前回の記事では、小柄でもいろいろなニットを着こなしで調整しながら楽しみましょうよ♪といったことをお伝えしました。
要は、着たいと思うニットに、自分の着こなしを合わせるという提案。
今回もそのスタンスは変わらないのですが、「もし、ワンサイズではなくサイズ展開があるニットなら?」にスポットを当てて、より詳しくご紹介したいと思います。
インポートであればXS~LLくらいまで展開されていることも少なくはないですが、なぜか日本のメーカーに関してはフリーサイズとしてワンサイズであることがほとんど。
だから、平均体型からはずれていると、着こなしで調整するしか術がないのですが…
実はコレも過去の話になりつつあります。
なぜなら!!
ここ最近『レディースもメンズも関係なく、自分の好きなサイズを選んで着てください』という新しいスタイルが加わったから。
それが世間に広く知れ渡るキッカケとなったのが【SLOANE】(スローン)だと認識しております。
いやー、わたしも最初はビックリしました。
男女兼用とは何だ?たった5つのサイズ展開で150㎝の女性も180㎝の男性も同じデザインのニットを着ることが可能なのか?と。
今回は、そんなSLOANEニットの実際のところ、徹底的に検証してみましたー。
サイズ感の違いを比較したくsize1とsize2の両方をお借りしました。
早速、size1を着てみます↓
何やらデカいです(汗)
特にフロントインした状態(右端)、かなり前がダブついてますね。
たったワンサイズの差でも、そのシルエットは全然違うことが分かりました。
ただ、だからと言ってジャストサイズを選びましょうって話でもないのだと思います。
どちらが良い悪いではなく、
目指す着こなしや選ぶ色によって自由にセレクトするのが正解かと。
そういった意味で私個人的には、このインディゴブルーの、このデザインなら、size1を選びます。
ブルーという色がパーソナルカラーではないこともあり、ほどよくタイトでキレイめな雰囲気で自分に落とし込んで着たいから。
pants:cobitto×bemi
shoes:manolo blahnik
stole:joshua ellis
bag:maison blue
少し女性らしさを盛る方が、このブルーに関しては私らしいかなと思ってます(^^)
次に、ご紹介するのがコチラ↓
着てみます↓
先ほどのsize2とは違って、かなりコンパクトです。
ただ、、、
この大きくも小さくもないサイズ感とグレーの持つ中性的な印象が相まって、
「普通っぽくて男性っぽい」ような気がしないでもない(汗)
どうせなら、絶妙なサイズ感を活かして、もう少し今っぽく女性らしく着たいもの。
てことで、
skirt:madison blue
shoes:manolo blahnik
bag:hermes
めちゃエエ感じや♥自画自賛(笑)
サイズによって同じニットでも印象は大きく違いますし、着こなし方によってもベストなものは変わってきます。
私のサイズはコレ!と決めてしまうのではなく、どう着たいかによってニットを選ぶ…
ワンサイズ展開では不可能な楽しみ方を可能にしてくれるのが、サイズ展開のあるニットの良いトコロだと思います。
この冬は小柄の枠に捉われず、思い切りニットのオシャレを楽しんでみてはいかがでしょう(^^)
*次回は1月15日(金)公開予定です
- bemi
- 阿部恵美。 身長153cm。
25年間の会社員生活を経て、2019年にパーソナルスタイリストとして独立。
小柄でもバランスよく素敵に見えるコーデ術、もの選びの審美眼は、マリソル編集部も絶賛。ショップマリソルなどでプロデュースする、小柄さん向けの服も、毎回人気。