仕事や家庭。目まぐるしい日々を送っていると、何か大切なものを忘れているような気がすること、ありますよね。そんな時は大抵、スキンケアも機械的に行っていたりして。ある日突然現れた吹き出物で、自分の雑なケアを反省したりします。
スキンケアは、鏡を覗き込んで自分の肌と“対話”したり、ゆったりとテクスチャーや香りを楽しんで脳まで“効かせる”ことが何よりも大切。そんなことに気づかせてくれた、新ブランド「SENN」をご紹介します。
コンセプトは「余白を生ける」。立ち止まり、向き合い、余計なものを手放して、花を生けるように余白を生ける。“Less is beauty”の精神を軸に、人生に美しい余白をもたらすブランドとして今年の夏至(6/21)に誕生したばかりです。いただいた資料に「私たちはスキンケアブランドではありません」と書かれていたのですが、おっしゃる通り、サイトには様々なエッセイや本の紹介、オリジナルミュージックが楽しめるコンテンツも。そんな“余白を生ける”取り組みのひとつとして生まれたプロダクトの第1弾が、こちらのSENN ウォーターオイルバランサーなんです。
それは「一本集中スキンケア」。スキンケアのアイテムやステップを増やしても、肌が満たされているのかわからない。むしろ負担を感じてしまう。そんな過剰な毎日から肌と心を開放してしてくれる“減らす美容”をかなえる1本です。
とはいえ、人の肌は千差万別。そこに細やかにアプローチできるよう、肌質に合わせた3種の油層成分と、3種の肌悩みに合わせた水層成分を開発。その掛け合わせによって、9種類から自分の肌に合う1本が選べるんです。
私は乾燥肌とハリ/弾力対策の組み合わせをチョイス。肌質対策の油層には、月見草油が。そのほかにもホホバやツバキ、お茶の種子油などが共通成分として配合されています。水層部分には大豆ペプチドやアカツメハナエキス(女性に欠かせないイソフラボン類が含まれているんですって)を肌悩み対策として配合。それにしても、なんて鮮やかで美しいイエロー! 見た目でまず癒されます。天然成分由来成分99%のピュアな処方、さらにクリームやゲルのように製造時に加熱不要なので、成分を新鮮なまま肌へと送り込めるのも嬉しいところ。
香りはクロモジ・ユズ・ビャクダンの3つをキーノートに、8種の天然精油を配合。ユズの華やかな香りだちから落ち着いたクロモジ、そして心を浄化するビャクダンの香りへと移り変わるのを感じるうち、確かに、心に“余白”が生まれます。
ちなみにクロモジって、昔から“疲れを癒す木”として愛されていたとか。繊細で上品なウッディフローラルの香りには、リラックス効果が認められている成分が多く含まれているそうです。よく和菓子に添えられている樹皮を残した爪楊枝、あれもクロモジなんですよ。
……と、話がそれちゃいましたが、日本にゆかりの深い成分で作られた2層式のウォーターオイルバランサー、早速使ってみました。使うときに容器を振ると、水と油がまんべんなく混ざり合い、ますます眩しいほどのイエローに。水の中に大小さまざまな油分の粒子が存在し、小さい油分は肌のすみずみまで浸透、大きい油分は肌表面でうるおいを守るフタになります。
1回に使うのは5滴ほど。手のひらに受けたら両手で温めて肌へ。香りを楽しみながら顔全体に広げます。たった5滴?と思いますが、上質な水と油が程よくブレンドされているためかスルスルと広がって顔をちゃんと覆いつくしてくれます。なじんだ後は確かに薄ーいうるおいの膜が肌を乾燥から守り、今のような蒸し暑い日のお手入れとして文句なし。欲張りな私はさらに数滴とって首筋からデコルテまで使っちゃいますが……本当に少量でよく伸びるので、1ヶ月は堪能できそうです。
正直、最初は乾くんじゃないか、物足りないんじゃないかと不安もありましたが、翌朝に鏡を見て確信。肌がちゃんと満たされているんです。こんな少量で肌に乾きを感じないなんて……驚きです。というわけでもう1週間ほど使い続けていますが乾燥はないし、肌に健康なツヤ感も宿り始めたような。水分油分のバランスが取れたのか、空調にやられると出るベタベタした皮脂も減った気がします。
ケアに割く時間が減り、肌だけではなく気持ちまでゆったり落ち着かせてくれるSENN ウォーターオイルバランサー。自分の肌が心配で、いたずらにケアの品数を増やしがちなアラフォー世代こそ、ぜひ試して欲しい1品です。まずは美しい写真と共に楽しめる、癒しのコンテンツが並ぶ公式サイトを、ぜひ訪れてみてください。
SENN ウォーターオイルバランサー 30mL ¥6400/株式会社 TO NINE
- WEB美容エディター 原田千裕
- ちょっとやそっとじゃ揺るがないのが自慢だった鋼鉄の肌に明らかな陰りが……ということで、アンチエイジングにフルスロットル中! そんな日々の中でキャッチした、アラフォー向けの“マーヴェラス”な美容トピックスをシェア。コスメも男性もお酒も“ディープで濃いめ”が好み。