直訳すれば髪の毛の寄付ですが、実は人毛って貴重ですよね。
ひと昔はナチスなどでは人毛を集めてマットレスを作った…なんて怖いお話もありますが、
必要だとしても誰かから髪の毛を切り取る訳にはいきませんし、
駆けだしの美容師さんは(恐らく中国の方の?)人毛がついている人の頭(マネキン)を利用した「練習台」で練習したりしていますが、この練習台が(お値段)とてもお高いと聞いたことがあります。
今回、「髪の毛をどこに送るのでしたっけ?」とWEBで検索したら…
オークションで髪の毛を売っているサイトを見つけてしまって 驚いたりもしました。
(リアル人毛はヘアスタイルのオシャレなエクステンションにも使用出来るのですね!長ければ長い程、高値がついていましたよ(笑)。)
前置きが長くなりましたが・・・身近な?今頭から生えている髪の毛を寄付してみよう!と数年前に思いつきました。
そして先日、主に小児がん患者のため、人毛で作られたウィッグを製作する際に送られた(贈られた)髪の毛を利用して作って下さっているNPO法人「JHD&C」に5年弱伸ばしの伸ばした髪の毛を送ってみました。
JHD&Cは、寄付された髪だけで作ったメディカル・ウィッグを頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに完全無償提供している日本で唯一のNPO法人だそうです。
これまでにも伸ばすのは大変で・・・断念してしまったこともありました。(→すみません。)
再度ヘアドネーションにチャレンジしようとのばし続けて、やっと余裕をもって 32cm以上取れる長さになり、年末に断髪式。
「寄付する髪は30cm以上あることが望ましい」とのことで、とはいえども、余裕を見て32cm以上で切った方が良く、
さらにハサミを入れるところの長さにが必要になり・・・余裕をみまくると 結構な長さが要ります。
結果、全長50cm以上切りましたが、毛先のばらつきなどもあり、使えるところを考えると45cmくらいだったかもしれません。
先日、やっと送らせていただきました。
猫っ毛で傷みやすい髪質で、実際にウィッグとしてお役に立てるのか分かりませんが、
長さだけはきちんと頑張ろう!と、
切った後の自分のヘアスタイルのことなどは全く考えずにガッツリ切りました。
結果、残念ながら短過ぎる現在のヘアスタイルはあまり気に入っていませんが、
「役立つといいな〜」と言う、完全なる自己満足により 似合わないヘアスタイルで今の自分が嫌いでも、精神的にはそんなに苦ではありません。
しかしながら今まで隠れていたところが丸見えになってしまっているのでフェイスライン(とくに下顎)を引き締めるべきだ!と考えているところであります。
(まだ考えているだけ・・・(笑))
また、ゆっくりとのばしていこうとも思っています。
できれば・・・(のお話です!)。
誰にとって優しいのか、はいつも悩ましいですね。