坪田あさみ エディター・ライター
Instagram @asamit1201、@sundownertokyoomuretsu
私は常日頃「機嫌よく」「人に優しく」「穏やかでいたい」と思っているので、体調がよいこと、そして心に余裕がある状態がベスト。
しかし、冬はただでさえストレスフル。風邪をひきやすく腰痛持ちな私は、常にあったか系インナーを着用し薄着はNG。タイツも欠かせないので足元のおしゃれも制限されます。エディターの仕事はパソコンや資料など荷物も多いですし、東京までの通勤時間も長い私は、いちいち着るもので疲れていられないのです。
そんな中でも何とかおしゃれをするために大事にしているのが冬の主役であるアウター選び。もちろん軽くて暖かいダウンが最強ですが、毎日ではさすがに飽きるし、タウンユースでダウンを着こなすのは意外と難しく、おしゃれにも限界があるのが本音です。
そこで今シーズンこそおすすめしたいのがムートンのコート。特に最近のムートンの進化は素晴らしく、まるでダウン並みに軽くて暖かく、そしておしゃれ!
私が買ったのは「ブランカ」というブランドもの。大手セレクトショップなどで購入できます。これ、昨今の技術の進化でしょうか、もうびっくりするぐらい軽いんです。
室内で脱いで持ち歩いても全くストレスに感じません。さらに表革とのリバーシブルというおまけ付き!表面はなんとも絶妙なグレージュがドンピシャで今っぽい。そして袖周りがゆったり作られているので、厚手のドルマンスリーブニットもインナーダウンもレイヤードOK。つまり極寒の2月ももちろん着られる!これはもう即決でした。
たとえ少し重くても「欲しい!」と惚れ込んで買ったものや、憧れのハイブランドのものなど、スタメンだったのは買った年の1年目のみ。2年目からは出番が減り、3年目には着なくなっているのです。
一方、軽くて暖かいものは10年スタメン当たり前、たとえシルエットが今っぽくなくなったとしても20年近く経ってもまだ手放したくないと思っています。
年を重ねればますます快適さの重要度は上がってきます。アパレル業界の技術の進歩も味方につけつつ、長く愛せるワードローブを少しずつ揃えていきたいですね。