私は、5年ほど前によくその道を通っていて、前を通るたびに気になる風貌のお店だなと思っていました。
一見すると何屋さんなのかわからない、自転車がいっぱいあるけど自転車屋ではなさそう。。建物はレトロなビルをそのまま改装して使っている感じ。
ある時何かをきっかけにそこが飲食店だということを知っていつか行ってみようと思い、ふらっと入ってみたのが4年前くらいの夜深い時間帯。
何も調べずにふらっと入ってみたら、実はコースで提供するお店だったことをその時知りました。
ただ、その時は閉店の少し前くらいの時間で、お店も落ち着いてるからと、特別に2〜3品お任せで出してくれることに。ラッキーでした!
何も調べず無知のまま出された料理のクオリティの高さに驚き!!
とても美しくて繊細な味の量がいくつか出されて、絶対に次は予約してコースをいただくと決めてお店を出たことを覚えています。
去年の6月にお店がリニューアルされ、シェフも交代されたようで、私はまだリニューアル後には伺えていないのですが、どんな感じで変化したのか楽しみです。
今回の内容はリニューアル前の内容になります。
お店の雰囲気もさることながら、料理の内容もかなり独創性に溢れています。
シェフのその時々のアンテナが働いたものをどんどん取り入れていく、そんな感じがします。
ジビエはもちろん台湾やタイに行かれた直後には現地の謎の食材やその土地のエッセンスが色濃く反映されます。
余談ですが、お店で提供されていたかは不明ですが、別のイベントでは昆虫を使った料理もやられていた覚えがあります。
シェフの感性は芸術的な領域に入っている感じ。絶対に他ではない料理、味。
器のセンスも独創的で大好きです。
後々お店のことを調べてみたら、熱狂的なファンが多いようで、某有名歌手もかなり通っていたというような情報もあったり。
でも、すごくわかる気がします。
ジャンルも何とは言えず、食べログには割烹、イノベーティブ、フュージョンなどと一応書かれていますが、まあどれにも属すし、どれにも属さないとしか言えないです。
自分で書いてて今気づきました。。
ただ、いくつかお店のレギュラーメニュー的なものもあるのでご紹介すると、シルバーの器に乗っているのがカマスのフィッシュ&チップス。
とても軽くサクッと揚げてあるので、手で掴んでスナック感覚でいただけます。
その隣のキウイとパクチーのサラダもレギュラーメニューのようです。
香草はその時々で変わっているかもしれないです。
こちらも、想像をこえるフレッシュだけど複雑な味。全体が完璧な調和。完全に計算されています。
この時は、確かシェフが台湾(だったはず)から帰ったばかりで、その要素が強く出ていた料理でした。
別の機会に伺った時は、料理の内容も器の雰囲気もまた全然違いました。
お酒は全てペアリングでいただきます。
お酒のセンスも料理同様個性溢れるチョイスをしてくれます。
日本酒からワイン、焼酎など料理に合わせてジャンル問わずに提供され、知らないお酒がいつも出てくるのでとても楽しませてもらえます。
最近は、こんなご時世なので土日はランチもやっているようで、お昼も行ってみたいなと思っています。
ランチはかなりリーズナブルなお値段のようです。
もしよかったらぜひ行ってみてください!