坪田あさみ エディター・ライター
コロナの影響がファッション界にも押し寄せ、展示会の中止や中国生産の商品が店頭に届かないなど影響が出始めています。私が担当するイベントも3月4月は中止、5月もどうなることやら・・・という感じ。
年始には2020年がこんな年になるなんてだれが予想したでしょう。東京オリンピックでにぎやかになるだろうとしか思っていなかったのに。
心穏やかないつもの日常が一刻も早く戻ってくることを願うばかりです。
さて、季節はどんどん移り変わり、あっという間に暖かく軽やかな着こなしができるうれしい季節が到来しています。おしゃれをすることは、ファッション好きだけでなく、すべての女性にとって心弾む楽しみのひとつ。みなさんはどんな春物を購入されましたか?
私が真っ先に購入したのは写真のリネンジャケットです。色は淡いベージュ、長めの丈感が今年らしいボックスシルエット。カオスのオリジナルです。
カオスはジャケットに強いブランドなので、展示会で見た時から「絶対に買う!」と心に決めておりました(普段は心を鬼にして展示会ではつけないようにしています・笑)。
2月末に店頭入荷のご連絡をいただき、いそいそと買いに出かけました。なのでまだ肌寒い3月初頭から早々に着始めています。今年はシーズン中めいっぱい活躍させる予定!
ちなみに昨年はマディソンブルーのリネンコートをたくさん着ていました(今年も引き続き愛用予定)。着流し風のデザインなのでジャケットよりもう少しルーズでラフなイメージ。
今年の端境期は羽織り物をリネンコートからリネンジャケットに変えることで手持ちの服の見え方がどうなるかが楽しみなところです。(それにしてもリネンがますます人気なのは変わらずですね)
このジャケットを着て出かけたある日のコーディネートがこちら。
▲アンスクリアのシルクパンツをカオスのジャケットと合わせてみました。ジャケットはしっかりとした厚手のリネンですが、袖をロールアップすると内側のストライプ柄が見えてこなれ感がアップします。写真は近所にできたマリブファームにランチに行った時のもの。
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また別の日のジャケットスタイルがこちら。
▲ジャケットがハンサムなのでボトムはきちんとしたパンツだと堅いイメージになるので、裾がフリルになったちょっとだけ甘いスカートを合わせてみました。スカートは一昨年前のドゥロワーのもの。トップスに選んだブラウンとスカートの濃ブルーの合わせが自分好みです。
ちなみに一般の方はわざわざ去年の号を読み返すことは少ないと思いますが、私はわりとよく読み返します(今だと去年の5月号あたり)。
また合わせのアイテムも目新しいものであることが多く、手持ちの服とのコーディネートをイメージしづらかったりするのですが、トレンドも2年目になると、去年の春夏ですでに買った服が増えているので、すぐ真似できるお手本コーデがたくさん掲載してあり、意外と役に立ったりするのです。
去年の号がお手元にありましたら、よかったら読み返してみてください。
ちなみに次のコーディネートは、ジャケットだけでなく、パンツもこの春購入したもの。自分的にピンクのボトムが欲しくて買ったので、さっそく新しいものどうしを合わせてみたのですが、「新しい×新しい」はやはりちょっと落ち着かない感じに仕上がってしまいます。
というのも新しいアイテムは自分自身もまだ馴染んでいないし、どんな小物の合わせがベストかも試行錯誤中だったりするので、どうもこなれた雰囲気が出せません(あくまでも私の場合ですが)。
▲こちらが「新しい×新しい」アイテムの組み合わせ。冷静に見るとあんまり自分らしくない感じ。体に馴染んでいない感じが出てますね(笑)。
合わせが全部が去年以上前のものだと、それはそれでどこか今っぽさが足りなくなるので、小物を含め2点ぐらいは今シーズンの新作を投入するのがマイルール。
毎年新しいアイテムを足しながらスライドしていけば、体に馴染んだ手持ちの服もある程度旬を保っていけるのではないでしょうか。
お買い物に出かけるのは難しい情勢ではありますが、ネットなどもありますし、春の新作を使ったおしゃれで少しでも気分をあげてお過ごしくださいね。