「サイコパス ダイアリー」ユン・シユンさん&パク・ソンフンさんインタビュー

面白いドラマがあると、逐一知らせてくれるソウルに住む友人が、毎回楽しみにしているとお勧めしてくれたのが、「サイコパス ダイアリー(原題)」。ユン・シユンさん演じる、証券会社に勤めるドンシクが、自らをサイコパスだと勘違いして、、、というコミカルサスペンス、面白くないはずがありません。共演は「たった一人の私の味方」で注目を浴びたパク・ソンフンさん、「私の恋したテリウス~A Love Mission~」のチョン・インソンさん。どちらも大好きな作品に出ていた役者さんだったので、楽しみにしていた作品です。さて、シユンさんといえば、「製パン王キム・タック」のタック役の印象が今でも強く残っています。10年ほどまえ(!)この名作DVDのプロモーション来日で、私が初めて女性誌で、韓国の俳優さんのインタビューをしたのが、シユンさんとチュウォンさんだったのです。初々しいシユンさんはとても努力家に見えました。以来、たくさんのドラマの主演を果たし活躍中です。そんなこともあり、陰ながらずっと、活躍を嬉しく思っている俳優さんのひとりです。
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●このドラマへの出演を決めた理由は何ですか?

ユン・シユンさん(以下YS)まず台本がとても面白かったんです。普段、役を決めるとき、僕の中にある姿をたくさん発見するんです。今回、社内で周りから「まさにお前がピッタリだ」と台本をもらい、どれほどかっこいいキャラクターなんだろうと読んでみたら、とんでもない人物で。多くの方々から、ユク・ドンシクというキャラクターと似ていると言われて、一度挑戦したかったんです。

パク・ソンフンさん(以下PS)僕もシユンさんがおっしゃったように、台本がとても面白くて、僕がこの作品のちょっとまえに悪役を演じたのですが、彼とはまた違う目新しい悪役ができるのではないかと思ったからです。ドンシクの錯覚によって、ドラマが全体的に進んでいきますが、イヌとドンシクの関係からも面白い化学反応が起こりそうでこの作品への出演を決めました。

●役づくりのためにどんな準備をされましたか?

YS 僕は、劇中ドンシクと似た趣味だとか、そういったマインドを持つことがすごく重要でした。なぜならそういう人として、勘違いをしなければならないんですよ。ドンシクが真剣であればあるほどコメディが成立しなければいけない。例えば言葉通り、有名なドンシクのようなスリラーの作品があります。そういうものも多く見ながら真似しようとしたり。そういった姿勢が重要なのではないかと思いました。

PS 僕は劇中で左手で字を左右反転させて書くんです。それは小道具チームが準備することもできますし、代役を使うこともできたでしょうが、自分で書くように、と言われたんです。それで、2、3ヶ月間一生懸命練習して私自身が書いているんです。そこにも念を入れましたし、外見的には、ヘアスタイルや、なるべく完璧なすっきりしたスタイルを見せるために努力しました。

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●ユン・シユンさんとパク・ソンフンさんのブロマンスが注目されましたが、共演者のみなさんやスタッフのなど撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

YS 僕たち、いつも現場の雰囲気が良いと言うじゃないですか。実際にみんな愉快です。 そしていたずら好きが多くて、これがただ良かったと表現するのが難しいのが、みんなフルショットではアドリブをひとつずつ入れて、元々(尺が)3分なのに約10分になってしまっています。でも問題は、自分の演技をする時、すごく上手なんですよ。なので、その状況のコメディに僕たちが巻き込まれて一緒に笑ってしまって自分たちのペースを失ってしまうと、シーンが壊れてしまうことが多いんです。雰囲気は良かったですし、とても楽しかったですが、その分、ちょっと難しい現場だったとも思います。 みんなそれぞれのシーンをとってもよく消化していました。

PS 雰囲気が、すごく楽で愉快だったのは事実だと思います。でも、それは監督が少し角張った俳優たちを除いて、相性がよく合うような俳優たちをキャスティングしてくださったからではないかと思います。僕は正直、初めの方との撮影に少しプレッシャーと心配がありました。ドンシクが主人公ですが、リードしなければならない人物はイヌだったので、僕が崩れたら全体が揺らぐような気がして、ちょっと心配だったんです。それで、僕は最初、余裕がなかったんですが、シユンさんが様々な作品で主人公をした経験があったからか、僕よりは余裕があって、周りの同僚やスタッフたちに気を使ってくれたんです。初回を一緒に見ることにしたんですが、それを見る場所や飲食もすべてシユンさんが用意してくれて、感動しました。 主人公がよくリードしてくれるから、チーム全体の雰囲気が良かったんじゃないかな、と思いますね。

