星や結晶、波などをモチーフとして用いたドローイングを中心とした空間を創造する作品の数々。
宇宙をイメージした藍色にも近い深い青色の中に身を置くと、ガラスブロックごしの細やかな光に照らし出される空間は、宇宙へ繋がっていくような没入感があります。
シントにとってドローイングとは、人々の体験や記憶、夢を共有するひとつの内省的な言語でありながら、時間と向かい合うひとつの重要な方法でもあり、瞑想や休息をも意味するとのこと。
確かにアートと向き合う時、自分の心の中をどんな感情が占めているかによって、感じ方や惹きつけられる作品が変わっていくので、アートと向き合うこと=自分との対話なのだなと思います。
銀座にお出かけの際、ふと立ち寄って内省してみるのはいかがでしょうか。
「コズミック・ガーデン」サンドラ・シント展
Cosmic Garden by Sandra Cinto
2020.2.11(火・祝)~5.10(日)
入場無料