旧朝香宮邸を美術館にしており、企画展や庭園散歩が楽しめるゆったりくつろげる美術館です。
現在開催中の「1933年の室内装飾 朝香宮邸をめぐる建築素材と人びと」は、旧朝香宮邸の建物自体を解説した企画展。
朝香宮家は、久邇宮朝彦親王の第8王子鳩彦王が1906年に創立した宮家で、アール・デコの洋式が積極的に取り入れられた邸宅です。
主要な部屋の設計をフランス人装飾美術家アンリ・ラパンに依頼し、日本側では宮内省内匠寮の技師、権藤要吉がその設計に取り組みました。
シャンデリアやガラス装飾、壁紙、タイルなどアール・デコが好きな方はとても心地良く過ごせる展示の数々。
普段は公開していない3階のウィンターガーデンも見ることができます。
晩夏のひととき、ゆっくり美術館で建物を楽しむのはいかがでしょうか。