伝統のレシピで作り続けられているプロダクツは本当にどれもこれも奥深く癒される香りばかりでお店に行ってもいつも迷ってしまいますが、その中から私が使い続けているものをご紹介したいと思います。
サンタマリアノヴェッラの歴史は800年にも及ぶそうです。フィレンツェの小さな修道院で二人の修道士が製薬活動を始めたところから後に正式に薬局として認可されるようになります。その後、メディチ家、ナポレオン、王侯貴族たちにも愛され続け現代に至ります。
と、まるで世界史を勉強しているような気分になる程歴史深いブランドなのですが、やはりそれだけのヒストリーを持っているだけのことはあるアイテムばかり。香りの種類も本当に多数あるのですが、どれもこれもとにかく奥深くて個性的。
古くから薬局としてやってきただけにいい香りとかおしゃれな香りというだけではない、薬効というかそんな感じもします。
天然栽培の草花や天然油脂を使い、フィレンツェ郊外の丘で今も当時と変わらず、自然なままに育てられるハーブ、草花を使用しているというこだわり。天然の薬草の効果・効能を最大限に引き出す研究は今も続けられているそうです。
ここまでくるとやはり単なるフレグランスアイテムでは終わらないという感じですね。
私がずっと愛用しているのはこの3つの香りで、左からポプリ、パチュリ、フェノエ。
ポプリとパチュリは樹脂系の香りなので少し重め。でも、トップ〜ミドル〜ラストノートと一貫してそれほど香りの変化がなくアルコール臭も全くありません。私は香水でよくあるラストノートの少し疲れたような香りが苦手なのでこの二つは香りが安定していて変化せずに薄くなっていくというのがとても気に入っています。
フェノエは他の2つよりフェミニンな香り。私的にはベビーパウダーのような香りかなと。ミドル〜ラストノートになってくると石鹸のような香りに変わる気がします。
ポプリとパチュリは男性でも使っている方が多いので、活動的な気分の時や仕事モードの時、メンズライクな服装の時などにつけたくなります。
フェノエは女子力を出したい時に(笑)。
食べたくなってしまうような見た目ですが、このポプリはトスカーナの丘に自生する植物の実、葉や花びらで作られているそうです。
こちらはクローゼットに吊るして使用します。こちらの香りはサンタマリアノヴェッラを代表するポプリという香り1種類ですが、とても重厚感のある香りで癒されます。
クローゼットの中の衣類に自然に香りがつくので、服を着ている時もほんのりと自然に香っていつも癒されます。
クローゼットを開けるとお部屋の中にもこのポプリの香りがほんのり漂うので開ける度に気分が上がります。
こちらはフェイスクリームとして販売されているのですが、私はハンドクリームとして使っています。
トウキンセンカ花エキスやスイートアーモンドオイルが配合されているそうです。とてもナチュラルな香りでこちらも癒し効果抜群。それほど強い香りではないのにずっとほのかに香りが続くのもとてもいい感じです。
使用感はベタつかず、さらっとしているのに潤うのでハンドクリームとしてぴったりです。
銀座のお店はフィレンツェを思わせるような重厚感のあるとても素敵な雰囲気。
ぜひお店にも行かれてみてはいかがでしょうか。