これまでのブログでも折をみてハーブやアロマの話をさせていただいておりますが、おうち時間の読み物として使っていただければ幸いです。
・
前回の「ペパーミント」でも少し触れましたエッセンシャルオイル(以下、精油とします)、例えばフランスでは国が認定した製薬会社で作られた精油は処方箋で扱うなど医薬の側面もありますが、日本では雑貨扱いです。
精油は「人のカラダに何ら影響を及ぼさないもの」だから雑貨、という解釈です。
・
今は多くの研究者や医師が論文を出していますし、たくさんの方々がアロマに親しんでいらっしゃる「実感」があって、精油が「何ら影響を及ぼさない」とは言えなくなってきていますけども^^
・
これは「拡散」とか「芳香浴」といわれる利用法で、私もこの使いかたが一番多いです。
・
植物療法の中でも、心の状態をよくしたいとき(躁うつ、気分の切り替えなど)によく使われるのが精油を使って行う「アロマセラピー」です。
精油は植物自体が生きるために作った香りを持つ成分で、それが人にも役立つと分かってきています。
・
たとえば植物にとっての呼吸器、肺は「葉」になります。
私たちはマスクをし、手を洗い、消毒をして肺炎にならないよう身を守りますが、植物はマスクができないのでウィルスに勝つための成分を作ります。
「敵」が一緒なので、その成分は人にとっても役立つ、というわけです。
・
たとえば赤ちゃんのにおい、好きな人のにおい、実家のにおい。
先日、コロナ禍で会えない実家の母から手作りマスクが届いたのですが、箱を開けたらふんわり実家のにおいがして和みました。
これもアロマセラピーと、広やかに考えてもいいんじゃないかと思っています。
・
「先生のオススメを教えて」とよくご質問いただくのですが、好きなことが一番と思うので決まった形はなく、お相手の好みや状態に合わせて決め方をアドバイスさせていただいています。
・
・
植物にはアルコールほどの強い力はありませんが、ウイルスに負けたくない今の気持ちを応援してくれるのではないかと思います^^