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都内近郊の夏のビーチで浮かないファッションとは?【エディター坪田あさみのおしゃれと暮らしと時々名品 #13】

車や電車で気軽に出かけられる近場のビーチには海外リゾートとは明らかに違う“さりげない日常感”が不可欠。遠出を控えねばならない今年の夏こそ知っておきたいビーチファッションとは?
坪田あさみ エディター・ライター

坪田あさみ エディター・ライター

大学卒業後、出版社勤務を経て独立、女性誌や広告、カタログを中心にエディター・ライターとして20年以上活躍。ファッションはもちろんインテリア好きとしても知られる。3年前に東京から湘南地域に移住し、夫とともにオムライスとオムレツサンドの専門店サンダウナー 東京オムレツも経営する。@asamit1201、@sundownertokyoomuretsu

 

新型コロナウイルスの影響により、これから2年ほど海外渡航が難しくなりそうという話ですね。結果的に日本の観光地が潤い、少しでも景気が戻るとよいのですが。

 

私の住む湘南地域も夏に観光客が押し寄せる人気のビーチがたくさんありますが、先日、神奈川県が提示した厳しいガイドラインによって、鎌倉、逗子、葉山など多くの海岸が海水浴場中止を決定しました。ただ、そうなるとまた別の問題が発生します。海水浴場が開催されないとはいえ海自体は立ち入り禁止ではないので、おそらく県外からも遊びに来る人はそれなりにいるでしょう。しかし海水浴場が開催されない=ライフセーバーがいない中で遊泳することになりますし、本来なら禁止されている海岸でのアルコールを摂取をする人も出てくるでしょう(普段は監視員が見回っていて違反者を注意しています)。また持ち込まれたゴミをどうするかという問題も懸念されます。

 

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▲近所のお気に入りの海の家。写真は去年の夏のもの。今年は海の家がオープンしないことが決定したので、こんな異国情緒あふれる景色も残念ながら楽しめません。

 

2020年の夏が無事に過ごせるように願うばかりですが、あと2週間もすれば7月!暑い夏がやってくるのは確実ですから、やはりワクワクする気持ちも高まります。暑くなるとビーチには毎日のように行きますので、ビーチファッションの準備もしておかねばなりません。

  

海の近くに住むローカルたちにとってビーチは日常の延長であり、あえて「ビーチファッション」とカテゴライズするまでもないのですが、今の時期、ファッション誌では「大人のビーチファッション」企画が組まれることが多いので、私の考えるビーチファッションについてもご紹介したいと思います。

 

みなさんはどんな格好で日本の海に遊びに行きますか? 

海外のリゾート地や都心の高級ホテルとは違う日本の海でのビーチファッション。一番気軽に行ける東京近郊の海は、どんな格好で出かけるのがよいのでしょうか?

 

ちなみにファッション誌編集者の仕事は夏が一番の繁忙期ですから、東京に住んでいたころは近場の海にあまり行ったことがありませんでした。ハワイなどの海外リゾートか沖縄、プールぐらいで、ビーチファッションは非日常なのが当たり前だと思っていました。

 

ところが今は海街に住んでいるのでビーチは日常の延長です。季節問わずビーチを散歩しますし、ヨガや朝のラジオ体操、友人との待ち合わせもビーチで、ということはよくあります。子供の遊び場でもあり、ワンちゃんの散歩コース、またランニングしている人、コーヒーを淹れている人、BBQをしている人、SUPやウインドサーフィンをする人など、本当にさまざまです。つまりローカルにとって海は生活の一部で街の中心。これは本当に贅沢なことだと思います。

 

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▲夏の海はサンセットが最高なのです! 毎日どんな色に染まるのか、みんなが楽しみにしています。

 

もちろん夏は観光客でさらににぎやかになりますが、朝から海に出かけることはあまりなく(暑いので)1517時ぐらいから、遅くとも日が沈む直前にはビーチに行き、おしゃべりしながらサンセットを見るというのが日々の恒例行事です。

 

サンセットを見た帰りには夕食の買い出しにスーパーにも行きますし、そのまま友人たちとレストランで食事をすることもあります。そんな風に日常の延長にあるのが日本の海なのだと思います。

