わかりやすい「ザ・きれい色」は今年はお休み。あいまいなきれい色をベースに、同系色のニュートラルカラーを重ねていくのが秋の新常識!
☆What's 「 ニュートラルカラー」?
ひと言で「何色」と言いきれない奥行きのある、あいまいカラーのこと。淡い色みからこっくりと濃厚な色まで秋は幅広く登場。
①スモーキーな「ウォーム系」
ベージュからピンク、テラコッタまで…… 今までは甘くなりがちだった暖色系もあいまいなニュートラルカラーでまとめれば大人の温度感がぐっと高まって。アラフォーにこそ似合うカラーパレット。
ご覧のとおり「何かと何かを混ぜたような色」が、今年買うべき旬カラーの基準。ウォーム系のニュートラルカラーは女っぽい華やかさも出せるのがメリット。シンプルなバッグや靴も色の力でしゃれ感がぐっと高まる。
■「 ウォーム系ニュートラルカラー」で作るワントーンスタイル
心ときめくピンクやテラコッタのニュートラルカラーを中心に、それをなじませる方向のワントーンを意識して。
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大人の女っぷりが深まるニュートラルピンクのレイヤードスタイル
今までの華やかなピンクは着こなしに一点だけ、がいわゆる「常識」だったけれど、今年のニュートラルピンクなら、上下で重ねても甘くならない。ココアピンクのTシャツ×ベージュピンクのベルベットパンツに、ピンクがかったグレージュのコートを重ねて……。淡くまろやかなワントーンは、大人の余裕と女らしい温度感がたっぷりと漂う。
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濃度高めの色合わせは素材感の緩急ですっきり見せて
まろやかなピンクニットは、白っぽさとブラウンみを絶妙にブレンドした印象的な一枚。こっくりしたブリックレッドのスカートを合わせて、秋らしい濃度のおしゃれを堪能して。モヘアとツヤ、素材感のコントラストでメリハリをつけて、くどくならない工夫を。ダークブラウンの小物たちが、ウォーム系の服の色合わせになじみつつ全体を引き締めるポイントに。
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おいしそうなカフェ配色もニュートラルカラーでビターな雰囲気に
チョコレート、ココア、オレンジ……スイートな響きのカフェカラーだけど、それぞれにニュアンスと奥行きのあるあいまいトーンだから、大人の色っぽさへ昇華。深みのあるオレンジは、スカートではなくニットの下に仕込んだキャミソールワンピ。今っぽい印象の秘密はこんなところにも。