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時計迷子の40代エディターが新たな視点で、探します!“男性目線”で選ぶ一生モノの時計選び

40代の今、一生モノの高級時計を手に入れるなら、時計好きのおしゃれな男性がうなるような一本が欲しい!マリソルエディターのふたりが、人気スタイリストと時計ジャーナリストの男性ふたりを招いて、本気の時計探しをします。

40歳前後を境に、若いころに買った時計がもの足りなくなってくる。肌や髪、体形が変わり始めると同時に、若いころには想像しなかった「20年後の自分」を意識し始めるのが40代。次に買う時計はいったい何がいい? レディスウォッチのスペシャリストでもあるスタイリストの伊藤美佐季さんの提案を参考に、そろそろ40代で買いたい「本気時計」を探そう。

※YG=イエローゴールド、RG=ローズ(レッド)ゴールド、PG=ピンクゴールド、WG=ホワイトゴールドを表します

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    時計ジャーナリスト 篠田哲生
    『ホットドッグ・プレス』を経て独立。 雑誌やWEB、新聞など、40を超える媒体で時計記事を執筆。12月に『30歳を過ぎたら、男の時計選びは教養だ』(光文社新書)を発売予定

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    スタイリスト 池田尚輝
    メンズファッション誌、広告、TVなど、幅広いフィールドで活躍する人気スタイリスト。『UOMO』では、リヒト主演の連載「40歳男子に似合う時計」のスタイリングも担当していた

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    エディター 磯部安伽
    センスと熱量のあふれる誌面づくりと、カジュアルベースの私服スタイルが読者の支持を集める。著書に『ファッションエディター磯部安伽のスマートクローゼット』(KADOKAWA)

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    エディター 三尋木奈保
    清潔感ときちんと感を軸にした女らしいスタイルと、説得力のある美しい文章に人気が集まる。著書『マイベーシック ノート』(小学館)は、累計18万部を誇る大人気シリーズに



池田 三尋木さんが今つけていらっしゃるカルティエのサントス ドゥモワゼルこそ、一生モノ時計じゃないですか。お酒好きと聞いていますが、酔ってなくしそうになったりしませんか?

三尋木 どんなに飲んでも絶対にはずしませんよ(笑)。この時計は33歳の時に清水買いしたんです。当時は、〝上質なものを身につけて、素敵な大人の女性に見られたい”という気持ちがあったから、高級ジュエリーを買う感覚でこの時計を選びました。

篠田 三尋木さんのファッションに合っていて素敵ですね。

三尋木 買ってから15年以上たった今でもすごく気に入っているんですけど、40代になってからは、次なる一本に、ずっと出会いたいと思っているんです。でも、時計の知識がまったくなくて、何を買ったらいいのか全然わからない。

磯部 そう! 女性だけで話していても、「やっぱりパテック フィリップがいいのかなあ?」で話が終わってしまい、それ以上は広がらないんですよね。高価な時計を買うなら、それなりの知識はもちたいし、時計好きのおしゃれな男性がうなるような一本が欲しいなと思ってるんです。

池田 たぶん、一般の男性からすると、女性が身につけていて理解できるものって、時計とスニーカーくらいなんですよ。ほかのものはよくわからないから、触れちゃいけないんじゃないかなって遠慮もあったりして(笑)。だから時計って、コミュニケーションツールとしても最適だと思います。

篠田 そう。時計ってすごくパーソナルなものだから、女性が身につけている時計を見た時に、自分の世界観やセンスに近いものをしていたら、「おっ」と思いますよね。僕はそれって、〝共感”なんだと思うんです。

三尋木 共感ですか。なるほど!

篠田 20代の女性をそういう目線では見ないかもしれないけれど、経験を積んできた40代の女性がつけている時計を見ると、好きなものとか、これまでにどんなものを見てきたのかとか想像ができる。それに共感ができたら、「男性がうなる時計」ってことにつながると思うんです。


■三尋木の愛用時計を公開!

“男性目線”で選ぶ一生モノの時計選び1

(右)就職した年、22歳で購入した、カルティエ「マストドゥタンク」 
(左)ダイヤ入りのカルティエ「サントス ドゥモワゼル」は、ハワイで手に入れた。「この2 本を含めて、手持ちの時計はすべてスクエアフェイス。次はラウンドフェイスが欲しい」(三尋木さん)


■磯部の愛用時計を公開!

