新年快楽!
牛年吉祥如意!
一年初めの新月です。
お正月を旧暦で祝う中国や韓国では
今日から連休が始まりました。
新暦で正月を祝う日本はマイノリティのようですが、
以前住んでいた韓国でも、
旧正月こそが本物のお正月という認識でした。
1月1日も一応公休日にはなっているけれど、
お祝いムードはゼロ。
そもそも韓国の1月1日なんて寒すぎて、
とてもじゃないけれど新春なんて浮かれていられない気分。
暖かい日差しが戻りつつあることを感じられる、
そんな今の時期にこそ迎える旧正月は、
春の目覚めという言葉がいかにもピッタリで、
ああ、これが自然と共に生きてきた人間の、
本来のお正月なんだなぁ、と思わせるものでした。
東京タワーのたもとで『台湾祭』というイベントが開かれていました。
あいにく会期中に緊急事態宣言が発令されたため
早期終了になってしまったのですが、
その公式ツイッターでわたしの目を捉えたのが
こちらのツイート。
赤いドライフルーツしか知らなかったわたしは、
このリンゴのようなビジュアルにビックリしてしまい、
あまり詳細も確認せずに、いそいそと注文しました。
本当は2月上旬に到着予定だったのですが、
今年は収穫が早かったそうです。
台湾ナツメは春節の時期に収穫され、
その丸い形が平安や家庭円満を表すとされて
中華圏で大切にされてきたフルーツだそうです。
歯触りは日本の梨をもっと固く、サクサク感を強めた感じで、
味と香りは梨とリンゴのちょうど中間。
梨より少し甘味が強いかな、という感じです。
調べたところ、これを乾燥・熟成させると
あのような赤い色になるんだそうです。
そう言われてみれば、
鼻に抜ける香りに、乾燥ナツメを思わせる、
埃っぽいような強い甘みが一瞬混じる気が……。
リンゴと梨とは親戚関係にあたるようで、
●ナツメは:バラ類バラ目クロウメモドキ科ナツメ属
●リンゴは:バラ類バラ目サクラ亜科リンゴ属
●梨は :バラ類バラ目サクラ亜科ナシ属
らしい。
「目」まで同じナツメ↔︎リンゴ&梨が
どれほど近い親戚関係なのかというと
ヒト↔︎霊長類(キツネザル・メガネザルを含む)、くらいの関係らしいので
それほど近くもないですね。
「亜科」まで同じリンゴ↔︎梨になると
ヒト↔︎ゴリラくらい近づくらしいです。(なんの話?)
ビタミンCはレモンの2倍、梨の9倍、リンゴの20倍。
さらにカリウム、リン、鉄分などを含むパワーフードだそう。
(栄養が豊富すぎるので1日1個までにしておいたほうがいい、というコメントも見かけました)
(ってか梨のビタミンCがリンゴより多いの意外! )
(リンゴ頑張れ!)
切ってからしばらく置いておくと
切り口がヌメヌメしてくることだったのですが、
台湾人の友だちに
「それって普通?」
と聞いたところ、
「ナツメはヌメヌメしないよ」
という返事が……。
甘くないハズレも多い、とのことなので、
もしかしたらこのナツメがアタリゆえのヌメリなのかも。
きっとそうだ。
いい一年になる気しかしません。
「生ナツメ」で検索すると
たくさんのオンライン通販ショップで売ってるので
気になる方はぜひお試しくださいね!