世界中で猛威を奮うコロナウィルス。思うように外出もできず、国同士、人同士で警戒し合う日々。
マスクの奪い合いやトイレットペーパーの買占めなど、見ていてガッカリするようなニュースも多い今日この頃。
ふと、この本を読みたくなりました。
この本は、今から約20年ほど前に刊行された紀行エッセイ本です。
著者のたかのてるこさんが、20歳にして生まれて初めて一人旅にでるところから始まるストーリー。
ちょうどこの本の中のたかのさんと同じ歳だった当時の私は、この本に触発され、その後海外留学やバックパッカーの旅へ出ることとなりました。
天真爛漫でエネルギッシュな著者が、無計画にアジアを貧乏旅行する様が描かれているのですが、
ぶっ!と吹き出して笑えたり、ジーンと感動したり、ウーンと考えさせられたり。
たとえ言葉が通じなくても、現地の人々や文化に体当たりでぶつかり、感じたままを飾らない言葉と瑞々しい文章で素直に表現されていますので、読んでいると、こちらまで自然と笑顔になります。
ジェットコースターのような抱腹絶倒の旅。
誰しもがこのような旅をできる訳ではありませんが、この一冊を読むと、
旅の素晴らしさ、
今この日々、日常のかけがえのなさ、
そして、地球にはいろんな人が一緒に生きている
ということを教えられます。
著者の人柄が滲み出たこの一冊。
落ち込んだり、殻に閉じこもりそうになったり、悩んだりしたとき、著者の底知れぬパワーが、いつも私に元気と幸せを届けてくれました。
そんな著者 たかのてるこさんは、今や7大陸・68各国を旅した旅人。
処女作であるこの『ガンジス河でバタフライ』の後にも、多くの旅の経験を著書に記されています。
そのどれもが素敵で、世界って、人間って素晴らしい、とたかのさんの本を読むたび、いつも感じさせられます。
世界中が殺伐として、不安で先の見えない毎日が続くいま。
そんな時だからこそ、私は、またたかのさんの本を読んでいます。
そして、日々笑いとパワーをもらっています◡̈
インスタもやっています♪
更新情報など、よろしければ…⬇︎