今年は行くことさえ諦めていましたが、わずかな時間でも身を置きたく訪ねました。
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私のライフワークの植物療法、もちろん植物を使うのですが、「ドライハーブ」とか「精油」のように保存がきく状態での活用がほとんどなので、生きている植物を知らなくても専門資格は取れますし、私自身、このお仕事を始めたばかりのころは今ほど「生きた植物」を知りませんでした。
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きっかけは、お仕事を通して出会ったガーデナーや育種家さんたち。
とにかく愛情いっぱいに育てていて、食べ方をたくさん知っていらっしゃる!
ついつい成分で見てしまいがちな私の堅い頭がゆるゆると解ける出会いでした。
生きるために必要な成分をすべて自分で作る植物は、弱点を補う成分も自作します。
たとえば乾燥対策に保湿作用のある成分を作ったり。
私たちが冬にお化粧水を「しっとりタイプ」に変えるように、気候によってその量を調整して作っています。
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育てる専門家や大自然で暮らすお母さんたちのお話を聞いながら植物を観察してみると、どうしてこの成分を作ったのかが、少し分かるような気がしたりして。
講習にこの体験も活かしていこうと、改めて思えた訪問でした。