 

湘南地域はおしゃれな人が多いので、みんな意識せずとも普段着もビーチファッションもこなれているのですが、トレンドやブランドが全面に出た“おしゃれしてます感”のある人はほとんどおらず、そうしたスタイルは日本の海では浮いてしまうのではないかと思います。

 

力が抜けていて、自分らしく、マリンスポーツを楽しむためのスポーティさがあるなど、よい意味での普通の着こなし、ハワイもそうですが、ローカル感のある着こなしが海では結局一番おしゃれだなと思います。

 

またアラフォー女性にとって決してよしとはされませんが、日に焼けてヘルシーな人が魅力的に見えます。肌見せファッションや水着姿も日に焼けていてこそ映えるものだからからなのでしょう。白肌の水着姿はちょっとエロティックに感じてしまいます。ギャルとは違う若い女の子たちも、みんなこんがり焼けていてヘルシーな魅力に溢れています(あえて焼こうとせずとも海に行ってれば破局焼けてしまうのです)。

 

私が海に行く時にするファッションは、たとえ水の中に入る予定がなくても「脱げばすぐ泳げますよ」というのが基本スタンスです。

 

たとえば、太陽が出ている時間にビーチに行くならこんな感じ。

 

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▲水着の上に着丈の長いリネンシャツをばさっと羽織って。ヒップが隠れる丈のトップスは一枚あるととても便利です。カフタンなどがあれば華やかさも出ます。

 

水着/レピドゥス シャツ/ザラ レギンス/ローズバッド バッグ/ミフコ サンダル/ハワイアナス

ボトムは水着のショーツの上にコットンのリブレギンスを。これはビーチでの行動やその日の気温によってはレギンスは脱いで、ショーツだけになるのもありです。シャツの丈が長いとヒップがあらわになりすぎないので安心ですし、脚だけ水に浸かって遊んでも気持ちがよいのです。

  

中に着ている水着はこんな感じ。

 

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▲黒いシンプルなビキニは、流行がなく、どんな時でもどんな国のビーチでも使いやすい万能選手。ショーツはその時の気分でセットの黒の時もあれば、別の色や柄ものを合わせることもあります。ちなみに日本のメーカーは上下セットの販売が多いのですが、どう考えても上下の体のサイズが違うのが人間ですから、できるだけバラで売って欲しいものです。ちなみにレピドゥスは日本のブランドですが、上下バラ売りなのところもお気に入りです。 

 

ビーチ沿いにあるカフェやレストランのテラス席でサンセットを見ながら過ごす時はこんな感じ。

 

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▲例えばリネンのロングスカートを水着と重ねて出かけます。肌寒い時はこの上に薄いジャケットを肩羽織りしたり、大判ストールを巻いたりします。ビーチは海風があるので、日が沈むと一気に冷えるので羽織りものがあると助かります。ちなみに普通の服でビーチに行く時も、やはり水着を中に着ている方がその場の雰囲気に合います(水着一枚になる、ならないは問題ではありません・笑)

 

水着/レピドゥス スカート/カオス バッグ/ミフコ ストール/マニプリ サンダル/パルマ バルセロ

中の水着はこんな感じ。

 

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▲ウエストにギャザーが入ったカットソー風素材の水着は、ボトムと重ねた時にもぴったりしすぎず、洋服と水着の中間ぐらいの存在で重宝しています。また水着一枚でいる時もお腹周りをカバーしてくれるので助かります。

 

最近は日本の大人ブランドからも続々と水着がリリースされていておすすめです。シンプルでありながら日本人体型を考慮して悩みをカバーしてくれたり、色も派手すぎず大人っぽいニュアンスカラーだったりと、モードに振りすぎない、でもしゃれているものが揃っています。また値段もお手頃ですので、これまで日本の水着はどうも若すぎて欲しいものがなかった、という人もぜひチェックしてみてください。

 

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▲人気のカオスも今年から水着をスタート。背中の開きが大胆で大人っぽくかっこいい。さらっと羽織れる透け感のあるリネンシャツなども充実しています。

 

 

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