SARSの経験が香港をウイルスに強い街へ。
例えば飲茶や中華料理の大皿料理。
色んな人が自分のお箸でお料理を取り分けることでウイルスなどもシェアしてしまう、という懸念から、取り分け用のお箸をセッティングの際に各テーブルに用意することが普通になったほど。香港のテーブルマナーとしては白の方が取り分け用、黒が自分が食べる方です。
日本でもマスクが売り切れ、色んな報道がされる中、香港から見ていて日本であまり報道されていないのは?と思うことがいくつかあるのでご紹介!
外出時はマスクと眼鏡必須
私もPC用メガネで通勤中。(裸眼は2.0)
もちろんマスクをつけていればウイルスを防げるわけではありませんが、少しでも可能性を下げたいためです。
一番大事なのはオフィスなど空気の循環がない場所でのマスクだと個人的には思っています。
また、できるだけ目、鼻、口を触らないという鉄則もあり、眼鏡でできるだけウイルスが直接目に入る確率を下げています。
最近は外出後自宅に帰れば石鹸での手洗い(20秒以上)はもちろん、顔洗いも有効とか。
外食を避ける、ひとごみを避ける。触らない。
バスや地下鉄でさえ怖いので避ける人も多いです。
何が怖いかというと、不特定多数の人との接触、更にドアノブや手すりに触ること、そしてそれが体内に入ることを恐れています。香港のオフィス街では自動ドアではなく手動で引っ張ったり押すドアが多いので開けっ放しのエントランスや体や足でドアを開ける人が多めw
中国でも場所によっては自治体がレストランや飲食店を閉店させるほど、マスクを外してしゃべったり食べたりすることに慎重です。基本的にUber Eatsのような出前や外売と呼ばれる持ち帰りが多いです。。
トイレは蓋を閉めて流すという新しい予防
香港人は公共のトイレでは座らないのが基本です。これも人が触ったところに触ることが汚いとされているからです。
皆さん空気椅子(!)なんですが、今回の新型肺炎はこの汚水からも感染することが可能ということで(深圳市衛生委員会の発表による)流す時には蓋を閉めるという新しい習慣が根付き始めています。
ちなみに香港では手洗いが終わった後、トイレの入り口のドアを手で開けるのが汚いということで、手拭きペーパーでドアノブをつまんでトイレを出る人が多いです。(蛇口の操作が必要な場合も同じく)
ともあれ手洗い。
しかしアルコールジェルよりもやはり石鹸での手洗いの方がウイルス除去には効くという話もあり(京都府立医大感染病態学チームより)アルコールジェルは手洗いの後に併用するのがよさそうということです。ちなみに指先から消毒することがとっても大事なんだそう。
日本では感染者が中国以外では一番になってしまいました。皆様ぜひお気をつけてお過ごしください。
(そうしないと市民は納得しない)
市民の不安をあおるよりは透明度を高くしてみんなで予防するというスタンスです。
ちなみに先日タイムズスクエアの某ブランド店の販売員の親が感染したことが判明、この販売員さんは同居していなくとも接触があったということでお店をクローズして除染作業されました。個人的にはこれはなかなかの行動力と企業努力だなって思いました。
*できるだけ情報源を載せるようにしました。全ての情報が必ずでもないですし、引用している現時点の医学的見解が必ず正しいわけではないので、ご自身の判断でどうぞ。