YS お兄さん(ソンフンさん)もそうだと思いますが、現場(の仲間)って考えてみると3、4ヶ月という間の家族であり、兄弟なんですよ。家族よりもっと長い時間を一緒に過ごすじゃないですか。気の合う人たちとそうやって、3、4ヶ月一緒にできるということは幸せなことですし、この縁がとても大切で、ありがたいということを知っているので、その時間を目一杯楽しまなければなりません。いくら親しくても、実際(撮影が)終わるとみんな忙しいから会えない。だからこの時間こそ、本当に同じ目標を持って、一緒に楽しむことができるんだと思います。

●ご自身が演じていて、特に印象に残っているシーンを教えてください。

YS ドンシクが勘違し続けているシーンですね。私が初めて左右逆の字ということに気づいて、ダ・ヴィンチ・コードでこのキーワードを知って上機嫌でいざ鏡で見てみたものの、異常なことが書かれていることを知った時。この場面がとても面白かったです。このドラマのアイデンティティであり、ドンシクのアイデンティティが現れた場面だと思います。

PS 僕は個人的に4話エンディングだったところ。ドンシクが自身をサイコパスだと勘違いして、イヌもドンシクがそういう奴だと勘違いをしている状況で、ダイアリーを落として、その場面で終わったエンディングシーンがありましたが、台本を読んだ時もそのシーンが一番期待されましたし、もともと台本がちょうどそこまで書かれていましたよね。 それでその次の内容がすごく楽しみでしたし、放送でも、すごく反応も良くて、結果も良かったようなので。

●5月からMnet Japanで日本初放送です。ドラマの見どころは?

PS 僕は個人的にこの「サイコパス ダイアリー」というドラマは、ドンシクの勘違いドラマだと思うんです。ドンシクの目線で感情移入をしながらご覧になると、まるでジェットコースターに乗ったように楽しめると思いますし、あとはドンシクとイヌの関係を少し注意深く見ていただければさらに面白いのではないかと思います。

YS 僕も同じ考えですが、他にもあります。非常にとんでもない設定の連続なんです。 ものすごくとんでもない設定が絡み合っているんですが、それが、説得力を持って徹底的に因果関係とともに蓋然性を完璧に作りつつドラマが進んでいきます。視聴者の方に、その全てを言わせるように仕掛けたよくできたストーリー、脚本、キャラクター、こういう部分について注目するのも楽しいと思います。果たしてドンシクがどうして逮捕され、なぜサイコパスだと一人で勘違いをしながら不気味な微笑を浮かべたのか、そこまでに向かう工程に、あまりによくできたシナリオがあることを念頭に置いて観るのも面白いのではないでしょうか。

PS ドラマの序盤に比べて、ドンシクの髪がどれほど伸びていくのかそれもご覧いただければ(笑)。

YS ドラマの中でだんだんインソンさんの髪の長さまで進行中です。 ビートルズのようでしょう(笑)。

PS ヨン様じゃないですか?(笑)

YS はい、ヨン様スタイル?(笑)

●もし、主人公のユク・ドンシクのように、記憶喪失になってしまったとします。劇中では殺人記録のダイアリーを手にしていましたが、おふたりだったら、どんな記録が書かれている日記を手にしたいですか?また、それはなぜですか?

YS 今日投資をして何%か儲かったとか。

PS (笑) それもいいね。

YS そうなったら視聴者の方々にだけ 少しお分けします。

PS 僕はアカデミー賞を受賞されたポン・ジュノ監督の手帳を見てみたいです。個人的に天才ではないかと思うほど、素晴らしい監督だと思っていて、いつか必ずご一緒してみたい監督ですが、どんな観点と視覚で世の中や映画を見ているのか、また俳優たちにどう接するのか、どうディレクションを出すのか気になります。なので、ポン・ジュノ監督の頭を覗いてみたい気持ちがあります。

YS 僕も個人的にはポン·ジュノ監督が次の秋夕(チュソク)の時、どこへ行かれるのかついて行って、息子さんを木馬にも乗せてあげて。

PS 息子さん、成人だよ(笑)。

YS 成人ですか?重そうだね。でも、木馬好きじゃないかな?

PS できるじゃん。運動たくさんしていましたよね。 それで運動してるんですか? (笑)

YS もちろんです(笑)。

PS 全部、計画があるんだ。

YS 保育園にもお送りして。

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●シユンさんは、日本に何回か行ったことがありますよね。ソンフンさんも、日本に行ったことがありますか?

PS はい、何度か訪ねたことがあります。東京にも何回か行ったことがありますし、福岡、大阪も行きましたね。

●日本で印象に残っていることはありますか?

