「流行を弄ぶ」の精神で、新しい顔に挑戦!
秋は目もと勝負。キラーカラーを使い倒す!
「今秋はアイメイクが主役」と神崎恵さん。「パレットを見ていても、新しい色、潔い色がいっぱい出ていて、すごく変わったという印象です」。神崎的キーワードは、“キラーカラー”。「例えばイエローのように、一瞬とまどって、絶対つけられないと思う非日常的な色がキラーカラー。そういう色をまとうと、メイクの可能性が広がるし、大人の新しい顔発見! となるんです」。上の写真のメイクでもイエローを目もとに。「一見、むずかしそうですが、今年の黄色はくすみ感があるので、ニュアンスが出るし、肌色も沈みません」
また、リップのイチ押しもイエローベージュ。「この色、つけると、しゃれますよね〜。顔も服も、とたんに洗練される。今までリップでここまで黄みがかった色はなかったけれど、40代がちゃんとキレイに見えるのがいい。こういう色をあえて基本色として使うのが新鮮です」。神崎さんは、目と唇をワントーンでまとめて品もキープ。また、チークとネイルには血色感をプラスするのが、全体のバランスのカギなのだとか。
「とにかく今季は流行を楽しんでほしい。流行を追うのではなく、“弄(もてあそぶ)”。取り入れて、違う気分になったら離れるの精神で。同じ顔で何十年も生きるのか、新しい顔を手に入れるのか……」。そう、この心意気がキレイをつくるのだ。
最旬イエローの目もとを主役に。今期の〝美バランス〞はこれ!
<アイシャドウ&チーク>
秋、一番の注目株、イエローシャドウであかぬける
くすみイエロー&柿色とクールなグレーの出会いが新しい。今回はイエローを上に幅広く、下に柿色を入れて。ヴォランタリーベイシス アイパレット 06¥6,200/セルヴォーク
ほんのり〝気配チーク〞で目と唇をつないで
大胆なアイとリップを調和させるのは、かすかに色の気配を感じるチーク。オレンジの血色感が目と唇の仲を取りもつ。チーキーシークブラッシュ 21¥3,000/THREE
<アイライナー&マスカラ>
ライン、眉、マスカラは一歩引いてこそ吉
シャドウの色がきわだっているのでラインは引き算してブラウン。眉はさりげなく、クリアマスカラでフサフサ感を。(右から)ノーパールで色の力がストレートに伝わるブラウンライナー。ハイピグメント ロングウェアアイライナー 8194¥3,000/NARS JAPAN つややか透明アイブロウは小ぶりブラシの使いやすさもキモ。クリア アイブロウジェル¥3,500/アンプリチュード 太さを出しながらも品格ある大人のまつ毛をつくるボリュームマスカラ。ル ヴォリューム ドゥ シャネル 90¥4,200/シャネル
<リップ>
絶対おしゃれになる黄みリップ。私が保証しちゃいます!
赤みを抜いたイエローベージュリップには、ネイルで血色感を意識。(右から)透明感があるから抜けもある。ラ ラッククチュール 119¥3,200/イヴ・サンローラン・ボーテ オークル系の日本人の肌に合う黄みリップ。モイスチャー リッチ リップスティック 12¥5,000/SUQQU