カジュアル派エディター・磯部安伽が選んだ「夏の6着」今年はこう着る!

コーディネートがシンプルになる夏は、カジュアル派にとっては受難のシーズン。旬の"着映えアイテム"を味方につけた磯部流の着こなしをお届けします!

YASUKO ISOBE

好感度の高いカジュアルコーデがマリソルでも大人気。初のスタイルブック『ファッションエディター磯部安伽のスマートクローゼット』(KADOKAWA)が好評発売中

1:リネンのダブルジャケット

大人のおしゃれに必要な「輪郭」を涼しい顔でさらりと加える

例えばベージュ〜ホワイトのワントーンコーデ。夏に似合うムードのある着こなしだけれど、手を抜くと途端にぼんやりしてしまう。そこに、40代のおしゃれにとって不可欠な、"輪郭"を生んでくれるのがジャケットです。冷房対策や紫外線対策に加えて、この"輪郭づくり"という役割を果たすことが、カジュアル派のはおりもの選びの絶対条件。涼しげなリネン素材を選んでストールをまとう感覚でさらりとはおれば、真夏だって暑苦しくないはず。

リネンのダブルジャケット×スカートコーデを着たモデルの小泉里子さん

「シルクブラウス×ニットスカートの旬の組み合わせに、リネン素材のジャケットがカジュアル派らしいこなれ感を添えて。実はこのジャケット、今回登場する6つのコーディネートすべてに似合う一枚。ぜひ着こなしを想像しながら、ページをめくってみてください」

ジャケット¥42,000/カオス新宿(カオス) ブラウス¥24,000・スカート¥23,000/カオス新宿(カオス) ピアス¥21,000/ショールーム セッション(モダン ウィーヴィング) ネックレス¥39,000(マラ エムシーエス)・バングル¥49,000(ガブリエラ アルティガス)/アパルトモン 神戸店 バッグ¥61,000/フレームワーク 自由が丘店(アー スタジオ) 靴¥61,000/ユナイテッドアローズ  銀座店(スチュアート・ワイツマン)

2:ツヤ素材のラップスカート

普通のTシャツを素敵に着たい。その希望をかなえてくれるのがこの一着

ちょうど40歳を過ぎたころでしょうか。シンプルなTシャツを、ただ気分にまかせるだけでは着こなせなくなってきている事実に気がつき始めました。ボトムとのバランスを計算したり、旬小物で盛り上げたり。ラクチンなのがTシャツの長所なはずなのに、かえって手がかかる存在になってしまって(笑)。私がドラマティックな映えスカートの必要性をしつこく唱えるのは、そう、ベーシックなTシャツを、ラクして素敵に着こなしたいという理由から。

ツヤ素材のラップスカート×カットソーコーデを着たモデルの小泉里子さん

「ツヤ素材のスカートは、前回の特集から引き続きの"推しアイテム"です。夏は秋冬シーズン以上にドラマティックなデザインを選びたい。シンプルTシャツが相棒なら、絶対に"行きすぎる"ことはありません」

スカート¥42,000/カオス新宿(カオス) カットソー¥13,000/ボウルズ(ハイク) 帽子¥58,000/ユナイテッドアローズ 青山 ウィメンズストア(ロックアンドコー ハッターズ) ピアス¥65,000/アパルトモン 神戸店(アグメス) ペンダント¥17,000・チェーンネックレス¥12,000/プラージュ 代官山店(ローラ ランバルディ) バッグ¥58,000/ジャーナル スタンダード レサージュ 青山店(ザンケッティ) 靴¥47,000/ユナイテッドアローズ アトレ恵比寿 ウィメンズストア(ロートレ ショーズ)

3:デザインのきいた白シャツ

甘ディテールの白シャツで完成する、理想の女性像の現在形

ファッションエディターを長くやっていると、「どうしたらおしゃれになれますか?」と聞かれることが頻繁にあります。なによりも大切なのは、"理想の女性像をもつこと"。白シャツ×デニムを、かっこよく、かつ女らしく着こなせる女性が私の理想で、今、その女性像をかなえるためには、時代の空気を映してくれる甘ディテールの白シャツが必要なのです。

デザインのきいた白シャツ×デニムパンツコーデを着たモデルの小泉里子さん

「ふんわり袖、フロントデザイン、大胆なサイドスリット。それらのフェミニンなディテールに加えて、どこかストイックなスタンドカラーからのぞく素肌というのも私的には萌えポイント。そこに華奢なゴールドネックレスを添えれば、完璧!」

