1974年10月18日生まれの46歳です。
8年ほど前に美女組メンバーの一員となり、自らのコーディネートを中心としたファッション情報を発信させていただいてました。
母の影響もあり、昔からおしゃれをすることが大好き。
お給料の大半を費やすほど、並々ならぬ情熱を注いできました。
そんなファッション好きが高じて、昨年25年の会社員生活にピリオドを打ち、現在はパーソナルスタイリストとして活動しています。
ただ、私にとっておしゃれは“大好きなこと”ではあっても、決して“楽しいばかりのもの”ではありませんでした。
どちらかと言えば、一筋縄ではいかない思い通りにならないもの。
本当に心の底から楽しめるようになったのは、ここ数年のように思います。
なぜ、楽しいばかりでなかったのか?
それは・・・
小柄だから。
身長153㎝、普通の人より小さい。
たったコレだけのことですが、平均体型から外れた時点でオシャレの選択肢は極端に減ります。
そもそもサイズが合う服がない。
サイズが見つからないから、着たい服を着るなんて夢のまた夢。
いつも服を探して、いつも理想と現実のギャップに落ち込む・・・その繰り返し。
それは、まるでおしゃれをする事から門前払いを食らったような、そんな気分。
しかし!!
ハードルが高ければ高いほど、障害があればあるほど燃えるのが人間ってものです。(笑)
様々な試練、紆余曲折を経て辿り着いたのが
【足らない身長の見劣り感は、全身トータルで補うべき!】ってこと。
サイズ感だけに囚われず、着たい服を工夫して着る!
このブログでは、その“小柄でも素敵に着こなす為のヒント”をタップリお届けしたいと思います。
「もっと自由に、おしゃれを楽しもう!」そう思えるキッカケとなれば、それほど嬉しい事はありません。
どうぞ、宜しくお願い致します♡
これからの季節、小柄にとって最も悩ましいのがコート選びではないでしょうか。
色とデザインが気に入ったものを買えば、サイズが合わなくて着られた感が拭えなかったり、
サイズ感を重視して選べば自分が理想としていたモノとは別物になってしまったり。
・・・低め身長の女性なら誰しも、一度や二度は経験した“コートあるある”ですよね。
でも、そもそもコートだけで100%納得なんてあり得ない事に気が付きました。
大事なのは“どのコートを着るか?ではなく、どう着るか!”です。
そこで!
コート別、40代小柄さんがバランスよく素敵に見えるオススメの着こなしをご紹介したいと思いますー。
【ロングコート①:身幅も着丈もタップリ!オーバーサイズのノーカラー】
身幅も着丈もタップリとしたノーカラーコート。
昨年に購入した当初は、サイズ的に私には少し大き目かなと思っていました。
なので、ヒールを履くことでバランスを取っていたのですが・・・
今年はあまりヒールの気分ではないのと、靴が限定されると着こなしの幅が広がらないのでフラット合わせにもチャレンジ。
inner:iena
pants:theory luxe×marisol×bemi
shoes:converse
bag:madison blue
フラットで気を付けるべきは全体の重量バランス。
足元が華奢だとコートのボリューム感のみが目立ってしまうので、フルレングス+スニーカーでドッシリ重めに!
【ロングコート②:スッキリ細身、縦長シルエットのマキシ丈】
色違いで所持するほど気に入っているSマックスマーラのコート。
思いきりロング丈ではあるけれど、身幅は細く全体的にスッキリしたシルエットです。
knit:'S maxmara
knit:madison blue
pants:upperhights
shoes:foremos marco×bemi
bag:madison blue
この手のカタチは、縦長感を出しやすくバランスは取りやすいのだけれど、普通にヒールで合わせると少し古臭い印象になりがちなのが注意すべき点。
ニュアンス色でまとめてラグジュアリー感はキープしつつ、クロップドデニムにスニーカーでカジュアルに落とし込んで今っぽく!
目線アップ効果はモチロンのこと、おしゃれ度もグンとアップします!
【ミディ丈コート: ジャストなサイズ感!ベストバランスが叶う理想的コート】
小柄による小柄の為のコートとしてコラボで製作させていただいたコート。
一番バランスよく着られる着丈とシルエットに拘りました!
ただ、見た目だけでなく機能性も重視して裏地も付けております。
裏地付コートは、デザインがイマイチ若しくはサイズが大きいことが多く、暖かいのは確かでも低め身長女子にはムズカシイ。
そんなこんなで私も手持ちコートは全て裏地なしですが、真冬には寒いのが正直なところ。
このコートで、ようやく冬の寒さから解消されそうです。
knit:deuxiemeclasse
pants:mother
shoes:manolo blahnik
bag:hermes
クロップドパンツに華奢フラットシューズは、スッキリとして小柄にとっては鉄板とも言える組み合わせ。
ですが、その見た目の軽さからアウターを羽織ると途端にバランスが悪くなるのも事実。
けれど、このコートに限ってはそんな心配は無用。
どんな足元でも、バランスよく着こなせます。
hermesのケリー。
どちらも長年憧れ続けていたもの。
シルエットの美しいコートには、そんな上質な小物を添えたくなります。
いかがでしたか!?
次回はさらに、わたしが今シーズン気になるコートをご紹介します。
丈は、今回と違って、ショート丈!
お楽しみに(^o^)
*次回は11月27日(金)公開予定です
- bemi
- 阿部恵美。身長153cm。 25年間の会社員生活を経て、2019年にパーソナルスタイリストとして独立。 小柄でもバランスよく素敵に見えるコーデ術、もの選びの審美眼は、マリソル編集部も絶賛。ショップマリソルなどでプロデュースする、小柄さん向けの服も、毎回人気。