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冬の定番「ジョンストンズ」で知る、“上質さ”の中にも存在するランク。投資する価値のある素材を見極めよう【エディター坪田あさみのおしゃれと暮らしと時々名品 #04】

ファッションエディター坪田あさみさんがアラフォーに向けて提案する日々のちょっとしたおしゃれのコツ。今回は、坪田さんが愛用する大判カシミアストールのおしゃれなつけ方を伝授します。
坪田あさみ エディター・ライター

坪田あさみ エディター・ライター

大学卒業後、出版社勤務を経て独立、女性誌や広告、カタログを中心にフリーランスのエディター・ライターとして活躍。2月から日本橋髙島屋S.C.新館にて月一回の連続講演プログラム「dot me 日本橋の#夜活」を開催予定。詳しくはインスタグラム@asamit1201をチェックして。
創業1797年創業、200年以上もの歴史を持つジョンストンズというスコットランドのカシミアブランドが、日本の多くのセレクトショップに並ぶようになってすでに長い年月が経ちます。

触れた時の滑らかさ、暖かさはこれまで知っていたはずのどのカシミアとも違い、愕然とそして感動したのを今でも覚えています。

そしてこれは当たり前なのですが、一口に上質と言われるものの中にも、実は大きな差があるのだということに改めて気づかせてくれたブランドでもありました。
 
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▲ある日のジョンストンズを使った着こなし。グレー系ブロックチェック柄をライダースジャケットにオン。首元にボリュームが出るように立体的に巻くのがポイント。

ストール/ジョンストンズ ライダース/S.W.R.D ニット・バッグ/ドゥロワー パンツ/イウエン マトフ ピアス/マリハ スニーカー/コンバース

それはカシミアだけでなくウールもリネンも、シルクもレザーもすべてそう。わかりやすくひとくくりに “上質”と語られることが多いものでも実はピンキリ。価値のあるものに投資をしたいと思っている人は、本当によいものを見て、触れて、体感して、言葉などの情報だけに頼らず“知る”ことはとても大切だと思っています。

実はこれは洋服だけでなく、家具にも言えること。私は家具に使われている木材が上質であるかどうかだいたいわかります。言葉では説明できない感覚が毎日触れて使うことで、知らず知らずのうちに身についているのだと思います。

話は戻ってカシミアで言えばやはりジョンストンズは別格です。これが一枚あれば、冬は安物のコートだけでも乗り越えられるのではないかと思うほど。

なので「これぞ!」というアウターを見つけられない年はカシミアストールに投資するというのも、間違いのない選択だと思います。最上級のカシミアを、アウターに比べればリーズナブルに買うことができますしね。

ちなみに10年近く前に買ったものと、最近仲間入りしたものを比べても、手触りや見た目、暖かさなど全く遜色がありません。自宅の洗濯機でじゃぶじゃぶ洗っているにもかかわらずです!上質なもののすごさをこんなところでも実感します(もちろん洗濯される場合は自己責任で!私は一切責任は持てません〜笑)。
 
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▲また別の日はウールジャケットにブラウン系ブロックチェック柄のストールをひと巻き。首元が暖かいだけで全身の保温力がアップ。全体的にブラウンでまとめたカジュアルなワントーンコーデ。

ストール/ジョンストンズ ジャケット/アパルトモン ドゥーズイエム クラス パンツ/エイトン コート/ブランカ バッグ/ドゥロワー サングラス/ブラン
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▲ブロックチェックは私が好きなジョンストンズの定番柄のひとつ。柄物ながら無地感覚で使えて便利。最初の写真で着用していたのは真ん中のジョンストンズ×ハウントのコラボで、チャコールグレー×ライトグレー。2枚目の写真で着用していたのも、ジョンストンズ×ハウントのコラボでブラウン×ブラック。一番左の赤のブロックチェックは10年以上前に購入した私のファーストジョンストンズ。

 

ジョンストンズのストールの魅力のひとつは190cm×70cmの大判サイズであること。このサイズは首元に立体感を出しやすいことにあります。

私は普段首元にぐるぐると巻くのが好きなのですが、小さなサイズのストールだとここまで高さを出すことはできません。マフラーのようになってしまい、暖かさもそこそこ、見た目もカッコよく決まりません。

今回は私が一番よくやっている首元を立体的にボリュームを出す巻き方を解説しますね。
ちなみに雑誌ではさまざまなストールの巻き方企画を毎年やりますが、私はほとんど変えません。95%はこの巻き方で冬中過ごしています(笑)。

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❶ 大判ストールは半分に折らず、全部開いた状態で肩にふんわりとかけます。

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❷ 端からくしゅくしゅと両手でまとめるように掴みます。ラフに雑なくらいがポイント。

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❸ 掴んだストールを反対側の肩にふわっと乗せます。もう片方も同じようにします。

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❹ 端のフリンジの部分を、巻きつけたストールの内側に下から適当に押し込んで形を整えたら完成です。

はい、めちゃくちゃ簡単ですね(笑)。なので鏡を見ずに外で歩きながらでもできます。
夜になってぐんと寒くなったら、大判ストールを開いてアウターの上からマントのようにかけても使います。ブロックチェック柄はそんな時も大げさになりすぎません。

まだまだ寒い日が続きますが、皆様風邪などひかれませんよう、ストールでしっかり防寒してお出かけくださいね!

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▲無地タイプももちろん便利。私はアクセントになるイエローと定番のブラックを愛用。

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▲ジョンストンズの中にはニットタイプもあります。普通のカシミアタイプも軽いですが、こちらはさらにびっくりするぐらい軽く、バッグの中でもコンパクトに収納できるので旅先で重宝。持ち歩く時もストレスフリーです。

【編集部注】掲載されたアイテムはすべて坪田さんご本人の私物です。現在は販売されていない場合もありますので、ご了承ください。

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