(右)シャトー・ムーラン キュヴェ・ピヴェール 2011
(左)シャトー・ジャンフォー シャトー・ジャンフォー ルージュ 2015
(左)オーナーは元熟成用樽メーカーの経営者。テロワールワインに魅せられて造り手に転身し、自然なワイン造りをする。最近は畑をビオディナミに転換。メルロー主体、カベルネ・フラン。果実の甘味にスパイスが混ざった上品な香り、エレガントでしなやかな力強さが秘められている。750㎖¥4,200(希望小売価格)
「ボルドーのクラシックな料理に、セップのボルドー風というものがあります。セップとはヨーロッパで人気のきのこで、エシャロットと一緒にシンプルにソテーすると、素材の味や香りを存分に楽しめます。その料理を、肉厚でうまみたっぷりの日本のしいたけでアレンジ。簡単なのに味わい深い一皿になって、ボルドーの赤との相性は抜群! いくらでも飲んでいられる組み合わせですね(笑)」
【レシピ】しいたけのボルドー風
【材料】(2人分)
しいたけ 6個
A
にんにくのみじん切り 1かけ分
エシャロットのみじん切り(あれば) 20g
オリーブオイル 大さじ1
バター 大さじ1
塩・こしょう 各適量
パセリのみじん切り 大さじ1
【作り方】
1. しいたけは石づきを取って傘と軸に分け、傘は半分に切り、軸は縦半分に裂く。
2. 冷たいフライパンにAを入れて弱火で熱し、にんにくの香りが出てきたらバター、①を入れて塩、こしょうをふる。しいたけに火が通るまで中火で炒め、最後にパセリのみじん切りを加えて混ぜる。
【Point】
にんにく、エシャロット、オイルを冷たいフライパンに入れてから、弱火にかけるのがポイント。焦がさずに香りを引き出せる。
- 平野由希子
- 料理研究家、日本ソムリエ協会認定ソムリエ、フランス農事功労章シュヴァリエを叙勲。ワインバー「8 huit.」オーナー。フレンチをベースにしたおしゃれな料理とワインのペアリングを学ぶ、少人数制の料理教室「cuisine et vin」を主宰。詳細はホームページで。(https://www.yukikohirano.com/) 近著に「ソムリエ料理家のワインを飲む日のレシピ帖」(KADOKAWA)。