Naho Mihirogi
①ベージュをコンサバにならず、女らしく着るには?|40代トレンドファッション
METHOD 1
今どき感と華やかさなら赤みベージュに一票!
“今季たくさん出ている、赤みのあるこっくりしたトーンのベージュ。女っぽい温度があるから顔映りがよく華があって、私はボトムよりもトップスで取り入れるほうが、この色のメリットを生かせると思っています。「ベージュのトップスは地味に見える」という人は、ぜひ試してほしい!
このブルゾンのように、パリッとしたペーパーライクなコットン素材なら、より今っぽくさわやかさもアップ。「老けないベージュ」を味方につけると、春夏の着こなしがうんと楽しくなります”
(三尋木奈保さん)
METHOD 2
フェミニンベージュが薄着の季節のスパイスに
“ドラマティックな甘めのスカート。ワンツーコーデでも着こなしが”もつ”ので、春夏になるとよく活用しています。白だと大げさだし、黒だと方向性がブレるから、品よく優しいベージュが適任。トップスはさっぱりとしたシンプルなものに、また、コンサバになりすぎないよう、辛口のパイソンバッグやぺたんこサンダルでこなれ感を投入するのがカギですね。
このスカートは一見かなり甘口ですが、麻×綿のドライな風合いで、フリルのすそが切りっぱなしなのもしゃれがきいて。”わかってる”大人の甘さなのが気に入っています”
(三尋木奈保さん)
METHOD 3
モードなベージュは腰高パンツで取り入れて
”この時季定番のベージュパンツも、最近はデザイン性のあるものを選ぶようになりました。昔はごくシンプルな細身パンツを愛用していたけれど、今はくとなんだかあかぬけない、もの足りないと感じるように……これ、アラフォーあるあるですよね。ハイウエストでベルトつき、タック入りの腰高パンツなら、大人のモード感が出せて、自然にスタイルアップもかないます。ベージュパンツは、脇役じゃない。「主役アイテム」として新たな視点でとらえると、40代のおしゃれがスムーズに回り始めると思います”
(三尋木奈保さん)
METHOD 4
ツヤベージュなら上品な今っぽさが簡単に
“春になると、決まってふんわりブラウスが欲しくなります。今年はツヤ素材のベージュに注目。トレンドのツヤ感もベージュならほどよく、あくまでも「上品な今っぽさ」に収まるのがいい感じ。大人になると好きな服、似たようなアイテムを繰り返し買ってしまうものですが、素材を旬に切り替えるだけで、見た目も気分も変わります。私の場合、この手のブラウスは大好きだけど、コンサバすぎに陥ってしまうという自覚もあったのですが、ツヤベージュのおかげで今っぽい方向へ自然とアップデートがかなった気がしています”
(三尋木奈保さん)
②サファリベージュのジャケットを着回しの主役に|40代トレンドファッション
(三尋木奈保さん)
サファリベージュはきれいめなデザインを
「旬のサファリジャケットは、女らしいノーカラーならきれいめ派もトライできそう」。ジャケット¥39,000/マルティニーク ルコント ルミネ有楽町店(マルティニーク)
Coordinate1
モノトーンでシックに締めればきちんとシーンにもOK
「クラシカルなプリーツスカートを合わせて、コンサバだけどほどよく今っぽい装いに。このバランス、すごく好き!」(三尋木奈保さん)
Coordinate2
ベージュと相性のいい水色デニムでクリーンなカジュアルを堪能
「サファリジャケット×デニムも女らしく着地したいから、淡い水色デニムを選ぶのがゆずれないマイルール。白Tシャツとパールもカジュアルの時の永遠の定番です」。(三尋木奈保さん)
Coordinate3
ワントーンコーデもサファリジャケットならメリハリが
「全身をベージュの濃淡でまとめるグラデーション配色も、リッチ感があって大好き。デザイン性のあるサファリジャケットなら簡単にサマになります。ノーカラーだから、インにハイネックを入れてもすっきり収まるのも、ブラウス好きとしては好都合」。(三尋木奈保さん)
③ベージュを着る日のちょっとしたこだわり|40代トレンドファッション
顔映りのよさと今っぽさ。リップにも気を配りたい
しゃれ感のあるブラウン系のリップでベージュの世界観をこわさないように
「赤リップだとちょっと古い印象だし、トレンドの青みピンクはベージュの世界観と合わない気がして……。こっくりしたブラウンベージュのリップなら、血色感もありつつ今っぽさも。洗練された雰囲気を引き上げてくれます」。(三尋木奈保さん)
モード感のあるジュエリーで優しいベージュに辛さを足して
カリッとしたフォルムの地金のジュエリーがマスト。硬質な光があるだけで、ベージュの服がキレ味よく
「華奢で繊細なジュエリーだと、ベージュがほっこり見えてしまいがち。ぱっと印象に残るようなモードなジュエリーのほうがかっこよく映えます」。(三尋木奈保さん)
パイソン柄のシューズは大人ベージュの名パートナー
ベージュがなんだかぼんやりする……という時はパイソンを小さくきかせると即、解消!
「パイソン柄はもともとベージュを含んでいるので、ベージュの服とは文句なしに相性がいいんですよね。着こなしになじみつつ、しっかりスパイスがきくので、きれいめ派こそ一足持っていると本当に重宝します。同じ視点で、パイソンのバッグもよく使います」。(三尋木奈保さん)
ひとくせバッグでベージュの服に奥行き感をプラス
締め色のきいた2色使いや、異素材合わせ……ひねりのあるバッグがキリッと映えます
「服がベーシックカラーの無地ばかりなので、バッグはこんなふうに2色使いや異素材合わせのものを選ぶことも多いです。ベージュを着る時は、よりいっそう、このひとくせ感が大事。ストラップの色が違うだけでも、装いがぐっと締まります」。(三尋木奈保さん)
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