"5年前よりキレイ"を最も左右するのが肌。だから、エイジングが進むアラフォーはスキンケアの見直しこそ急務。奇跡の美肌を自ら育て上げた、ひろ美流40代ケア術を伝授。
美容家 小林ひろ美さん
「いろいろなところが滞り始めるアラフォーは、いつものケア=老けるという方程式が当てはまってしまう年代ですね」とひろ美さん。だから大切なのは、毎日のスキンケアの立て直し。
「40代ぐらいになると、あれもこれもやってみたという悪い意味でのこなれ感が出てきてしまう。実はそれが落とし穴。フレッシュであり続けるためには、新しい風を吹かせて意識を入れ替えることが大事。スキンケアも違う戦法をとる必要があると思いますね」
目ざすのはスキンケアがちゃんとめぐっている肌。常に肌表面がしっとりうるおっている肌。スキンケアを見直して肌に新しい風を!
「そのためには“落とす・うるおす・閉じ込める”基本のきを見直すこと。さらに、それだけではもの足りない肌になりがちなので、プラスαのケアを加えること」
でも、“〜しなければならない”という縛りは禁物。 「ストイック&マニアックは続かない。スキンケアは一過性にしちゃダメなんです。どうやったら続くか、自分のキャラを見極めて、ケアが楽しい時間になる工夫をすることですね。私は面倒にならないようケアは基本3分以内にしているし、心が上がる香りを選んだり、大好きな音楽をかけたりして楽しんでやっています。もうダメという後ろ向き発信ではなく、やりたい! という意識で。その差が、実は本当に大きいんですよ」
常識
■歳を経ても変わらない、〝基本のき〞をまず見直す
「基本の中でも一番大切なステップ。汚れやメイクなど不要なものが肌に残っていてはどんなに与えてもめぐりません。アラフォーになったら、肌に負担をかけずきちんと落とすいたわりクレンジングを」
「大切なのは肌の奥深く隅隅までうるおいを浸透させること。アラフォーは肌自体の浸透性が低下してくる年代なので、なじませ方やコスメ選びをもう一度見直して。浸透したかどうかのチェックも必ず」
「肌の表面は、つけた直後だけでなく、朝起きた時も日中も夕方も、常にしっとり湿った状態であるのがベスト。そのために欠かせないのがクリームでのフタ。これがないと、うるおいがめぐりません」
■アラフォーからは〝基本のき〞に4つの新しいケアを加えて
「朝晩、きちんと洗顔していても、代謝が低下しがちなアラフォーは、不要な角質がたまりがち。なので、週に1〜2 回、角質ケアでリニューアルを。吸い込みが違います」
「さまざまな肌悩みが気になるアラフォー。シンプルな3 ステップだけではもの足りないことも。そこで、プラス美容液。効かせたいところにきちんと届くテクニックもマスターして」
「肌への引き込み力もアラフォーになるとぐんと減退ぎみ。だから、ブースターなど引き込み力をサポートするコスメをプラスするというのも手。浸透力が高まればケアの効果も倍増」
「老けは目もとから到来するので、アイケアも意識して。ケア効果に加えて、瞬時に目もとを明るくしたりシワを飛ばして見えたりするコスメがあると、気分もぐっと上がります」