せっかくならその国の文化を色々知りたいなと思い、テキスタイルミュージアムへバティック絵付けの体験に行ってきました。
バティック、目にしたことがある方も多いかと思いますが、インドネシア伝統の染物で、その土地や民族によっていろいろと柄が変わるようです。スコットランドのタータンチェック的な感じ?でしょうか。
入るとミュージアムがあるものの、絵付け体験の案内などは見当たりません。
友人とうろうろしていたら関係者らしいヒジャブ姿の女性に「バティック描くの?」と声を掛けられ、敷地の奥にある建物へ連れて行ってもらえました。
建物の中にはたくさんのにゃんこ!と先生が。
お代(日本円で300円くらい?)を払ったら早速スタートです。
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沢山あるデザインの中から書きたいものを選んだら、紙の上に布を置き、布に鉛筆で図案を書き写します。 これだけでもけっこう大変、、、
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温めた蜜ろうで布の下絵をなぞっていきます。 だらだら垂れるしにじむし、想像以上に難しい!
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ロウをひくチャンティンという道具。 上の部分に蜜ろうをすくって描くのですが、ろうがすぐ固まるのと、すぐなくなってしまうので一回3,4タッチしか描けません。
途中からスコールもやってきて、ザーザーと降る雨の音と湿った空気を感じながら、集中して静かに絵を描く時間はとっても癒しでした。
先生も、私たちが書いている間は携帯を見たりおしゃべりしたり、超リラックス笑。
なぜこんな柄にしてしまったんだろう、、、、という思いが頭の中を渦巻く中、なんとか終了。
そのあとは、白く残したい部分に伏せロウをし、染色に入ります。
きちんとしたバティックではここで残したい部分にまた伏せロウをし、薄い色から染色を繰り返していくそうです。
最後、熱湯でロウを溶かし、ついに完成!!!
小一時間くらいで終わってランチ行こうねーと話していたのに、既に2時間以上経過していました。。
あの難しい絵付けを体験してみてからのバティックミュージアム、バティックを見る目が180度変わりました!
今まで高価なバティックを見ても「綺麗だねー」くらいにしか思わなかったのに、友人と二人で「ちょっとこれ見て!!すごくない?」とお互いバティックの前に呼び合っては感動の嵐。
どうやったらあのロウをいれた描きにくい木のペンでこんな細かいきれいな絵が描けるのだろう、、と、伝統の技に心を奪われた朝になりました。
最初は絵付け体験、行なくてもいいかな?とも思ったけれど、行ってみてほんとに楽しかったです♪
こういう一日体験レッスン、やってみると楽しいものですね。
皆さんも何か興味があるものがあれば、ぜひ実際自分で体験されてみてはいかがでしょうか。
何かの出会いにつながる、かもしれません。