Akemi Nakano/なかの・あけみ
アクセサリー感覚で、まず1色。それだけで、新鮮な自分に
「同じような色に見えても、ニュアンスや質感が微妙に違うのが今年ならでは! 服へのアクセサリー感覚でメイクを少しきかせるだけで、いつものファッションが見違える新しい顔に出会えるんです」と、中野さん。でも、いっぱいあって何を選べばいいかわからない……という人は、好きなファッションのテイストやなりたい印象をもとに、例えば甘口派か辛口派かで春コスメを選ぶと失敗がない。
「甘口派の人は心浮き立つ春めいた色やツヤ感を、辛口派の人は落ち着いた色やマットな質感の春コスメを主役に。ただ、どちらも甘めや辛めに偏りすぎは、野暮ったくなるのでNG! ほかのパーツや塗り方の工夫で甘辛バランスをほどよく調整してみて」(中野さん)
甘口派におくる春メイク
甘さ一辺倒に仕上げず、ビターカラーの投入や入れ方の工夫で辛さをトッピングするのが大人メイクのコツ。
軽やかな春色を顔中にちりばめて、大人可愛い顔に♡
すべてのカラーが心地よい、「春が来ました」というメイクがこちら。ハッピーで優しげな雰囲気のザ・春顔に仕上げたかったんです。誰にでも似合う決め手は、シアーな質感のパープルやラベンダーのアイカラー選び。また、オンタイムにも映えるよう、意志を感じさせるフォルムがくっきりした眉とツヤ感が立った頰で、大人はエッジをきかすのがコツ。
使用コスメ
1.淡発色のライトカラーアイブロウ
眉にのせるとパウダリー質感に変化。ミスター・アイブロウ・ペンシル 01¥3,300/パルファム ジバンシイ〔LVMHフレグランスブランズ〕(3/5発売)
2.フレッシュな水ツヤチーク
「ピンクの色もツヤもほどよく、美肌効果も」。スティック グロウ 865¥5,000/パルファン・クリスチャン・ディオール
3.まぶたが明るくなるパープル
「膨張せず、使い勝手がいい」。ヴォランタリー アイズ EX08¥2,000セルヴォーク(ともに1/8限定発売)
4.澄んだラベンダー
ピンクがかったラベンダーで、優しげな印象に。ヴォランタリー アイズ EX11¥2,000/セルヴォーク(ともに1/8限定発売)
5.春めくツヤピンク
「黄みを含み、どんな肌色の人にもマッチ」。保湿力も秀逸。ルージュ ディオール 241(限定色)¥4,500/パルファン・クリスチャン・ディオール
6.クールなシェルカラー
ネイル カラー ポリッシュ129¥2,500/SUQQU(1/8限定発売)
EYE
ふわ眉じゃなく、淡いながらも形を縁取ったキリリ眉に。アイメイクは、キワはラインで締めつつ、上まぶたに3、下に4を。
CHEEK
頰の強いツヤ感で顔の甘さを引き算。頰骨に沿って2をのせ、指でフィックス。高めの位置に入れることで、リフトアップも。
LIP
みずみずしいツヤにあふれた5のリップは、じか塗りでOK! 全体を塗った後、中央のみ重ね塗りすれば、ぷるんとした唇に。