“男性目線”で選ぶ一生モノの時計選び2

カルティエ「タンク ルイ カルティエ」(右)とロレックス「オイスター パーペチュアル」(左)を、気分やシーンに合わせてローテンション。「どちらも、どんな服にも似合うシンプルさが好みです。次に手にする時計は、プラスαの存在感があるものを」(磯部さん)


機械式時計やジュエラー時計など、カテゴリーに整理して知識を増やす

三尋木 具体的には、何をつけたら、男性が共感するのか知りたいです。

篠田 40代で一生モノの高級時計が欲しいと思っている女性って、たぶん男性とも対等なパートナーシップを結びたい意識があるんじゃないなかって思うんです。特にマリソルには、そういう読者が多いんじゃないなかって。

磯部 さすが! そうだと思います。

篠田 今回は、そういった価値観で時計を選んでみました。まず、〝4大雲上ブランド”のひとつ『パテック フィリップ』を知っているならば、ほかの3つのブランド『ヴァシュロン・コンスタンタン』『A.ランゲ&ゾーネ』『オーデマ ピゲ』も知っていてほしいですね。 「男性目線を参考にセレクト!40代で手にしたい一生モノ時計カタログ」のページで紹介したのは、メンズとほとんど同性能の機械式時計です。ある程度のサイズがないと機械を搭載できないので、どれも比較的大きめなのが機械式時計の特徴なのですが、このサイズ感を40代女性がつけるのは、とてもかっこいいと思います


磯部 最初から超共感しちゃったんですけど(笑)。私、『ヴァシュロン・コンスタンタン』の「パトリモニー」が、めちゃくちゃタイプです。一見、メンズライクなのに、サイドにダイヤモンドがあしらわれていて、最高にエレガント!

池田 磯部さん、似合うと思いますよ。今着ている白シャツにさらっとつけたら素敵じゃないですか。それに機械式のウンチク話とか、一緒に盛り上がれそう(笑)。キャラクターに合ってると思います。

篠田 次は、おふたりもつけている『カルティエ』もこのカテゴリーに入りますが、〝時計に本気”のジュエラーの時計。『ショパール』『ピアジェ』『ハリー・ウィンストン』からピックアップしてみました。現在の『ハリー・ウィンストン』は、時計グループの傘下に入っていて、時計のレベルが格段に上がっています。ダイヤモンドを使っている時計に関しては、ジュエリー同様の輝きを堪能できると人気です。

池田 三尋木さんの“コンサバ感”を拾うんだったら、『ピアジェ』の「アルティプラノ」がぴったりなのでは? この時計のたたずまいと、三尋木さんの雰囲気が合ってます。 


三尋木 すごく素敵です〜。これを身につけたら、女性としての格が一段上がりそう!

篠田 あとは共感という意味で、ぐっと男性に寄せてみるのもいいのではないでしょうか。メンズウォッチの三種の神器である、クロノグラフ、ダイバーズ、パイロットなどの、女性の世界にはない男時計。男性からしたら自分の世界の中にあるものを選んでるなって、ぐっと共感できると思います。

池田 上品な高級時計をしていけないアクティブなシーンには、カジュアルテイストの時計が一本あると便利ですよね。それに女性のおしゃれって、“ハズシ”とか、“意表を突く”とかが、キーワードだったりするじゃないですか。本気のメンズ時計を取り入れるとそのハズシが一気にかなうと思います。


一生モノの時計とは、自分を応援してくれる存在

三尋木 短時間の座談会でしたが、かなり知識が増えました!

篠田 実際に高級時計を手に入れると、もっと知識をつけたいと思いますよ。世界も広がるし、なにより人生において、時計という楽しみが増えます。

磯部 おすすめいただいた時計の写真を見て思ったのが、高級時計って、デニムにもドレスにも、どちらにでも合いますよね? 

池田 そう思います。時計自体に力があるから、どんな服にも合うんです。40代女性って、自分自身もマチュアになっているから、高級時計をかっこよくつけこなせるはずです。

三尋木 あとは、買う勇気かな〜?

篠田 その値段を出すだけの理論武装は必要ですよね(笑)。

磯部  33歳でダイヤ入りのカルティエを買えたんだから、みっひー(三尋木さん)は、40代でも行けるはず!

池田 いい時計って、目に入るだけで気分が上がりますよ。15時間超えた撮影現場でも頑張れますから(笑)。

一同 なるほど!

磯部 時計って男女共通で、今の自分や未来の自分を応援してくれる存在なんですね。みっひー、これを機に本気で見つけよー!


■アンケートでわかった! マリソル読者の時計事情

“男性目線”で選ぶ一生モノの時計選び3

(マリソル6・7月2020年合併号より)

“男性目線”で選ぶ一生モノの時計選び4
“男性目線”で選ぶ一生モノの時計選び5
【Marisol12月号2020年掲載】取材・文/磯部安伽

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