Akemi Nakano/なかの・あけみ
アクセサリー感覚で、まず1色。それだけで、新鮮な自分に
「同じような色に見えても、ニュアンスや質感が微妙に違うのが今年ならでは! 服へのアクセサリー感覚でメイクを少しきかせるだけで、いつものファッションが見違える新しい顔に出会えるんです」と、中野さん。でも、いっぱいあって何を選べばいいかわからない……という人は、好きなファッションのテイストやなりたい印象をもとに、例えば甘口派か辛口派かで春コスメを選ぶと失敗がない。
「甘口派の人は心浮き立つ春めいた色やツヤ感を、辛口派の人は落ち着いた色やマットな質感の春コスメを主役に。ただ、どちらも甘めや辛めに偏りすぎは、野暮ったくなるのでNG! ほかのパーツや塗り方の工夫で甘辛バランスをほどよく調整してみて」(中野さん)
甘口派におくる春メイク
甘さ一辺倒に仕上げず、ビターカラーの投入や入れ方の工夫で辛さをトッピングするのが大人メイクのコツ。
NEO赤みトーンメイクで好感度もおしゃれ感もプラス
赤みトーンメイクの流行は、春も継続。シンプルなファッションも顔に赤みが加わるだけで、途端に華やかで柔らかなムードが漂うからおすすめ。ただ、もったりしないようシャドウやラインにオレンジをきかせたり、リップはビターブラウンを選んで甘辛調整を。さらに、チークは顔立ちが引き締まる三角フォルムに。ほわんと好感度が高いのに、おしゃれな大人メイクの完成。
使用コスメ
1.甘ツヤチーク
EX01¥3,200(限定品)/セルヴォーク
2.目がぱっちりする、赤みパレット
「くすまず、腫れぼったさがないから使いやすいんです。小さい目もとも簡単に大きく!」 ルナソル アイカラーレーション 11¥6,200/カネボウ化粧品(1/22発売)
3.ほんのりビターなブラウン
「ベルベット質感のマットブラウンは、赤みがありながらもビターな印象」。使い勝手のいい、ベージュ寄りのブラウン。ルージュ アリュール ヴェルヴェット ル リオン ドゥ シャネル 237¥4,500/シャネル(2/5限定発売)
4.新鮮なオレンジライナー
茶でも黒でもなく、このくすんだオレンジライナーをキワに入れると顔の鮮度が一気に上がる」。ニュアンス アイライナー 101¥3,000/SUQQU(1/8限定発売)
5.洗練ピンクネイル
「手の透明感がきわだつ、絶妙色」。ネイルポリッシュ 117¥1,800/THREE
EYE
2のピンクをまぶた目頭側、オレンジを目じり側と下に塗り、二重幅をブラウンで締める。黒目~目じりは4のラインではね上げ。
CHEEK
チークは入れ方で甘さをトーンダウン。黒目の下から目じり側に向かって三角フォルムに広がるように。輪郭はぼかすのがコツ。
LIP
上唇の山をちょっぴりオーバーめに丸みをつけるように塗り、ムンっ♡とさせて。色がビターなぶん、丸みシルエットで甘辛調整。