坪田あさみ エディター・ライター
@asamit1201
@sundownertokyoomuretsu
かつては「リブニット先生」と周りから揶揄されるほど、リブニットを狂ったように買い漁っていた私ですが、二の腕のむっちり感と背中の丸っこさが年齢とともに加速し、この冬はリブニットを着るのを諦めました。そしてトレンドのシアーニットも私には無理!
もし着用するにしても羽織ものがあるとき限定です(泣)。
そんな私と悩みを同じくするアラフォーは決して少なくない!と信じて、今回はアラフォーにうれしい細見え効果がありながら、旬な着こなしに見せてくれるニットをご紹介したいと思います。
まず、この冬のニットに関して、タイトルにもあるように私は「ゆるニット」一択です。コーディネートでも今年はボトムインせず、ビッグサイズをゆるっと着るのが気分なので、体型隠しをしながら、堂々とトレンドを楽しみたいと思います。
そしてアラフォーが「ゆるニット」を着こなす時に気をつけるポイントですが、私は以下の3つを意識しています。
1/野暮ったく見えないか?
2/ほっこりしないか?
3/今どきなコーディネートになるか?
ニットは「寒いから着る」という実用的な面があるため、ともすると野暮ったくなりかねません。特にゆったりとしたシルエットやざっくりとしたものはそうです。そして「NOTほっこり」を忘れないように!
ではさっそくこの冬ワードローブに加えたニットを細見えポイントを交えてご紹介します。
私の場合、冬のコーディネートに一番活躍するのがタートルニットです。これまでは細身のリブニットが自分的定番でしたが、この冬はゆったりシルエットのリブなしの、写真のようなゆるタートルに切り替え中。
冒頭にも書いたように細身のリブタートルを自分のイメージ通りに着られなくなったことが大きな理由です。またリブの場合、プリーツやレース、柄もののボトムと合わせると、リブの縦線がちょっとうるさく、合わせづらい時もあると感じていたので、そこも解消されます。
このニットはとっても繊細な薄手の素材なのですが、かなりゆったりとしたシルエット。さらにカシミヤなので暖かさも十分。
とっても気に入ったのでその後グレーに加え、同じデザインとサイズのブラックとベージュの計3色を大人買い。上質なカシミヤはキャミの上に直接着てもすべるようになめからで、うっとり快適な着心地です。
細見えポイント
・袖にナチュラルな膨らみがあるので、薄いのに二の腕の肉感を拾いません。
・袖先のリブ部分が細長くモダンな雰囲気を演出してくれます。
・タートル部分の後ろに少しスリットが入っているので、首は細い筒なのに着脱はスムーズ。脱いだり着たりを繰り返してもタートルが伸びにくいから、ずっと首元にフィットしてくれます。
バッグ/GIANNI CHIARINI
同じくタートルニットですがもう少し膨らみのある素材でゆるタートルを投入してみました。
これはあえてのメンズ42サイズ。こちらもカシミヤで暖かく、チョコレートブラウンがこの冬らしいメンズライクなムードです。
実はこのニットの下にはリブワンピースを着ているのですが、モコモコ感は全くありません。それぐらい上半身のボディラインを拾いません。
私は仕事柄、冬の早朝ロケなどがあり防寒第一な日にニットonニットで着ようと思っていますが、一般的にはビッグシャツの裾をニットから少し出した着こなしなどにも、このメンズのサイズ感が重宝すると思います。
細見えポイント
・メンズサイズは身幅自体がレディースよりぐっと広いので重ね着したい時に余裕があり、モコモコしません。
・ラフに着てニットのカジュアル感を満喫できますが、ざっくりとした編み目ではないのですっきり見えます。
・曖昧カラーとも相性がよく、ぼんやりしがちな色をちゃんと引き締めて見せてくれるダークカラーが今どきです。
この冬はカーディガンもゆるシルエットに変更。ハイゲージだと途端にコンサバ感が強くなってしまうカーディガンですが、羽織りものとして一枚あるとコーディネートの幅が広がります。
新たに投入したのは、ゆったりルーズなフォルムと大きなレザーボタンがアクセントになったシャギーニット。色はアイボリーで女らしさも意識。
放っておくとカーディガンは途端に野暮ったくなりやすいアイテムなので、インナーをすっきりさせるよう意識します。この日はシルクのリブタンクに重ねて華奢見えを狙いました。
細見えポイント
・ほっこりしないよう大胆なVネックで鎖骨をしっかり出します。
・袖にボリュームがたっぷりあるので、袖をたくし上げ手首などの細い部分を出してメリハリをアップします。
・ボタンはきちんと留めず適当な感じにしてコンサバ感を払拭します。
すでにこのブログでも登場させたシャギーニットは、この冬真っ先に投入した一枚です。シャギーはそれだけでふわふわ着膨れして見えそうなので、クルーではなく鎖骨が見えるVネックを選びました。
ダークブラウンは全体を引き締めつつ、黒ほど強い印象にならないので、大人が取り入れやすい色だと思います。
細見えポイント
・ゆるシルエットなので体のラインは全く拾わず、Vネックから鎖骨が見えるので華奢な印象に。
・ずるっとルーズな丈感なら細身のパンツやタイトスカートでもヒップ周りが隠れて安心。
・クルーやタートルネックのシャギーニットを選ぶなら、細見え的には半袖など腕が見えるデザインで抜け感を。もしくは袖をたくし上げてコーディネートする前提で。
いかがでしたでしょうか?
今回も長くなってしまいましたが、読んでくださりありがとうございました!
冬の主役アイテムであるニットは色やデザイン、素材が豊富でつい何枚も欲しくなってしまいますね。
お家の中でもおしゃれが楽しめるニットをぜひ新たに投入してみてくださいね。
*次回の更新は12/12(土)になります。お楽しみに!