「その時に取り組んでいる舞台のことだけを考えて一日が終わることが以前はよくありました。でも、考えすぎると煮詰まったり、追い込まれたりすることが経験でわかってきたので、あえて役から離れ、ほかのことに目を向けるのもよいかもと思うようになりました。短時間でもテレ
ビのニュースを見たり、作品とは関係のない音楽を聴いて、頭の中も気持ちもリセットして、お風呂に入って、眠りにつきます。ただしベッドに入る直前に、今日、気になったセリフを見直すなどワンポイント、復習します。小心者の私はこれで安心して、幸せな気持ちで眠れます。記憶は寝ている間に定着するという説もありますし(笑)」

 初舞台から10年以上、経験を積むほどに、自分のことだけでなく、宝塚全体に思いはいたる。
「上級生からいただいた言葉の中で、厳しいものほど、後々私の中で力になっています。自分が上級生になった今、言いにくいことを言うつらさも実感しますし、ほめて育てるのが今の傾向ですよね。でも、人の心を動かす舞台を作るにはやはり厳しさは必要ですし、鍛錬の先にこそ成長がある。そのことを百年以上にわたり、上級生が労力を惜しまず、愛情をもって下級生へ伝えてきたのが宝塚かなと思うので、そんな“宝塚らしさ”を大事にしていきたいです」
Profile
まかぜ・すずほ
熊本県出身。2006年、星組に配属。15年、宙組に組替え。主な出演作に『ヴァンパイア・ サクセション』『Shakespeare〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉~』『エリザベート―愛と死の輪ロンド舞―』など



Next Stage!

©宝塚歌劇団

★ミュージカル・コメディ 『王妃の館 -Château de la Reine-』

スーパー・レビュー 『VIVA! FESTA!』

浅田次郎原作の小説を舞台化。ルイ14世が残した『王妃の館』は今や経営難に陥った高級ホテル。そのホテルで作家・北白川右京、旅行代理店の女性社長・桜井玲子らが繰り広げる騒動がコミカルに描かれる。主演:朝夏まなと 実咲凜音 真風さんはルイ14世の役で出演。
2017年2/3~3/6:宝塚大劇場 3/31~4/30:東京宝塚劇場

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