先日17歳と4ヶ月で虹の橋(※1)を
渡りました。
ミニチュアシュナウザーだったのですが
平均的な寿命は13歳前後なので17歳は
天寿を全うしたと思います。
作者不明なのですが
【Rainbow Bridge】という詩があり
ペットの飼い主さん達の間で
語り継がれています。
そのため、亡くなると虹の橋を渡る。
虹組さん。などと言います。
犬を家族に迎え、不慮の事故で亡くなり
家族がペットロスになった際
スーパーの貼り紙で出会ったのが
ニコルさんでした。
飼い主さんから引き取った時の
まだ6ヶ月くらいの仔犬は
ぬいぐるみのようにむくむくで。
家族全員メロメロ。
それから月日が経ち
一人暮らしから実家へ戻り
結婚するまでの8年
仲良く過ごしました。
時には、恋愛の相談をのってもらったり。
悔しい事があった時には、夜中でも
海の散歩に付き合ってもらったり。
本当に兄弟のようにすごしました。
結婚し、実家を離れても帰るたびに
全身で喜びを表現してくれる姿は
本当に可愛かったです。
父が家には戻れない状況だったので
ニコルさんを、我が家に迎える事にしたのですが、その時には15歳。
散歩には行きたがらず、ずっと寝ている。
トイレは外派だったのに、出来なく
なっていて名前を呼んでも
あまり反応しない。
シニア犬なので、当たり前なのですが
受け入れるまで、中々の時間が
かかりました。
オムツをしたり、ハーネスで
お散歩に行ったり。
病院の先生にも、沢山相談に
乗って頂きました。
迎えたころから
脳幹の疾患による前庭疾患でグルグル
徘徊が始まり段々とたてなくなり、
寝たきりになってしまいました。
ご飯だけは、立って食べさせてあげたいと
犬用のリラクッションという
介護用のクッションを購入し
お水は2時間おきに抱えて
飲ませてあげたり。
床ずれにならないように、体位を
こまめにかえたり。
おむつを替えて欲しい時に、
甘えた声をだしたり
目はみえていたので、姿を
追ったりする姿は
仔犬の時にはない、シニア犬の
愛おしさがたまらなかったです。
今まで、家族を癒してくれたので
今度は私たちが彼を癒してあげる番。
色々と工夫をしたり
SNSでハイシニア犬をお世話している方に聞いたりと、お互いにストレスに
ならないよう努めました。
癒しをくれた彼とも、ついにお別れの
時を迎えました。
いつかは来るお別れの時。
そう遠くはないと分かってはいても
いざ直面すると、自分はちゃんと
お世話できただろうか?と
沈思黙考を繰り返してしまいました。
言葉が話せない家族の延命治療は
人間のエゴ。という考えも分かるし
1分でも長く一緒に過ごしたいと思う。
それぞれの家族で考え方があるので
一概にこれが良い。とは言えないのも
分かります。
それなりな年月が経った時には
家族で、何かあったときにどうするのか。を是非、話し合ってほしいと思いました。
かかりつけの先生にも相談に
乗っていただくのも
いざという時に、前もって話していれば
家族の考えを汲み取って下さると
思います。
沢山ありましたが
お世話をさせてくれて、ありがとう。と
今は言えます。本当に幸せでした。
沢山の幸せを運んでくれた彼には感謝しかありません。
現在、飼っていらっしゃる方は、
その時が来た時に悔いが残らないように。
これから迎え入れようと
考えている方は、介護までの長い
スパンを見据えて
最期を是非、考えてみて下さい。