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花組 瀬戸かずやさん「男役15年目。モチベーションを保つ秘けつは?」【宝塚スターに質問!】

宝塚スターに質問をぶつけ、その魅力に迫る

広い肩幅、低い声、あふれ出る"大人の色気"。舞台上では円熟した男役芸で観客の心を奪い、温かい人柄、器の大きさ、包容力、真摯な歩みの中で身につけてきた"人間力"で舞台下では同じ花組の仲間たちの心をも奪う。役者としても、人としても、多くの人に愛されている花組の男役スター・瀬戸かずや。その魅力に迫る。

宝塚スターに質問!花組 瀬戸かずや_1

Q.男役15年目。モチベーションを保つ秘けつは?

私が宝塚に目覚めたのは高校生のころ。情熱を武器に宝塚音楽学校に一発合格したものの、まわりは幼いころから練習を重ねてきた優秀な生徒ばかり。実は、私の宝塚人生は"劣等生"からスタートしているんです。そこからはい上がるのに必死な日々を過ごしてきたので、休息の取り方や止まり方を私は知らないのかもしれません(笑)。ただ、どんな仕事も同じだと思いますが、モチベーションを保ち続けるのは簡単ではありません。そこで、私が大事にしているのが、自分で課題を作ること。例えば、「今日は指先を意識しよう」「表情に重きを置いてみよう」なんて小さなことでもいいんです。目の前に乗り越えるべき課題があると足は止まりませんし、前に進み続ければ新しい自分にも出会えます。学びに出会った時は心のメモに刻み込む、それもずっと大切にしていること。上級生の背中を見て「ああなりたい」と感じたことから始まり、最近は下級生が新たな気づきを届けてくれることも。学びに上も下もない。変なプライドは遠い昔に捨てました(笑)。「あきら」という愛称で呼ばれることも多い私ですが、その名のとおり「あきらめたくない」。前に進み続けること、新しい自分に出会うことを、これからもずっと。



Q.下級生と接する時に大切にしていることは?

 何げない会話の中でこそ本音に触れることができると思うので、あえてふざけたり、話しやすい雰囲気作りを大切にしています。私自身がそうだったからか、悩み迷い立ち止まっている下級生を見つけるのは得意。そして、その時、心のメモが開くんです。「私が悩んでいる時も近くで気にかけてくれる上級生がいた。そうだ、私はそういう人になりたかったんだ」と。



Q.美しさの秘けつを教えてください!

 美しさは健康に宿ると思うんです。そこで、私 が大事にしているのが仲間と一緒に食事をしたりお酒をたしなむ時間です。宝塚で頑張っている仲間はもちろん、卒業して新たな生活を送っている仲間も、ともに歩んできた仲間たちがいきいきと輝く姿はいつだって私にパワーを届けてくれる。楽しい時間は私を元気にしてくれます。そのおかげか、めったに風邪もひかないんです(笑)。

【この記事はMarisol 2020年1月号より掲載されたものです。本誌では5つの質問を掲載しています】

Profile

せと・かずや●2004年、宝塚歌劇団入団。花組に配属される。10年に新人公演初主演、16年には『アイラブアインシュタイン』で宝塚バウホール公演初主演を務める。作品を重ねるごとに実力と男役としての魅力を磨き、「大人の男役を演じさせたら右に出る者はいない」と評されるほど、その色香は増すばかり。

NEXT STAGE

ミステリアス・ロマン『マスカレード・ホテル』

花組 瀬戸かずやさん「男役15年目。モチベーションを保つ秘けつは?」【宝塚スターに質問!】_1_2
©宝塚歌劇団
今年は木村拓哉主演で映画化されたことも話題になった東野圭吾による人気ミステリー小説。それが宝塚の舞台に! 高級ホテルを舞台に起きる事件に挑む刑事・新田浩介を瀬戸さんが演じる。主演:瀬戸かずや 2020年1/5〜13:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 1/20〜27:日本青年館ホール

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