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【後編】スタイリスト村山佳世子の「40歳からの新名品図鑑」

人気スタイリスト村山佳世子がアラフォー世代に届けたい真の名品とは? まさに一生ものと呼べるアイテムだけが集結。
むらやま・かよこ●文化服装学院スタイリスト科卒業後、アシスタントを経てスタイリストデビュー。25年以上、集英社の雑誌を中心に第一線で活躍する。その審美眼とセンスで、読者はもとよりファッション業界や人気モデルたちからも、圧倒的な支持を集めている

40歳から手に入れたい名品たち

身につけるだけで着る人の存在感をぐっと引き立ててくれるのが「村山名品」の特徴。シンプルなデザインの中に潜む、"ひとさじのモード感"がその秘密。

Maison Margiela

メゾン マルジェラのタビ

普通の服に特別感を添えてくれるモードな靴

ファッション業界の人たちが、こぞって愛用しているメゾン マルジェラの「タビ」シューズ。私も以前からバレエシューズをヘビロテユースしています。この上質なカーフレザーのローヒールブーツも、即、手に入れました。シンプルな服を格上げしてくれるモード感は秀逸! まさに一度履いたら手放せなくなる完成度です。一見、クセが強い靴ではありますが、40歳を過ぎて、"普通の服だけでは、なんだかもの足りなくなってきた"と感じている女性には、最適なチョイスなのではないでしょうか。(村山さん)

メゾン マルジェラのタビ
メゾン マルジェラを代表するアイコニックな「タビ」シューズ。1989年に初めて発売されて以来、進化し続けるこのシリーズは、現在ではメンズモデルも登場し、定番のアンクルブーツやバレエシューズ、スニーカーからローファーまで豊富なスタイルで展開している。

「タビ」ブーツ(ヒール3 ㎝)¥130,000/メゾン マルジェラ トウキョウ(メゾン マルジェラ)


SUNSPEL /J&M DAVIDSON

サンスペルのメンズTシャツとJ&M デヴィッドソンのベルト

レディスだけにこだわらず、メンズ服がもつ底力を取り入れる

40歳を過ぎたある時から、"レディスにこだわることはない"という発想が自分の中で芽生えました。そのきっかけとなったひとつが、サンスペルのTシャツです。気に入った素材のTシャツがメンズの展開しかなくて。着てみるとゆるっとしたこなれ感の虜になってしまいました。デヴィッドソンのベルトはユニセックス。レディスのベルトにはない存在感で、着こなしの格を上げてくれます。メンズやユニセックスアイテムをうまく取り入れるには、レディスとメンズ、どちらも展開しているブランドをチェックするのがポイントです。(村山さん)

サンスペルのメンズTシャツとJ&M デヴィッドソンのベルト
1860年にアンダーウエアメーカーとして創業したサンスペル。世界のセレブリティから愛されている。

Tシャツ(白、ネイビー)「Q15 Distressed CottonT-shirt」各¥10,000・(グレー)「Organic Cotton T-shirt」¥10,000/サンスペル 表参道店(サンスペル) J&Mデヴィッドソンは、1984年にイギリスで誕生したレザーグッズブランド。この秋から新デザイナーが着任し、さらに注目が集まる。ベルト「ENVELOPE BUCKLE TIP END 30MM」各¥44,000/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン)


SMYTHSON

スマイソンのノートブック

贈り物にしても喜ばれる最上級の英国手帳

シンプルさとノーブルな雰囲気が共存するスマイソンのレザーグッズ。さすが英国王室御用達ブランドです。バッグから小物まで、アイテム展開が多いスマイソンの中でも、私が偏愛しているのが手帳。スケジュール帳はもう9 年間、色を変えて同じサイズをリピート使いしています。正直言うと、消耗品にしてはかなり高価! でも、人がこの上品な手帳に文字を書き込んでいる姿や、薄いブルーの紙をめくる音を聞くのも大好きで、贈り物にすることも多いんです。(村山さん)

スマイソンのノートブック
1887年、ロンドンで創業。羽のように軽いフェザーウエイト紙を使用した手帳とノートブックは、多くの文化人に愛される。今回は3 種類の大きさのノートブックをセレクト。

ソーホーノート(大、幅14×高さ19㎝)各¥23,000・パナマノート(中、幅9 ×高さ14㎝)各¥8,000・ウェイファーノート(小、幅7 ×高さ10.5㎝)¥8,000/ヴァルカナイズ・ロンドン(スマイソン)

Valextra

ヴァレクストラのレザー小物

バッグの中には色っぽいエレガント小物を忍ばせて

メンズライクな服やアイテムが好きな私ですが、バッグの中の小物くらい女らしくて色気があるものを選びたいと思って(笑)、長財布、小銭入れ、名刺入れを、ヴァレクストラのレザー小物でそろえています。こうして並べてみるだけでも、そのエレガントさが香り立ってくる。色展開が豊富なのも魅力で、私はニュアンスのあるベーシックカラーを愛用しています。先ほど女らしいと言いましたが、ヴァレクストラの小物はユニセックス。でも、男性が持っていても色気を感じます。(村山さん)

ヴァレクストラのレザー小物

1937年、ミラノで創業。イタリアの職人技術に支えられたレザーグッズが世界中の人々を魅了する。

(上から時計回り)メガネケース¥45,000・名刺ケース¥39,000・パスポートホルダー¥36,000・6 フックキーホルダー¥36,000・ラウンドジップウォレット¥125,000・ジップカードホルダー¥59,000・6 フックキーホルダー¥36,000・バーチカルウォレット¥68,000/ヴァレクストラ・ジャパン(ヴァレクストラ)

【Marisol9月号2019年掲載】撮影/長山一樹(S-14) ヘア/shuco(3rd) メイク/小森由貴 スタイリスト/村山佳世子 モデル/竹下玲奈 取材・文/磯部安伽 撮影協力/バックグラウンズファクトリー

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