日本ゼトック、耳慣れない社名だと思います。ですがこの企業、名前を挙げれば誰もが知っている人気の歯磨き剤をはじめ様々な化粧品の開発や生産を手掛けているんです。いわば、美容界の“縁の下の力持ち”。そんな企業がこの春発表したスキンケアが、こちらのセルエフ。目指すのは細胞スキンケアです。
着目ポイントは“居眠り細胞”。細胞は加齢により、まるでウトウトと居眠りをしているかのように動きや反応が鈍くなるのだそう。続々と現れるエイジングサインへの対応が追いつかないのも当たり前です。
そこで開発されたのがキー成分「セルアクティブソーム」。母乳にも多く含まれ、細胞の生まれ変わりに不可欠なタンパク質・ポリアミン(抗酸化力もとても高いんですって!)や最小サイズのコラーゲンユニット・CTPなどで“居眠り細胞”にアプローチ。鈍感になってしまった細胞を揺り起こし、再び動きだすよう促します。
と、スケールは壮大ですがお手入れはごくごくシンプルなのもセルエフのいいところ。なんと2ステップなんです。最初に使うのは肌内部のうるおいの通り道を整えて美容成分をしっかり届ける導入化粧水、デリバリー ブースター。細胞のエナジーとなるアミノ酸やミネラルも豊富に含んでいます。さらに角質ケアの作用が期待できる乳酸菌発酵液も配合。テクスチャーはサラサラでベタつかず、びっくりするほど肌に入ります。
その次は27種類もの保湿美容成分を惜しみなく配合した浸透型クリーム状美容液、インテンシブ コンセントレートを。こちら、確かにクリーム状なのですがとても伸びがよくて気持ちいい! なじませた後はペタペタせず、程よいしっとり感をキープ。2ステップでも物足りない感じは全くありません。
(写真左から)セルエフ デリバリー ブースター 120mL ¥5000、同インテンシブ コンセントレート 30g ¥8000/日本ゼトック株式会社
そしてさらに嬉しいのは内側からもエイジングケアできるサプリメントがあること。こちらのインテンシブ チャージャーには、美容液に採用されているキー成分「セルアクティブソーム」と同一成分の「セルアクティブインナー」を配合。つまり、内から外から細胞スキンケアができるということ! さすが、さまざまなブランドの化粧品を手掛けてきた会社。パーフェクトです。ちなみに亜麻仁油や高吸収型イソフラボンなど、アラフォーが積極的に摂りたい成分も配合されていて一石二鳥。
セルエフ インテンシブ チャージャー 90粒(30日分) ¥4500/日本ゼトック株式会社
しかも、これだけではないんです!
ここまでは、居眠り細胞を揺り起こすためのソフトアクション。細胞というのはとても繊細で、急激に刺激を与えてしまうと動かなくなってしまったり、ある期間を過ぎると再び動きが低下するんだとか。だからセルエフは、常に同じアクションを与え続けるのではなく異なるアクションを与える、つまりインターバルトレーニングみたいなケアを理想に掲げているんです。
というわけで来月、新たな美容液が登場します。それが写真左のインテンシブ コンセントレートEX。先にご紹介した右側の美容液を1本使い切ったらEXに切りかえ、と交互に使っていくのがおすすめだそう。
インテンシブ コンセントレートEXには、既存の美容液に含まれる美容成分に加え、エイジングケア成分の代表格、植物幹細胞エキスや肌の弾力ケアに一役買うセイヨウハッカ葉エキスなどを配合。最初の美容液で目覚めた居眠り細胞を、さらなるステップアップへと導きます。まるで“助走”と“跳躍”のような関係の2本の美容液。確かに理にかなっているかも。
(写真左から)インテンシブ コンセントレート 30g ¥8000<発売中>、同インテンシブ コンセントレートEX 30g ¥10000<6月2日(火)発売>/日本ゼトック株式会社
テクスチャーを比べてみました。上が新作のインテンシブ コンセントレートEX、下が既存のインテンシブ コンセントレート。EXの方がちょっぴり濃厚ですが、こちらも肌へのなじみっぷりが抜群。季節を問わず使えそうです。
まずは居眠り細胞をしっかり目覚めさせて、伸びしろのある細胞へと準備運動。夏にかけては新作美容液で一気に若肌覚醒! シンプルだけど未来の肌が楽しみになるセルエフの細胞ステップ美容、ぜひトライしてみてくださいね。
- WEB美容エディター 原田千裕
- ちょっとやそっとじゃ揺るがないのが自慢だった鋼鉄の肌に明らかな陰りが……ということで、アンチエイジングにフルスロットル中! そんな日々の中でキャッチした、アラフォー向けの“マーヴェラス”な美容トピックスをシェア。コスメも男性もお酒も“ディープで濃いめ”が好み。