一度の見直しで、毎月の支出がラクに減る!固定費を見直す【アラフォーからのマネー学#2】

マネー超初心者の編集Pが、ライターNのナビゲートを受けながら、専門家からマネーの基礎を教えてもらう連載の第2回。今回はツライ節約をしなくても支出が減らせてしまう、効果抜群の「固定費の見直し」について。

☆教えてくれた人

飯村久美さん
ファイナンシャルプランナー。FP事務所アイプランニング代表。著書に『一生お金に困らない!貯め方・増やし方』(ナツメ社)など


☆登場人物

  • 一度の見直しで、毎月の支出がラクに減る!固定費を見直す【アラフォーからのマネー学#2】_1_1-1

    ライターN
    マネーコラムニスト。貯蓄と幸せの両立について発信

  • 一度の見直しで、毎月の支出がラクに減る!固定費を見直す【アラフォーからのマネー学#2】_1_1-2

    編集P
    マネー超初心者。40歳でお金の勉強をしようと決意!



■第2回:一度の見直しで、毎月の支出がラクに減る! 固定費を見直す

P あ~、おなかすいた~。

N  ちょっとPさん、どうしたの?

P  前号で自分の「適正支出」を考えて、自分のことがよく見えてきたんです! でも、春の新しい洋服も買いたいし、節約しなきゃと朝ごはんを抜いてきました。

N  えっ、食べるのが大好きなPさんがそんな無謀なことを! 我慢する節約は続かないからやめたほうがいいですよ。今月も専門家に聞きにいきましょう!


外出せずに家にいながらスマホ代と電気代を見直し

I  初めまして、ファイナンシャルプランナーの飯村久美です。支出を減らすならとにかく「固定費」が先決ですよ。

P えっと……「固定費」って? I 「固定費」とは、日々の行動に関係なく一定額かかる費用のこと。気分に応じて使うような食費やファッション代などは「流動費」と呼ぶのですが、流動費で月に1万円我慢するのは大変ですよね?

P はい、ツライです。食事も洋服も我慢するなんて私の生きがいが……(涙)。

I でも固定費なら、見直せば節約効果がずっと続くので、がんばるのは1回だけでOK。まず見直したいのは、スマホ代、電気代、サブスク費用の3つです(下図)。

アラフォーからのマネー学#2_1

固定費のうち、家にいながら今すぐ見直すことができて、多くの人が減らせる余地ありなのがこちらの3つ。ムダなお金を払い続けることのないように、早めに着手しよう。



P 私のスマホ、20代からずっと同じキャリアで、月1万円くらいかかっていて。

I ドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアのスマホで月7000円以上のかたは見直す価値大ですよ。格安SIM等に切り替えれば月2000~3000円ほどに減らせるはず。auなら「UQモバイル」、ソフトバンクなら「ワイモバイル」と、自分が持っているキャリアのサブブランドに切り替えると比較的スムーズです。「マイネオ」もいいですね(下図)。

アラフォーからのマネー学#2_2

UQモバイルは、使わなかったデータを翌月繰り越しできる。ワイモバイルは、10分以内の電話かけ放題が無料で、通話頻度が高い人に◎。スマホ用のメール機能も。マイネオは3大キャリアのどのプランを選ぶかによって金額が異なる。

N マイネオは3大キャリア対応で乗り換えやすいですね。あとは、ドコモが発表した格安の新料金プラン「ahamo」の使い勝手を調べてから検討してみても。

I わが家は家族みんなで格安SIMに乗り換えて、一気にスマホ代が安くなりました。ネットでも申し込めますよ。

P  そっか。外出しなくても、家で切り 替え手続きができるならいいかも!

N  在宅勤務で自宅にいることが多く、家でwi-fiを使える人は、最小限の3GBくらいのプランでも大丈夫かも。格安SIM等を使っている30~40代は、4人に1人もいるし(下図)、ぜひPさんも!

P 同世代も意外と多い……。私にもできる気がしてきました(前のめり)。

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マリソル世代の4人に1人は格安SIM等にしているという割合。「通信状態も悪くなく、使い勝手はほぼ変わらない」「もっと早く切り替えればよかった」という声も!


I そして、次は「電気代」ですね。

P 最近、おうち時間が増えて電気代が気になっていました。エアコンを消し、暗い中で仕事するわけにもいかず……。

I リモートワークが増えているこの時代だからこそ、電気代を見直す効果は大きいですよ。今は電力会社を自分で選べるので、会社を切り替えるだけで安くなるはず。

P 大手の電力会社から変えたら、急に停電になったりしませんか?

N 大丈夫です。格安の電力会社でも、地域の大手電力会社の送配電設備を借りている形なので。私も2年ほど前に電力会社を切り替えたけれど、今までと特に変わらず快適ですよ。

I 見直すには「エネチェンジ」というサイトがおすすめです。今の電気の利用状況などを入力すると、電気代が安くなる電力会社の候補が出てきます。

N エネチェンジの試算によると……夫婦2人暮らしの場合、電力会社の切り替えによって電気代が年間約9000円浮く可能性もあるそう(下図)。

P 切り替えるだけでそんなに!? 私もエネチェンジ、じっくり見てみます!

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東京電力を利用していた夫婦2人暮らしなら、格安電力会社に切り替えると年間約9000円浮く試算に。キャッシュバックキャンペーンも合わせると3万円以上安くなる場合も。





固定費を見直すだけで300万円も浮くことに?

I 最後に「サブスク代」ですね。自粛期間中に〝動画見放題〟などのサービスに入ったりしていませんか?

P ず、ずばりです! でも仕事が忙しくなって、ここ何カ月か全然見ていませんでした。月2000円くらい払いっぱなし……ほかにもいろいろありそうで怖いっ。

N サブスク代はクレジットカード払いにすることが多くて、WEB明細をチェックしないまま支払っていることを忘れているケースも多いので気をつけて!

P カード請求額のメールがきたら「私、またずいぶんとカードで買ったな」って総額だけ見て反省していました。一瞬だけ。

I ぜひ内容も確認してくださいね。それ以外にも、スマホの支払いにひもづけるものもあって気づきにくいから要注意。

P スマホ代が高くても「しゃべりすぎた通話代かな」と思ってしまうかも。

I どんなサブスクに入っているかを一度書き出してみましょう。不要なものはすぐにカットを。また「契約から3カ月間無料」というサービスを4カ月目に解約したいと思ったら、その時期を手帳にメモしておくといいですよ。

N 「4月に解約ね」と思っていても、忘れてしまいますもんね。このサブスク代の見直しも、家で今すぐできますよ。

I お金のことについて考え始めると「投資だ!」と意気込む人もいますが、不要な固定費を削るだけでも大きな前進なんです。固定費で月1万円減らせても効果は薄いと思うかもしれませんが、40歳なら、65歳まであと25年ありますから。

N Pさんがスマホ代で月7000円、電気代で年9000円、サブスク代で月2000円減らせると、1年間で 11万7000円、25年間だと300万円近く浮く計算です。

P さ、300万円(目がハート)。がぜんやる気が出てきました。

N といっても、浮いた1万円を毎月使ってしまったら300万円は幻になるので、ぜひ別の口座へ。

I
 はい、しっかりためておけば旅行代にもできますし、老後資金が心配な人は老後までとっておいてもいいですしね。

P 固定費を見直す効果って大きいですね。ワクワクしてきました。週末にまとめて見直してみます!

【Marisol2月号20201年掲載】イラストレーター/徳永明子 取材・文/西山美紀

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