ー韓国の歌手や俳優が、外国のドラマに出るのはめずらしいことですよね。果たして僕にできるかなという思いもありましたが、すごく嬉しかったです。いつもはメンバーと一緒で、ひとりでの生活も初めてで緊張もあるし、日本語で演技ができるのかなと心配もあったんですけど、今は気持ちも盛り上がっていて、現場もいい雰囲気で、むちゃくちゃ大丈夫です(笑)。
●N.Flying のメンバーからの反応はいかがでしたか?
ー最初は、えー、すごいジェヒョン、なんで?(笑)って、すごいって言ってくれました。僕はドラマデビューは事務所の先輩FTISLANDのホンギさんの「モダン・ファーマー」が初めてだったんです。それから色々なドラマに出させてもらいましたが日本のドラマに出るのは初めてだったので、N.Flyingのスンヒョプさんやフェスンさんが、あー、ジェヒョン大丈夫かなあって(笑)。ちょっとジェヒョンは、やんちゃなところもあるしとも言われました(笑)。でも僕がメンバー全員を信じているように、みんなも僕のことを信じてくれていて心の支えになってくれています。
●演ずることの面白さとは?また、難しさとは?
ー面白いことは、僕が何にでもなることができるところ。僕は韓国の年で今28歳なんですけど学生にもなれるし、不思議なパワーを持つ超能力者にもなれる。難しいことは、そのキャラクターを「着る」ことが難しい。今回はユン・ミンジュンという役を着る、役になりきることが難しい。他の人になりきることがいつも難しいですね。正直、ミンジュンのキャラクターは僕と全然違います。でもそれは逆に演じやすい。テコンドーとか難しいところもあるんですが、今は面白いことの方が多いです。
●テコンドーは長く習っていらしたんですか?
ーテコンドーは、韓国では道場のようなところに小学生の頃に通うんです。今回はドラマのために、来日するまえに師匠について、かっこいい型などを勉強してきました。
ーみなさん演技をするときに、集中力がすごいんです。カメラテストのときも、びっくりするほど強く感情を込めて芝居をして。それを目の当たりにして、自分にも必要なことだなと感じました。
●キャストのみなさんと韓国料理のお店に行かれたとか?
ー三原紹子役の安藤玉恵さんに、「ジェヒョンくん、韓国の食材を教えてください」と言われたので、一緒にマーケットに行ったんです。そのあと他のキャストにも連絡して韓国料理を食べに行ったんです。僕はそんなに辛いものが食べれないんですが、涼真ヒョンやまりえさんは結構食べていて意外でした。
●韓国と日本の撮影現場の違いってどんなところでしょう?
ー段取りとかがちょっと違いますね。日本は計画がしっかりと決まっている。韓国ではカメラテストでもいいところがあればそれを使ったりします。韓国は日本よりアドリブが多いと思います。監督さん、カメラ監督さんとかもアドリブが多いんです。
●日本滞在数ヶ月を経て、「星、欲しい」の他に好きな日本語はできましたか?
ー好きな日本語は、やっぱりキラキラ”星、欲しい”ですけど、最近のお気に入りは”どんぐり”です(笑)。これは、日本人にはわからないと思うんですが、韓国人にはめちゃくちゃかわいく聞こえるんです、発音が。撮影現場で結月役の横溝菜帆ちゃんが教えてくれたんです。
●日本に長期滞在してみて発見したこと、感じたことはありますか?
ーひとりで生活したのが初めてで、自分が綺麗好きだってことに気がつきました。メンバーと一緒にいる時は気にして掃除をしたことがあまりなかったけど、ひとりなのでちゃんとやってます。あとは、これはまえから気づいてましたが僕は日本の定食が大好きです。日本に来る2ヶ月前から楽しみにしていました。今はたくさん食べています(笑)。
●同じ事務所のSF9のチャニさんが「SKYキャッスル」で、ロウンさんが「偶然見つけたハル」での演技で人気を博しましたが、周りの方々から演技のアドバイスなどはありましたか?
ーみんなが、演技のアドバイスというより、ひとりで行くから気をつけてと言葉をかけてくれました。仲良くしているSF9のジェユンさんヨンビンさんが、僕には適応能力もあるから心配ないと信じているけど、気をつけて行ってらっしゃいと。
ーファンのみなさんに会いたいです。2020年はZeppツアーをやる予定でしたが、延期になってしまったので、、、。だから僕たち、コロナが終息したらすぐ武道館に行こう!と、話しました。みなさん、ちょっと待っていてください、必ず会いに行きます!それが2021年の抱負です。
●コロナ禍の気分転換法は?モチベーションの上げ方は?
みんながひどい時間を過ごしているけど、ひとりじゃなく、ビデオ通話でもいいから人と繋がるのもいいと思います。10月31日のスンヒョプさんの誕生日もメンバーのみんなと、僕は映像で一緒にケーキとか楽しみました。料理のバトルもできるし(笑)。僕はコチュジャンチゲ作りますとか。ビデオ通話でもいいから人と一緒に話すことが大切だと思います。
●好きな香りはどんな香りですか?
ー僕は入浴剤をよく使っているんですけど、森の匂いを使っていて、すごく良くて気持ちが楽になるんです。
●料理界で有名なペク・ジョンウォン先生を尊敬しているそうですが、彼のレシピでお気に入りベスト3は?
ーペク・ジョンウォン先生は僕の師匠です(笑)。作りやすいレシピが多いんです。まずトップ3はキムチチゲですね。トップ2はコチュジャンチゲ、そしてなんと言ってもタッポックムタン!!鶏の甘辛煮なんですが、自画自賛ではなくて、作りやすいし、味も、わー、これはすごかった!!(前のめりになる)おいしすぎてびっくりしました(笑)。でもこれは僕の実力ではなくて師匠の実力です。
●新しいはまりごとはありますか?
ーまえから好きなんですが、服です。おしゃれな服を着ることが好きですね。いろんなスタイルの服にハマってます。それからひとりで絵を描いてキャラクターを作ることにもはまっています。
●アニメもお好きですよね?日本で流行っている「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」は観ましたか?
ー「鬼滅の刃」は観ました!韓国では日本のアニメ好きの第一世代、第二世代の作品が基本にあって、それを観ていないとアニメ好きじゃないみたいな。「鬼滅」ももちろん観ました!「呪術廻戦」もすごく観たいんです。字幕無くてもいいんです!!
●よく聴いているアーティストや曲があれば教えてください。
ー最近米津玄師さんの「海の幽霊」。これをすごく聴いています。もの悲しい感じがすごく心に響きました。