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今年最後のブログは、ずっと行きたかったお店、CHOMPOOについて。
こちらは、三軒茶屋の有名店Salmon and Troutの名料理人だった森枝幹さんがプロデュースするチェンマイ料理のお店です。
サモトラ(Salmon and Trout)時代から大ファンだった森枝シェフが、新たに手がけるお店はずっと気になっていて早く行きたいと思っていたのですが、コロナの影響があったりでなかなか行けずこの度やっと念願の訪問となりました。
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毎回その独特の感性とクリエイティビティに驚かされ、そして敬服するばかり。
大柄なビジュアルからは想像できない、本当に繊細で洗練された料理。
普通のお店では考えられないような驚きの食材や組み合わせなど、研ぎ澄まされた発想力でできあがる料理はまさに森枝さんにしかできないだろうなと思う品々でした。
そんな才能の塊のような森枝さんプロデュースのこれまたチェンマイ料理という新鮮なジャンルに興味津々でやっと体験することができました。
お品書きのようなものがなかったので、口頭での説明を私が覚え得る限りの記憶力を元にした内容なので悪しからず。。
まずは、前菜プレート的な一皿。
鶏の挽肉をスパイシーに炒めたもの、味の異なる3種類のソーセージ、そして小皿に入ったものが周りの野菜に付けて食べるバーニャカウダ的なお料理。
全てがビジュアル以上のクオリティでした。どれひとつとってもそれぞれゆっくりじっくり味わいたくなるようなものばかり。
どれも複雑味のある繊細な味です。とはいえ、エスニック料理のきつさはなくとてもバランス良く食べやすい味です。
言われなければ何料理かわからないくらいのジャンルレス感。
添えられたミントもほのかにマッチしていました。
茶碗蒸しは、海鮮の旨味が十分に出ていてとても味わい深く、茶碗蒸しの食感がかためにできているのもおもしろかったです。
牡蠣のお好み焼きは、きっと屋台メニュー的なものからの派生かもですが、牡蠣の旨味が凝縮されていて食感は軽くとても美味しい。
さらに、添えられた青梗菜の火入れも完璧。
こちらは、箸休め的な感じで楽しめるお品でした。
と言ってもどちらもクオリティは非常に高いです。
帆立も素材の風味を生かす繊細な味付けと、絶妙な火入れ具合で、料理人の実力の高さが伺えます。
チキンも添えられたチリソースの品の良さにびっくり。
チリソースが美味しいと思ったのはこれが初めてでした。
鯛のラーメンは、最初、タイのラーメンと勘違いしてこれは何の魚ですかと聞いてしまった私。紛らわしくてすいませんと森枝さん。
素晴らしく鯛の風味が含まれたスープはこれ単品でもお店が出せるんじゃないかと思ってしまいました。
そして目にも美味しいカオヤム。
こちらは何の魚か失念しましたが、コンフィしたものが乗り、全てをテーブル上で混ぜてくれて、混ぜたものをいただきます。
はっきり言って最高に美味しい。もうあまりそれ以上言えません。
細かく刻んだリンゴや、香辛菜などと魚のコンフィが香ばしさとコクのアクセントになって絶妙なバランスを繰り広げます。
本当にどちらも素晴らしく上品な味わいでいて、旨味十分。
自家製のヨーグルトで作ったアイスは、驚くほどすっきりとしているのにコクがあって、少し上にかけた塩が絶妙な味わい。
自家製のヨーグルトに関しても、森枝さんのキャラクターが現れた小ネタがあっておもしろかったです。
ワインも、色々な国のおもしろいワインが揃っていて楽しめます。
他にも、珍しい焼酎やジンなどこだわりのセレクトか揃っています。
私は、途中でおすすめの焼酎のソーダ割りを2種類ほどいただきました。空芯菜の炒めや、レッドカレーにぴったりでした。
でも、本当にこの森枝さんは、料理のセンスはもちろんのこと、クリエイティビティ、人柄全てにおいて才能の塊と思える存在。
これからも色々な活動を予定されているとのことで期待しかありません。
ちなみに、CHOMPOOはチェンマイ出身の敏腕シェフが腕を振るっています。
そして、ここではぜひコースでお店の本領を味わっていただくことをお勧めします!