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キンと冷やしたシェリーに合わせる塩ゆでえびとからすみマヨネーズ【平野由希子のおつまみレシピ #83】

今回はシェリーに合うレシピご紹介
【今月のお酒】シェリー
シェリー酒

(右)ルイス・カバジェロ フィノ・パボン

(左)ルイス・ペレス  ラ・バラフエラ2016

(右)1830年創立。シェリーやリキュールの製造で最も知られている会社のひとつ。フィノは大半がヘレスで造られるが、これはエル・プエルト・デ・サンタ・マリアで造られている。パロミノ種100%。麦わらがかった美しい黄金色、繊細なアロマ、とてもドライな味わい。平均 4 年熟成。アルコール度15%。750㎖¥2,000/T.G.A. 

(左)ルイス・ペレス氏はもともと醸造学の大学教授で醸造家。2002年、自身の醸造所を設立し、200年前と同じ本来のシェリー造りを開始。収穫したぶどうを天日に干して糖度を凝縮し、酒精強化を行わない。卓越したぶどうが収穫できた年だけ造られるキュベで、2013、2014、2016のみ。パロミノ・フィノ100%。アルコール度15%。750㎖¥13,000/ラヴニール
シェリーはスペインのアンダルシア地方で白ぶどうから作られる酒精強化ワイン。
「シェリーといえば食前酒のイメージが強いかもしれませんが、食中酒として和食に合わせるのもおしゃれです。魚卵類、からすみなど珍味系のものともよく合うので、これ1本で家飲み和食を楽しめます。今回は色鮮やかにゆでたえびにちょっとクセのあるフェンネルを添えて、コクのあるからすみマヨネーズで。シェリーは冷やして合わせるのがおすすめ! オン・ザ・ロックもいいですね。栓を開けてから保存期間が長いのも便利です」


【レシピ】塩ゆでえびとからすみマヨネーズ

塩ゆでえびとからすみマヨネーズ×シェリー酒

【材料[材料・2人分]

えび(車えび、ブラックタイガーなど)…6尾
フェンネル(根元の部分)…1/2株(なければセロリなどでも)  

A
マヨネーズ…大さじ3
からすみパウダー…大さじ1

塩・酒・オリーブオイル…各適量


【作り方】

❶えびは背わたを取る。塩、酒を加えて沸騰させた湯に殻ごと入れ、 2分~ 2分30秒を目安にゆで、ザルにのせて冷ます(車えびの場合は、この後で頭を取る)。

❷フェンネルは 1㎝幅のスティック状に切る。

❸Aを混ぜて器に盛り、オリーブオイルを回しかける。

❹①と②を盛り合わせ、③を添える。

  • 平野由希子
  • 料理研究家、日本ソムリエ協会認定ソムリエ、フランス農事功労章シュヴァリエを叙勲。ワインバー「8 huit.」オーナー。フレンチをベースにしたおしゃれな料理とワインのペアリングを学ぶ、少人数制の料理教室「cuisine et vin」を主宰。詳細はホームページで。(https://www.yukikohirano.com/) 近著に「ソムリエ料理家のワインを飲む日のレシピ帖」(KADOKAWA)。
【Marisol 9月号掲載2020年】撮影/邑口京一郎 スタイリスト/駒井京子 取材・文/海出正子 

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