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直毛黒髪の私がこなれ無造作ヘアを作るために毎日5分やっていること【エディター坪田あさみのおしゃれと暮らしと時々名品 #03】

ファッションエディター坪田あさみさんがアラフォーに向けて提案する日々のちょっとしたおしゃれのコツ。今回は、坪田さんが編み出したゴム一本でできる「超簡単こなれヘア」を伝授。
坪田あさみ エディター・ライター

坪田あさみ エディター・ライター

大学卒業後、出版社勤務を経て独立、女性誌や広告、WEBを中心にフリーランスのエディター・ライターとして活躍。移住した逗子では夫と共にオムライスとオムレツサンドの専門店「SUNDOWNER 東京オムレツ」を経営する。
Instagram @asamit1201、@sundownertokyoomuretsu
ファッションページの撮影では、モデルさんのヘアメイクをどうするかを撮影前にスタッフみんなで話し合う時間があります。

その日のテーマや光の具合、洋服のテイストに合わせてヘアはこんな感じで、メイクはこんなイメージ、ネイルはこうして、、、と。だからこそ、何気ないシンプルなコーディネートもとっても素敵に仕上がります。

ところが実際、自分が毎朝そんなことをする余裕があるかというともちろん無理。私はほぼ毎日同じようなメイク。変えてもリップの色ぐらい。なのでせめてヘアだけは服とのバランスを考えて整えようと思っています。  

一説によるとヘアの印象はきれいの8割を占めているとか!なので職業柄超合理的な私は、毎朝ヘアだけは手を加えるようにしてます(笑)
 
ここ数年まとめ髪にすることが圧倒的に多いのですが、その理由は全身のバランスがよく見えるから。髪の毛はまとめた方が(また短い方が)断然頭が小さく見え、結果として脚が長く見えます。また、アラフォーのロングヘアはちらほら出現する白髪や乾燥で難易度が高め。結果、まとめてごまかすことに。
 
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▲ある日の私のまとめ髪。ゆるく見えますが実は「ど・ストレート」。髪の色は半年以上前に入れたハイライトが適当に残っています(ズボラ!)。
 
タートルニットなど首元が詰まっているトップスの時は、まとめ髪がベストマッチ。私は少しルーズ感を出し無造作ヘアにします。イメージはパリのマダムが起き抜けにお団子にしたみたいな感じ。たまに褒めてくださる方がいるので、今回はこのヘアの超簡単な作り方をお教えしたいと思います。
 
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▲後ろから見るとこんな感じ。後れ毛は出しすぎるとわざとらしいし、なさすぎるとニュアンスが出ないのでバランスを見て引き出して。
 
ちなみにこれは撮影などでプロがやっているものとは全く違います。撮影ではいろんなカットを撮影するので手直がしやすく、シャッターを切る瞬間を美しく整えることが必要ですが、素人の私は朝作ったら夜頭を洗うまで一切ノータッチ。手直しどころか、ヘアのことを思い出すこともありません。むしろそれが理想。崩れてきたらそれもまた味としています(笑)。

私のベースの髪はまっすぐな超ストレート、しっかりコシのある日本人ならではの黒髪です。過去にはルーズ感を出すためにパーマをかけたこともあるのですが、自分が欲しいニュアンスがどうしても出せず、今のやり方に落ち着きました。

慣れれば所用時間はトータル5分。逆にそのぐらいでできなければ忙しい私たちが毎日続けるなんて所詮無理。まずは騙されたと思ってやってみてください!
 
❶ 最初にアイロンで内側に毛先をワンカールさせます。これはまとめた時に毛先にニュアンスを出すためです。ストレートな人は全てのアレンジにおいて、これだけはやっておいたほうがいいです。できたらワンカールまで夜髪を乾かした後にやっておきましょう。そしてワンカールさせた後は適当にお団子頭にして寝てください。ここが時短ポイント。すると次の日にはゆるやかなウエーブが出来上がっているので、翌朝さらに巻く必要がなくとっても楽です。
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▲アイロンはどれを使っているかよく聞かれますが、私はヘアメイクさんに薦められて買った「ヴィーナス」という商品を何度もリピートしています(使い込んだ写真ですみません!)。設定温度まで立ち上がるのがとても速く、200度以上の高温が出るプロ仕様。ネットで購入可能です。
 
❷ 次に手にワックスを広げます。その日の気分でツヤを出したい時はオイルもミックスします。それを毛先から揉み込むようになじませます。全体をざっくり手ぐしでまとめたら、ゴムでひとつに束ねます。
(雨の日は手順2の前に全体にハードスプレーをしてウエーブがダレないようにします)
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▲ワックスは定番人気の「ザ・プロダクト」。ハンドクリームにもできるので首についても肌が荒れません。ヘアオイル「Moii」も同様、ボディにもつけられます。
 

❸ 顔周りにニュアンスをつけるため、後れ毛を少し引き出しておきます。

❹ 後ろのゴムの付け根から少し毛束を引き出し、後頭部に膨らみを作ります。

❺ 結んだ毛先をねじりながら根元に巻きつけ、先端をゴムの中に入れ込みます。ピンなどで留める必要がなく、ゴム一本で完成です。(↓)
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❻ 地肌の白さが目立つ分け目などをごまかすため、クシの尖った部分を使って、つむじや分け目を横断するようにジグザグに毛流れを作ります。
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▲私は海外のドラッグストアで購入した逆毛用ブラシがお気に入り。プラスチックのクシは痛いのですが、これはシリコンなのでソフト。
 
人によって髪質や毛量が違うので、それぞれのやり方を見つける必要がありますが、要は慣れです。時間のある時に自分のヘアで試行錯誤してみてください。

あとは服のイメージに合わせて少しずつアレンジしていくだけ。結ぶ高さを変えたり、引き出す毛を多くしたり、オイルでウエットヘアにしてタイトめに作ってみたり。その日の天気や気分に合わせても変えてみてください。

メイクにこだわるのももちろんですが、ヘアの方が面積が大きい分、費用対効果は大きい、と個人的には思っています。おすすめです!
 
 
【編集部注】掲載されたアイテムはすべて坪田さんご本人の私物です。現在は販売されていない場合もありますので、ご了承ください。

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