「親身な回答がしみる」と評判の「大人のカウンセリング室」。神崎恵さんと小田切ヒロさんのおふたりが、交代で読者のお悩みに答えます。今回はエイジングの受け止め方について。
お悩み:「最小労力で最大限のキレイを得るには?」
(40歳・会社員・既婚・子供1人)
回答者はこの人! 神崎 恵さん
■神崎恵さんの回答:手をかける時間とキレイはイコールでないと知って
私も長男を出産したころには、このかたと似た状況でした。若かったけれど、顔が土色でパサパサで。だけど、お手入れする時間はもちろん“気力”がない。そして鏡で土色の顔を見て、さらに滅入って……。そこでどうしたかというと、思いきって当時話題だったドゥ・ラ・メールのクリームを買って、それだけを塗るようにしました。すると肌が明るくなって、手ざわりも変わって、自信もアップ。改めて美容と向き合う気力がわいてきたんです。だからまず「フルライン使ってていねいにケアしないと絶対にキレイになれない」という考えは捨てて。手をかける時間とキレイを結びつけて考えないことです。できるだけ楽な形で「自分の可能性を信じられる」よう、使う化粧品を工夫する。例えば美容液なら1万円以上のものを買うと、実感が得やすくなるから、惜しまず投資。「これを塗ったら絶対に肌がよくなる」という夢や安心感も含めて買うんです。効くと思って使うと違うし、毎日、効いているかどうか確かめたくなるし、そうして「肌がよくなった」と思えたらしめたもの。
女なら、鏡を見て悲しくなる瞬間があること、よくわかります。私も今でも、「自分がみすぼらしいな」と思う日はいっぱいあります。人間ですものね。ただその気分に浸り続けていても何も変わらないから、そういう時は「そろそろ本気出すか、私。出せばすごいんだから」と思う(笑)。元気が出るし、心にゆとりが生まれます。また何も手を打たなければ、みじめになる一方なので、肌がキレイに見えるファンデーションを使ってみるとか、似合う服を着てみるとか、あの手この手でみじめさから抜け出す方法を探すといい。育児中なら、だんなさんに2〜3時間お子さんを見てもらって、自分だけの時間をもつのもいいかもしれませんね。
大丈夫、子育ての時期は思っているよりずっと早く過ぎていきます。私なんて、昨日産んだと思うくらいなのに、子供は19歳ですから(笑)。「そろそろ本気出す」と思いながら、心を楽にもって、今を賢く乗りきってくださいね。
■美の処方箋:「これだけつければ大丈夫」な クリームを手に入れる
〜 ドゥ・ラ・メールの クリーム 〜
1日2回
お手入れの気力がない日に