FRILL & LACE
フリル&レース
<フリルやレースの服は、それ自体がとてもロマンティックなアイテムです。着るだけで大好きな甘さを堪能できますし、見ているだけでも心がときめきます。ただ、ともすると子供っぽくなってしまったり、そうかと思うと逆に老けてしまったりする一面もあって、アラフォー世代は、フリル&レースの取り扱いに注意が必要なのです。個人的には選び方にルールはないと思っています。マリソル読者であれば派手色を選ぶ人はいないはず。ホワイト、ブラック、ベージュ、ブラウンなど、基本的にはベーシックカラー。甘ブームの今はアイテムも多岐にわたりますし、素材もコットンから化繊のレースまで、今シーズンはさまざま。気を遣うべきは一点のみ。コーディネートです。そう、とにかく辛口に仕上げること。もっと言うならば、〝オヤジ要素〞を加えて仕上げる。それくらいの着地点がちょうどいいのです(スタイリスト 徳原文子さん)>
写真右から)白シャツ¥38,500/エスケーパーズオンライン(ブーリエンヌ) ワンピース¥176,000/エブールギンザシックス(ebure) 靴¥102,300/ジミー チュウ 黒ブラウス¥41,800/ウィム ガゼット青山店(ウィム ガゼット) ベージュシャツ¥24,200/ユナイテッドアローズ 青山 ウィメンズストア(ダリア)
とびきり甘い丸襟のレースシャツ。ブラウンのカーディガンで〝オヤジ要素〞と、ボタンを開けて〝色っぽさ〞を加味
「もしもこのシャツが普通の白シャツだったとしたら、シンプルすぎるのではないかと思うくらいの着こなし。そのくらいのテンションが、丸襟のレースシャツには似合います。カーディガンは"オヤジ要素"が強いブラウン。デニムはやんちゃなダメージ入り。小物は辛口のかっちりバッグとポインテッドトゥヒール。そして仕上げに一番上のボタンを開ける。細部に気を配れば配るだけ、レースアイテムは大人に寄り添ってくれるはずです」。
☆VARIATION
まさに主役級の存在感を放つレースのワンピースとスカートの最旬の着こなしをお届け。オヤジ足しや辛口足しで、レースがもつ圧倒的な甘さをクールダウンさせて。
グレンチェックのジャケットで、白レースに〝オヤジ足し〞
「ヴィンテージライクな白のレースワンピースには、オーバーサイズのテーラードジャケットが好相性です。無地のジャケットを合わせてみたら"オヤジ度"が足りず、よりオヤジっぽいグレンチェックのジャケットを探してコーディネート。甘さがマイナスされました!」
糖度の高いスカートには、黒トップス&サンダルの強さが効果的
「ティアードのレーススカートは、フリル&レースジャンルの中でも、糖度がかなり高めの一枚です。こんな高糖度スカートには黒トップスの強さがてきめんにきく。そして、ビーサンライクなトングサンダルが甘さダウンの決め手に」。
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