坪田あさみ エディター・ライター
▲ある日の私の耳もとの寄り(どアップすみません)。ダイヤモンドをあしらったモダンなフックタイプのピアスとイヤカフの二個付けは、エスケイパーズ オンラインで購入したヒロタカ。こちらのサイトは旬なブランドが揃っていてとってもお買い物しやすいのでおすすめ。
先日、ティファニーのTフープピアスをなくすという悲劇があり、ちょっと凹んでいた坪田です。過去にはハリー ウインストンのダイヤのピアスをなくす(一時的に外してティッシュに包んでいたものをおそらくそのまま捨ててしまった!)という大惨事をやらかした前科あり(涙)。
冬はタートルやストールの着脱時に毎年何かしらなくしていて危険ということがわかっているので、高いものは買うまいと毎度心に誓うのですが、また素敵なものに巡り合うとお財布の紐が緩んでしまうという、もはや痴呆症かしら・・・。
さてそんなつぶやきはさておき、皆さんはマリソルのファッションページでモデルさんがつけているピアスなどの耳もとをしっかり見たことはありますか?
ジュエリーやアクセサリーといった小物テーマの時は見ているけど、全身のコーディネートテーマでは服に目が行ってしまい、意外とそうした細かいところまでは見ていないかもしれません(私は下手すると服よりも見ています)。
確かに全身のカットでは角度によっては見えないこともありますし、小さくてよくわからないかもしれません。メインではないので、原稿でもほぼ触れられることはありません。
でも撮影の現場ではスタイリストさんはピアスなどの小さな小物もモデルさんにほぼつけていて、実はこのアクセサリーこそがコーディネートの要なのではないかかと思うほど存在感を発揮していることがよくあります。
というのも昨今はシンプルな着こなしが主流で、アイテム自体もとてもベーシック。そうなるとどこで今っぽさを出すかというと、実は小物によるところがとても大きいのです。
▲無作為にマリソル4月号のファッションテーマのモデルカットの耳もとに寄ってみました。どれも今っぽいデザインのピアスを付けていることがわかります。全身カットだとわかりづらいかもしれませんが、撮影に立ち会っていると全身バランスで見ることになるので、いかに耳もとが重要かを実感します。
バッグや靴も当然ですが、ここはそれなりに大きさがあるので割と皆さん意識してアップデートされていると思います。でも意外と耳もと系は小さいので後回しになっているのではないでしょうか?
実はピアスやイヤリングといった耳もとのアクセサリーこそ、ここ数年でトレンドがガラリと変わったもののひとつ。モダンで存在感のあるデザインや、それが得意なブランドの人気が急上昇しています。
▲シルバーの楕円フープはマリハのもの。ゴールドのサークル型も便利で愛用していますが、ちょっと太めの楕円系シルバーに変えるだけでぐっと今っぽくなります。今年らしいジャケットスタイルにも映えます。
例えばマリア ブラック、ヒロタカ、モダン ウィーヴィング、シハラ、プリュイ、レイチェル コーミー、ソフィーブハイ、マリハ、ミスイなどは、ここ数年でファッションテーマでリースされることがすごく多くなったブランドたち。
素材もゴールドやシルバーだけでなく、地金をプレート状にしたものや、べっ甲柄やカラフルなプラスチックなど様々。昔はピアスにあまり使われなかった新素材なども登場しています。
▲なんでもない黒いニットがお出かけ仕様になるのもピアスによるおしゃれ効果のおかげ。べっ甲柄のプラスチック素材は存在感抜群!
これまではジュエリーといえば素材にこだわる人が多く、プラチナや18金、ダイヤモンドやパールなどを使用し、ずっと使えるベーシックなデザインが主流でした。