シャツ¥84,000/ヴェルメイユ パー イエナ 青山店(ケイト) パンツ¥30,000/ロンハーマン(マザー ラブズ ロンハーマン) ピアス¥28,000/TOMORROWLAND(バージュエリー) ネックレス¥15,000/ショールーム セッション(マリハ) バングル¥406,000/エスケーパーズオンライン(ハム) バッグ¥43,000/プラージュ 代官山店(ドラゴン)

4:くすみ系カラーパンツ

40代で新たなチャレンジができるのはベーシックというブレない軸があるからこそ

カラーパンツも映えスカートと同じく、普通のTシャツありきでのチョイスです。でも、30代までの私なら、いくら着こなしやすいくすみ系とはいえ、カラーパンツなんていう選択肢は、目にも入らなかったはず! これがみっひーとの対談で話していた、"トレンドに手を伸ばす感覚"の代表例。ベーシック好きというブレない軸があるからこそできる、新たなチャレンジ。

くすみ系カラーパンツ×Tシャツコーデヲキタモデルの小泉里子さん

「ごくベーシックなTシャツにマニッシュなパンツ。変わったのはパンツの色がくすみ系カラーになっただけで、私にとってはブレないコンビ。そのブレないコンビでこんなにも新鮮になれるのだから、やっぱりトレンドの力ってすごいのです」。

パンツ¥35,000/ebure Tシャツ¥14,000/ボウルズ(ハイク) ピアス¥69,000(ソフィー ブハイ)・ブレスレット¥168,000(ハム)/エスケーパーズオンライン ネックレス¥131,000/プラージュ 代官山店(ソフィー ブハイ) バッグ¥165,000/ジミー チュウ 靴¥28,000/アマン(イル サンダロ オブ カプリ)

5:黒のノースリーブワンピース

酷暑の2週間を乗りきれる、正装感という特性を味方につけて
インドネシアに住んでいる友人が長期で帰国した際、「日本って2週間で季節がコロコロ変わるから服がたくさん必要で大変!」と言ったことになるほどと、膝を打ったことがあります。日本の夏には、暑がりじゃない私でも耐えきれない"酷暑の2週間"というものがあり、その2週間は、着るものについて何も考えられなくなる。その時、特に働く女性が頼りにしたいのがこれ。圧倒的な正装感が備わっていて、小物しだいでどんな表情にもなる。

素材はシルクでもTシャツ生地でも構わない。大切なのは素肌という最大の女らしさを手にできる、ノースリーブであるということ。

黒のノースリーブワンピースコーデを着たモデルの小泉里子さん

「黒のノースリーブワンピースで今どきのモダンさを堪能したいなら、モノトーンコーデに徹するのが正解。ポイントで加えるアクセサリーは、色気のあるゴールドがいい」。

ワンピース¥140,000/ebure ピアス¥21,000/ショールーム セッション(モダン ウィーヴィング) バングル¥406,000/エスケーパーズオンライン(ハム) ストール¥23,000(参考価格)/アマン(アルテア) 靴¥154,000/アパルトモン 神戸店(ジュゼッペ ザノッティ)

6:コインネックレス

遊び心のあるチャームと華奢なチェーンのバランスが肝

人の顔だったり、数字やアルファベットだったり。コインネックレスって、実は遊び心たっぷり! でもなぜか、ほかのチャームネックレスにはない大人っぽさとリッチ感が備わっていて、40代の女性が軽々しく手を出してはいけない白T×デニムを、こんなにも特別に仕上げてくれるのです。選びのポイントは、チェーン部分が華奢であること。素肌や服にチェーンが"溶ける"様子が、やんちゃな遊び心を大人の可愛げへと昇華してくれるのです。

コインネックレス×白Tシャツ×ベスト×デニムパンツコーデを着たモデルの小泉里子さん

「遠目だと見えないくらいの華奢なロングネックレスをレイヤードすれば、さらにスペシャルな装いに」。

コインネックレス¥112,000・ロングネックレス¥54,000/ホワイトオフィス(ジジ) ロングジレ¥33,000/ヴェルメイユ パー イエナ 青山店(ヴェルメイユ パー イエナ) Tシャツ¥16,000/フレームワーク 自由が丘店(エイトン) パンツ¥36,000/マディソンブルー サングラス¥34,000/オプティカルテーラー クレイドル 青山店(クリスチャン ロス) バッグ¥98,000/アパルトモン 神戸店(ザンケッティ) 靴¥43,000/フラッパーズ(ネブローニ)

【Marisol6・7月号2020年掲載】撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/TOMIE(nude./磯部・三尋木分) 高橋美帆(磯部・三尋木分) 構成・文/磯部安伽 三尋木奈保

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