NETFLIXにて、韓流の次に話題になっている(はず)、「エミリー、パリへ行く」。
SATC (セックスアンドザシティ)の製作陣が再タッグを組み製作されたというこちらのドラマ。SATCのセリフをソラで暗礁できるほど見まくったアラフォーならとりあえず流しつけてみていただきたくご紹介させていただきます。
眼前に映し出される「異文化」はコロナ禍において重要な心のエッセンスだよ!と気づかせてくれるほどにパリの街並み目白押しです。このドラマ撮影時の2019年、人類は海外渡航を許されていた……。
太い眉、キラキラしたおめめ、花が咲いたような笑顔、パンチありまくりのファッション。
何より、似合うかどうかより「好きな洋服を着てまーす!」という雰囲気こそが超かわいいのです。
某サイトによるとこのドラマ、当のパリジャン・パリジェンヌからの反応がおもしろいとのこと。「あまりにもステレオタイプ」「彼女の盛り盛りのファッションはパリの街には合わない」などなど批判もママあるようですが、「ま、それはそれ」で流してくれている模様。さすが小さい事にこだわらないところに心の広さを感じました。自由恋愛の国はおおらかさが違う。
そう、エミリーは強いのです。あまり落ち込んだり悩んだりする姿が映されないのでそう感じるだけなのでしょうか。手前がボストン留学した時は最初の2週間は泣き暮らしてました。言葉が通じない、友人がいない、味方がいないということがどれほど寂しかったことか……。
セーヌ川沿いを多摩川沿いなみの空気でランニングしてるし。
スマホで翻訳アプリ的なもの使って適当に同僚とコミュニケーション図るし。
エミリー、お願い!少しはホームシックとかかかってくれ‼
(実際は劇中でそんなシーンも出てきますが、己との重さが違い過ぎて……)
表面上の明るさならあれども超ネガティブで面倒くさがりな私にはエミリーがまぶしくてまぶしくて、いやーこんな女の子に生まれたかったなぁ……とあっという間に観終わりました。1話30分というのも気軽にみられてうれしいところ。
海外旅行に行けない今だからこそ、パリの空気をエミリーからビショビショに浴びさせてもらうのはいかがでしょうか。