YS 僕はいつも日本の方々の優しさが印象的です。何と言いますか、相手を先に配慮する姿勢。それが、最初は僕が気まずくしているのかな?という気持ちになるくらい、まず人を配慮する気持ちが伝わってきたのですが、長い間、彼らと親交を深めていきながら、これが人に対する、ある尊重でありエチケットなのだな、と思うようになりました。

PS 僕のイメージの中ではきれいな国だ、そして美食の国だ、というイメージがあります。僕は個人的に美味しい物を食べるのが好きなので、食事を目当てに少し前に旅行に行きました。まだ食べたことがない食べ物が多いので、また訪問すると思います。

YS あと日本のいいところは、子供たちが半ズボンが好きなところ(笑)。

PS 長靴下に半ズボンね。

YS 個人的に僕は半ズボンが大好きです。長ズボンはとても不便。なので日本の半ズボンの文化が大好きです。 何言ってんだろう(笑)。でも僕は本当に日本の子供達が半ズボンをはいているところがとても良いと思います。日本の半ズボンが大好きです。きれいな半ズボンが多いです。 日本の方々は半ズボンをとても愛してるようです。

PS 本当に予想外な答えだ。(笑)

●最近はまっていることは何ですか?

YS 僕は(仕事が)終わった後は、最近いつもそうなんですが、写真を撮るのがとても好きで、休みにはあちこち通いながらたくさん写真を撮ります。でも、むしろ日本に行って思い出を写真で残せなかった気がして、また時間があれば一度。特に、観光地よりも、個人的に短い間住んでいたので、思い出の場所、意味のある場所を写真で残したいと思います。

●オフの日は何をしていますか?

PS 僕は何もしません。なのでそれが個人的に問題と思っているのですが、家でテレビを見たり、せいぜい映画や公演を見に行ったり、じっとしているほうのようです。何か読むべき台本があればそれもちょっと読んで、美味しいものも食べて、またちょっと横になったり…。シユンさんともそんな話をしたことがあるのですが、何か趣味を持ちたい、長い間特別な趣味なしに過ごしてみると、空虚な感じがしたり、たまに少し憂鬱になったりします。趣味を近いうちに見つけたいと思います。

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●今後はどんな役に挑戦してみたいですか?

PS 僕はこの「サイコパスダイアリー」と、その前作の「ジャスティス」で相次いで2作品の悪役を演じることになったんです。そのまえに僕が、「たった一人の私の味方」というドラマで良い人を演じて、「次は悪役を必ずやりたい」と思ったんです。偶然にも2つの作品で悪役を続けて演じてみたら、またすぐ次は絶対、優しいキャラクターをしなければという気がしたんです。それで、次の作品は善良な役を演じる予定です。

YS 僕は毎回話しているのですが、頼まれたことはすべてするのですが、本当にささやかな願いがあるとすれば、今のヘアスタイルから抜け出してしまいたい。どんな役割をするか分からないので、今は髪を切れていません。早く短く切れる役をやりたいです。

PS 「太陽の末裔」のように軍人の役。

YS 軍人の役でもかまわないです。髪を乾かすのはとても大変です。なので今、髪を短く切りたいです。

●今後の日本での活動予定を教えてください。

YS おそらくご存知のように、僕たちも日本のファンの方々も会える日を指折り数えて待っていますので。その機会があったらすぐ、僕もお兄さん(ソンフンさん)もそうでしょうが、積極的に皆さんにたくさん会いに行くと思います。 いちばん大切なのは、活動もですが、ファンの皆さんへ挨拶が先ではないかと思います。僕たちを待ってくださるファンの方々からすべてが始まっていると思うので、大切なのは、ファンの方々と時間を先に持つことではないでしょうか。

PS ちょっとまえに聞いたのですが、「たった一人の私の味方」が放送されていると聞きました。「ジャスティス」も放送されましたよね。僕が最近出演した作品が、日本で放送されるようなので、個人的に期待をしていて、日本で他の活動もできればいいんじゃないかと思っています。

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【CS 放送 『Mnet』 放送情報 / 動画配信サービス 『Mnet Smart』 配信情報】 「サイコパス ダイアリー(原題)」 2020年5月3日(日)1話先行放送! 5月18日(月)22:00 放送スタート! 本放送:毎週(月)(火)22:00~23:15 出演者:ユン・シユン、チョン・インソン、パク・ソンフン ほか 演出:イ・ジョンジェ「100日の郎君様」 脚本:リュ・ヨンジェ「LIAR GAME~ライアーゲーム~」、キム・ファンチェ、チェ・ソンジュン 2019年 tvN / 全16話 / 各75~90分 / 字幕放送 / HD / 日本初放送 ☆Mnet Smart では本放送後 7 日間見逃し配信で視聴可能☆ © STUDIO DRAGON CORPORATION
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桂まり●かつらまり 韓流予報士(?)。温泉保養士。「SPUR」や「eclat」などで、トラベル、フード記事など担当するライター。趣味は各国で料理教室に行くこと。「専門外ではありますが、泣いて笑って癒される韓流ドラマのお勧めを不定期で紹介します!」

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