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今、アラフォーが「グっ」とくる服はこのブランドにある!大人に売れてるステディブランド

おしゃれのプロが今、「グッ」とくるのはすべて日本発ブランドだった!

ライフスタイルが変わりつつある今、大人の服選びにも少しずつ変化が出始めている。 ただ素敵なだけではもの足りない。ブランドのフィロソフィーや女性像に心動かされるから、その服が好きになる、欲しくなる。"せっかく"おしゃれをするのだから、今こそファッションの楽しみや高揚感を運んできてくれる服を!


☆語ってくれたのはこの2人!

松村純子

松村純子

さりげなく女っぷりがきわだつコーデが大人気のスタイリスト。買い物は自称慎重派だが、気に入ったアイテムへの熱量は相当高め
発田美穂

発田美穂

服への愛が過剰な、自他ともに認めるお買い物大好きエディター。好きなアイテムへの偏愛も見せつつ、新しいおしゃれにも果敢に挑戦

心惹かれるのは女性像が明確なブランド

発田(以下H)ベーシックだともの 足りない、かといってトレンドのような一過性のアイテムには飛びつきたくない。どこで服を買えばいいかわからない、“おしゃれ迷子”に陥っているアラフォーって多いと思う。

松村(以下M大人ってついつい頭で考えて服を選びがちですよね。

H 思うんだけど、マリソル世代はとてもまじめだから、“似合う似合わない”とか“長く着られる”を第一に考えて買い物をしているんじゃないかな。

M 一方で服が好きな人は、ときめき優先でお買い物していますよね。発田さんなんて特に。

H ええ、いつだってときめきファースト主義です(笑)。

M 私は常々、スタイルやその人らしさって、実はそういう“情熱”で磨かれていく部分が大きいような気がしていて。勢いのあるブランドって、必ず提案したい女性像や物作りへのブレない思いがある。ブランド側の熱量も大きいんですよね。

H なるほど! だからこそ私たちも、そのブランドに情熱を抱くわけね。なんだか熱い話になってきた(笑)。

M はい!(笑) 今回ピックアップされているブランドは、いずれも女性像や服の背景が明確


H 服そのものはもちろん、ブランドのフィロソフィーに惚れることって確かにある! コンセプトがはっきりしているブランドは、例外なくショップのインテリアも素敵。空間も含めて、さらにその服が好きになっちゃう。

M すべて日本ブランドなのもおもしろいし、すごくリアルですよね。作り手の思いがダイレクトに伝わってくることが大きいのかも。

H なにしろ、服にパワーがあるから、自分が着るだけでなく、モデルが着ているのを見ているだけでもワクワクする!



深く共感して買った服は長く愛用できる

M 今の自分にぴったりくる女性像はもちろんですが、今後、年齢を重ねた時にこういう女性でありたいなという、将来のビジョンみたいなものを見せてくれているブランドにも惹かれます。

H そういうブランドの服って、トレンドが移り変わっても絶対に古くならないんだよね。

M 深く共感して買っているからずっと好きだと思えるし、年齢ごとに着こなしの楽しみが変わるから、結果長く愛用できます。

H 私、おしゃれの冒険には積極的なタイプなんですけど……。

M はい、知ってます(笑)。

H 新しい服に挑戦することでおしゃれの軸が見えてきたり、本当に好きなものがクリアになったりするよね。そうなると服選びがどんどん楽しく、しかもラクになってくる。

M そうなんですよね。“グッとくる気持ち”に素直に従うことで、大人のおしゃれの幅が広がるような気がしています!



BRAND: 01

モダンな女らしさは
エブールで手に入れる

「人生で多くの経験をし、 多くの精神的進化を遂げて得た、しなやかな自分らしさと芯のある女性がイメージ」(エブールPR・中田諭希子さん)コートからスタートしたブランドだけあり、メインアイテムのアウターやジャケットなど体のラインが美しく見える服に定評が。ワンピースも毎シーズン人気。

<大人が着映えする上質なレースといえばここ。いいものはいい、と見るたびに心から思います。 From Junko.M>

<ジャケットの素材感と端正なつくりに惚れ惚れ。〝上等な女らしさ〞のさじかげんも絶妙 From Miho.H>

大人がぐっととくる服1_1

毎シーズン新作を発表するラグジュアリーなレースアイテムは、エブールの魅力を語るうえではずせないもの。ディテールまで凝ったつくりの艶めくレースワンピースに、マニッシュなダブルジャケットをさらりとはおる。素材とテイストのコントラストを楽しみながら着こなせるのは、年齢を重ねて成熟した大人だからこそ。

ワンピース¥150,000・ジャケット(共布ベルトつき)¥66,000/ebure ショルダーバッグ¥58,000/八木通商ザンケッティ事業部(ザンケッティ) リング¥155,000/マリハ 伊勢丹新宿本店(マリハ)



BRAND: 02

大人が似合うキレのいいトレンドは
カオスで見つかる

「日本の女性は年齢を重ねるごとに、ファッションがコンパクトにまとまりがち。トライすることを忘れず、解放的な気持ちでおしゃれを楽しんでほしいと思います」(ディレクター・櫛部美佐子さん)女性像はあえて設けず、自身もマリソル世代であるディレクターの肌感覚を生かしたリアルで洗練された大人のための服がそろう。

<着るだけで〝確実にこなれて見えるようにできている〞服。ゆるさも素材感も本当にうまく、旬スタイルに欠かせないブランド From Junko.M>

<カジュアルに着るジャケットの魅力を知ったのはこのブランド。必ず似合うものに出会えると、絶大な信頼を寄せています From Miho.H>

大人がぐっととくる服1_2

ジャケットとパンツのセットアップといえばやはりここ。大人になり丸みが出てくる肩から背 中にかけて、すっときれいに見えるラインにこだわっている。さまざまな体型の人にフィット しつつ、トレンド感もあるパンツも人気。

ジャケット¥52,000・パンツ¥32,000・Tシャツ¥8,500(以上カオス)・バッグ¥54,000(ア ヴァケーション)・ブーティ¥110,000(プロエンザ スクーラー)・ネックレス¥15,000(キャッツ)/カオス表参道
【Marisol10月号2020年掲載】撮影/金谷章平(人物) 魚地武大(TENT/物) ヘア&メイク/笹本恭平(ilumini.) スタイリスト/松村純子 モデル/竹下玲奈 取材・文/発田美穂 撮影協力/スタジオ バスティーユ

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